呼吸と記憶の関係

年齢を重ねると記憶は、少々どころか大分弱くなり、どうも喉元まで来るのだが、それ以降言葉として出てこない。これは、何とか超えられないものかと常日頃思っていたところ、面白い記事が目に止まりました。『呼吸と記憶』の関係というもので、特段の努力を必要としないようなので、さっそく飛び付きました。

呼吸のタイミングは「記憶」に関係している、」というものです。暗記のコツは、覚える時に「吐く」。答える時も「吐く」、というものです。そういえば、何を覚えよう、記憶しようとしたときに、書いたり声を出して読んだりしたものです。

兵庫医科大学や愛知県岡崎市にある生理学研究所などの研究チームは、人が覚えた内容を思い出す早さが「覚える時」と「答える時」の“呼吸のタイミング”に左右されるという論文を発表しました。ホントスカヤ!

興味津々で記事を読み進めると、「ポイントは『息を吐いて』暗記・回答」する、とありました。兵庫医科大等によれば、大学生30人に40枚の絵を覚えてもらい、鼻の気流を測りながら暗記・回答する実験を行ったところ、正答率に変化はないものの、答える時が「息を吐ききる前」だと、回答するスピードが最も早くなったということです。しかし、「息を吐ききる前」で答えても、覚えた時の呼吸が「息を吸う瞬間」だと回答スピードは著しく遅くなりました。一方で、覚えた時の呼吸が「息を吐ききる前」だと、回答は早くなったといいます。

つまり、テストで1番早く答えるには、覚える時と答える時の両方で呼吸が「息を吐ききる前」がベストだということです。即ち『息を吐いて暗記・回答する』です。

これらの結果から、“記憶”と“呼吸”のタイミングは強く結びついていて、これまで知らず知らずに行っていた「声を出しながら英単語や詩を覚える行為」は、息を吐ききる前に記憶することにつながるため、効果が高く、理に適っているといえる」覚え方だったのです。また、米国国立訓練研究センターによる学習定着率では、学んだことを下にして、話し合った時50%、験したとき75%、そして教えた(説明した)とき90%の学習定着率があると説明しています。

この結果は、「テスト対策等だけではなく、日常生活における物忘れ対策、スポーツのパフォーマンス、ダンスの振り付け、さまざまな分野への応用が期待されます」と、大学では応用の展開を話しています。

これまで、手に覚えさせる方法でしか記憶の定着を考えてこなかったのですが、これからは変人と思われるかも知れませんが、物忘れ対策にも効果が期待できそうなので、声を出して覚えることも試してみたいと思っています。

出典・参考:CBCテレビ5/21(木) 14:00配信

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です