四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月19日38日目)

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行程等基本データ

□月日:令和5年4月19日(38日目)

□天気:午前☁/午後☁

□歩いた時間 7時間38分/日

(6時50分宿発~14時28分着)

□巡拝寺院 5寺巡拝

(54番札所〜58番札所)

□歩いた距離19.2㎞ 

□平均速度2.5㎞/h

□高低差:253m

     2m↔255m

□行程の特徴 平坦な道を街中にある4つの札所を巡拝し、5つ目の札所は標高255mにある58番札所仙遊寺です。遍路転がしにはなっていないのですが、歩きお遍路の中では遍路転がしになっている場所です。舗装された急勾配の道から参道に入ると、大変な勾配の石段が長く続きます。この辺が遍路転がしと同等と言われるゆえんのようです。今日は、そこの宿坊に泊まります。

  

□本日の行程地形(時間軸×標高)

仙遊寺は遍路転がしだろう!

心身の状態・特記事項(感想)

□身体的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○

午前は平坦な道を歩き、午後からは遍路転がしと同様の遍路道でした。それでも、今日は宿坊泊まりなので、いわば片道だけなので、距離は短くて時間的にも早めに宿に入りました。

精神的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○ 

今日は、バスでの団体お遍路さんとかち合うことが多くて、先達さんが抱える納経帳を見て、「あの後になったら1時間待ちになる」等と思い、少々焦りました。タイミングが悪いと悲惨なことになるのですが、たまたま、今日はそうならないですみました。

□受けた「おせったい」 

湿布とおはぎ? 札所で休んでいたら、「大変そうですね、これ使って下さい」と、頂いたのが湿布です。また、昼時だったのでおはぎ?を頂きました。ようく見ているな〜と、感心していたら、更に「こんなに大きな花は初めてみた!」と、金剛杖を繁々と見ていました。休憩所で休んでいた方でした。何をしていた方がなのか分かりませんが有り難いです。

ミカン 「お遍路さん、おせった〜い」と、坂道の途中で手渡され、そのまま走り去って行きました。私は急勾配の坂でゼイゼイしており、息を整えてお礼をしようとしたときには、もう走り去っていました。

□特記事項(感想) 高知県までは、全く団体のお遍路さんは見なかったのですが、愛媛県に入ってからは、結構見かけるようになりました。四月に入ったからかも知れません。

団体のお遍路さんを見ると、「こんなにいるんだ!」と感心します。歩いている時は、ほぼほぼ一人で、札所に着くと結構な人数のお遍路さんがいます。これからは、益々多くなるかも知れません。

歩きお遍路は、一期一会を実感しながら一歩いっぽ積み重ねている感じかします。南三陸町で被災者支援をしていた時、支援員さん達には、「皆さんは、今、1000年に一度の時の中にいる。今、その時の中にいるのには、きっと理由かをあるはずだ。今は分からないかが、いつかきっと分かるときがくる。その時迄、精一杯心を尽くそう」、というようなことを言いました。

同じような感じで、今、私にとって、この歩きお遍路は、どのような意味があるのか全くわかりません。でも、いつかきっと分かるときがの来るような気もします。なので、今は、一期一会の中でとにかく歩き続ける、それに尽きるようです。

 

□明日の行程の留意点 明日も、平坦な道を歩きます。今日の下り坂の分が加算されるので、30km近くになります。特別大変な所はありませんが、翌々日に遍路転がしが有るので、体力を使わないようにしたいです。

朝に急勾配の下り坂が加わります。

印象に残る写真

団体のお遍路さん(56番札所泰山寺)
仙遊寺に向う参道
仙遊寺からの眺望
58番札所仙遊寺

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月19日38日目)” に対して3件のコメントがあります。

  1. スマイル より:

    金剛杖の先を見て「こんなに大きな花は初めてみた!」という言葉をいただいた、とのこと。昨日の「やっと会えた」と金剛杖を撫でさすっていた女性にも通じるものがあると感じました。
    「今、私にとって、この歩きお遍路は、どのような意味があるのか全くわかりません。でも、いつかきっと分かるときがの来るような気もします」という言葉がありました。金剛杖が物語るように、本間先生をお遍路に駆り立てるもの、その中で経験したすべては確かに何かに繋がっていくと思います。
    人生は先の何かを想定しても意味がないなあ、と思う今日この頃。「事実は小説より奇なり」という言葉通り、いつも現実の方がずっとドラマティックで奇跡の連続ですもの。一番良いのは先生も書いていらしたように「今は、一期一会の中でとにかく歩き続ける、それに尽きる」ではないでしょうか。特筆すべきことがある日も、書こうと思っても思いつくことがない日も同じように・・・私もそのように生きたいな、と思います。

  2. 鈴虫 より:

    行程表には載っていない遍路転がしもあったのですね。お疲れさまでした。

    途中で遭遇した団体さまの写真からは、わちゃわちゃとしたまるで新入生の集まりのような雰囲気が伝わります。確かに、この人数で御朱印を頂くのは時間がかかりそうですから、何とかタイミングをずらしたいところですね。
    昨日は湿布とおはぎ?のおせったいを頂いたそうですが、歩きお遍路ならではのお恵みなのでしょうね。おせったいのバリエーションは想像もつかないほど色々あって感心させられます。
    見たことないほど大きな花とは、上手く杖を使って歩けているという褒め言葉なのでしょうね。

    今朝は急勾配の下り坂から始まるとのこと、屈伸運転をしっかりして膝カックンとならない様にいってらっしゃいませ。

  3. ハチドリ より:

    湿布とおはぎ?をくださった休憩所にいた方は、いったい何をしていた方なのか、私もとても気になりました。

    常に湿布を持っていらっしゃるのでしょうか。もしかしたら、歩きお遍路をしている方をお待ちしていて、何気なく観察をしながらおせったいをし、その後も無事にお遍路が進むようにとお守りくださる守護神みたいな方だったのかも。
    これまでたくさんの歩きお遍路さんの金剛杖の花を見てきたからこそ、「こんな大きなのは初めて見た」と仰ったのでしょうね。

    そしてもう一つの気になったこと。
    なぜ、おはぎのあとに?が付いているのでしょうか。楕円形に握られたご飯のまわりにアンコがついていましたか?それともきな粉、いや、すり胡麻かな。先生が思うおはぎとはちょっと違っていたのかもしれませんが、きっとそれは「おはぎ」です😁!

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