四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(3月25日13日目)

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行程等基本データ

□月日:令和5年3月25日(13日目)

□天気:午前☔/午後☁

□歩いた時間 8時間30分/日

(6時30宿発~15時00分着)

□巡拝寺院:1寺巡拝

(27番札所~番札所)

□歩いた距離:19.4㎞ 

□平均速度2.5

㎞/h

□高低差:425m

     3m↔430m 

□行程の特徴 朝一番に430mの位置にある遍路転がし27番札所神峯寺(こうのみねじ)を参拝し、その後は、平坦な道を歩きます。

今日は、戻りのルートは、1km程のロスで宿に戻れるので、重い荷物は宿において登ることが出来ました。

27番札所神峯寺は、短い距離で高度を上げる急峻な登り下りです。昨日夜から雨りで、今朝も雨の中の宿を出ました。

中程までは車道で、その後はつづら折りの車道を串刺しするように遍路道があります。車道は、軽トラックが後輪を空転させながら登るほどの急勾配で、雨水が走っています。

余りの急勾配でつづら折りの車道を更に45度程度に斜めに登り、また45度で折り返す。そんな風に、車道一杯を使って斜めに登りました。当然、距離は長くなるのですが、多少勾配を緩くしたのぼりが出来ます。帰りは、60度角で折り返す様に少しだけ直線近い歩き方をしました。

後半の、車道を串刺するような遍路道は、ほぼ直登状態でした。遍路道の石や落葉は、雨で濡れとても滑りやすく、とてもきつい登りでした。

更に気を使ったのは、何回か登っている経験者から、「マムシが出るから気をつけて!」と、何人かから助言されました。そんなこともあって、遍路道は、木の根や枝を見るたびに、足を止める状態でした。急勾配、滑る、マムシが怖い。息が切れるだけだなく恐い遍路転がしでした。

下り終えてからは、平坦な国道でした。朝一番の急峻な登り下りを終えてからは、雨も上がり、これまでと比べると短い距離だったので助かりました。20km程度で終わると、大きなダメージを残すことなく歩ける様です。

□本日の行程地形(時間軸×標高)

雨の中な遍路転がし

心身の状態・特記事項(感想)

□身体的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○

昨日見つけた水疱は、今日の雨な中での遍路転がしで、拡大を心配していたのですが、何とか現状維持に留めることが出来ました。

これは、いくこオイルとテーピングのお陰と喜んでいます。足底筋膜炎対策もテーピングを試して見ました。効果が合ったと明確には言えないのですが、それほど酷くなっていないので、明日もやってみようと思っています。

精神的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○  

朝一番の遍路転がしで濡れた衣服を歩いて乾かす感じでした。

こんな状態でも、距離が短いので、比較的淡々と歩いている状態でした。気持ちの振れが、小さくなっている感じがします。

歩きお遍路の最中は、出来るだけ一人で淡々と時間を刻みたいた思っているので、宿にいても食事をすますと、直ぐに部屋に籠もる様にしています。こんなことも影響しているのかも知れません。

□受けた「おせったい」 

説教(法話) 遍路転がしから戻って宿においた荷物を詰替でていた時、部屋掃除をしていた宿の方と、「お世話になりました」た、お礼をしたことを契機に、お話しを聴く感じになりました。

その方は、経営者ではなく、頼まれて仕事しているとのことでした。そんな中で、仏教の話やお大師様の考え等についてお話しして下さいました。とても丁寧に様々な教えの意味などについて、穏やかな口調で静かに説いて下さいました。

私の感覚は、お寺の修行僧なのではないかと思いました。とても詳しいし、自分の考えを強いたりせず、今の時間の、話す、聴く、これも何かの「縁」による導きだと言います。

私も、このような状態での説教は、単なる偶然では説明出来ないように思えました。また、お話ししようと思える人はそう多くない。また、お話しをしっかり聴いてくれる人もそう多くない。なので、この今は、「縁」なので、つくろうとしてつくれるものでないとも言っています。気持ちが穏やかになる時間でした。

□特記事項(感想)

今日のおせったい(説教)を頂き、共感することが多々ありました。他者との関わりは、何かの導きとしか思えないようなことがあります。話も聴きたくなる人、話したくなる人、理由はわからないけど、その人でないとダメだと言うことが多々あるような気がします。

今日のおせったい「説教」(法話)は、そんなことの確信を感じさせてくれる一時となりました。

 

□明日の行程の留意点 雨の中を23km程、淡々と歩く、そんな一日です。

土佐湾沿いを淡々と歩く

印象に残る写真・感想(特記事項)

仁王門からの150段の石段
雨にけむる27番札所神峯寺
よさこい秘話
なんだって!

