3月11日、一日だけの特別なQSL Card(東日本大震災追悼)

宮城県では、東日本大震災で亡くなられた方々に追悼の意を表し、震災の記憶を風化させることなく後世に伝えるとともに、震災からの復興を誓う日として「みやぎ鎮魂の日を定める条例」(2013(平成25)年4月1日施行)を制定し3月11日を「みやぎ鎮魂の日」と定めています。私たち宮城県民は、東日本大震災で被災し、又は直接的な被害を免れても、ほぼ全員が何らかの形で東日本大震災で犠牲になった方々やそのご家族及び大きな損害を被った方々と直接間接に関わりを持っています。

東日本大震災で被災経験を持つ私たちは、いつ来るともわからない災害への備えを、全ての国民が意識するために、被災の様子や災害とどの様に関わり対処したか等々の知恵を後世に伝える義務を持っていると考えています。

この様なことから、単なる趣味の世界ではありますが、アマチュア無線で交信する全国の方々に対して、東日本大震災を忘れることなく、犠牲になった方々への鎮魂とご遺族に対するお悔やみ、そしていつ来るかも知れない災害への備えを啓発する為に、交信証は3月11日一日だけの特別なQSL Cardを発行しました。

たいした発行枚数では有りませんが、交信した局長一人ひとりに、宮城県民としてご支援頂いた御礼をすると共に、災害への備えの啓発を申し上げました。1年に一回だけでも、個人ができる些細な取り組みですが、「3月11日を忘れない」を伝える、そんな取り組みが必要なのではないかと思っています。

変わって、アマチュア無線DX Contestのお話しです。先月2月26日から27日にかけてフランスを中心に行われたREF French Contest は全く交信ができず惨敗でした。リベンジで取り組んだ3月5日から6日に行われた米国・カナダを交信の対象とするARRL International DX Contest は35局と交信できました。他のバリバリやっている人から見たら甘ちゃんなのでしょうが、私としては満足しています。昨年はたったの4局でしたから、私にとっては大進歩です。これは送信出力50Wから200Wにパワーアップした成果です。200Wの威力は絶大です。しかし、米国の局や日本でアクティブにやっている局長さんは最大出力1KWで交信しています。とても太刀打ちできません。

今月26日には、2022 CQ World-Wide WPX Contest があります。これは、全世界が交信相手になります。今からとても楽しみにしています。

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

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