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(3月25日13日目)” に対して7件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    こちらは今、どしゃ降りです。
    でも、ゴアテックスのスニーカー👟を履いているので濡れない!と感動しています。

    昨日の重い荷物を置いての歩きは、やはり楽でしたか?ちゃんと結果に出ているように思います。それは、歩いた距離が19.4kmで所用時間は8時間30分のようですが、本日の行程地形を見ると17km9時間のコースのようですよ。素晴らしい👏👏👏
    もう、シャッシャッと歩いているのではないでしょうか。

    前日の青空の写真も素敵でしたが、雨にけむる仁王門からの150段の石段と27番札所神峯寺の写真、そこにしばらく佇んでいたい雰囲気がありますね。

    『なんだって!』もありがとうございます。郁子さんは、野口雨情のゆかりの宿のことを書いていましたが、私はどうしても野菜に反応してしまいました。「きぬさやいんげん」、そうなんだ~と思いました。

    そして、昨日のおせったいのところに書いてあった『縁』のお話。昨日、こちらのねっぱす隊のみんなで集まる機会があったのですが、そこに初めて来た子供を連れた若いお母さんと隣同士になりました。もちろん初めてお話もしたのに、その若いお母さんが「私、子育てしているお母さんたちが集まるカフェをしたいんです。そこでお下がりの洋服なんか交換したり、もらったり出来たらいいかな…って」と話しかけてくれました。鳥肌立つくらい嬉しくなり、もちろん私の頭にすぐに浮かんだのは『マルシェカフェ☕️✨』。たこ焼きそっちのけでウエブサイトを開き、見せたら何とタイムリーにマルシェカフェの日でした💞
    いくつかの重なる「縁」を感じたひとときとなりました。

    さて、雨の1日だったと思います。
    お風呂にゆっくり浸かり、温かくしてお過ごしください。

  2. スマイル より:

    荷物を置いて登れたことは、本当に良かったですね。いくこオイル万歳!これからのお遍路のご加護もお祈りいたします。
    今日は鈴虫さんが「OOCバッジ」を受け取りに南三陸から富谷までいらしてくださるのです。きっとお遍路の話で盛り上がるのではないかしら。これも私たちの「おせっかい(おせったい?)」と受け止めていただければ幸いです。

  3. いくこ より:

    札所の写真、美しいですね。毎回ありがたい気持ちになります。
    おそらくスマホで撮られていると思いますが、対象への思い入れが映像にでるのでしょうか。
    宿でも素晴らしい出会い、読んでいて嬉しい気持ちになりました。
    今日26日は全国的に雨模様のようです、守られて一日歩かれますように。

    1. いくこ より:

      追伸
      いわき湯本温泉にある野口雨情ゆかりの宿というところに先月行きました。
      なんだかリンクしたようで面白いですね。

      1. ハチドリ より:

        いくこさん、うん、なんかリンクしたかも🤗

  4. 黒かりんとう より:

    おはようございます。
    昨日の雨の中の写真、いつまでも眺めていたい気分です。ありがとうございます✨
    今日も朝から雨の中のようですが、良い時間となりますように、行ってらっしゃい。

  5. 鈴虫 より:

    今日はなんとも苦しい急勾配だったようです。
    その行程を行くには有り難く、重い荷物をお宿に置けたことが今日の幸いでしたね。
    坂をジグザグに歩く工夫で幾らかでも足や膝への負担が和らいだことでしょう。
    経験のある方からのマムシに注意のアドバイスで怖かったとのことですが、マムシを用心しながらいつも以上に足元に集中して歩くことが出来たのではありませんか。
    もしその情報が無かったら、辛いしんどいと別な所に神経が散り散りになり、滑ったり転んだりにつながっていたかもしれませんからね。
    何もかもが今日の厳しい遍路転がしを乗り切るために必要な支えになったのでしょう。
    お疲れさまでした。
    明日は平たんな道のりのようです、いいご縁に恵まれる一日でありますように。

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