役割のある人生を支える『縁側日和』

去る3月3日(日)に『縁側日和』(南三陸町歌津田の浦地区)が開催されました。縁側日和は、何処にでもあるオレンジカフェであり、地域のお茶っこ会です。

お茶っこ会は、東日本大震災以降、サードプレイス(third place)として多くの場所で行われる様になりました。サードプレースとは、人生における「家庭」「仕事」以外のストレスが解消できる利害関係のない「居心地の良い場所」を指します。アメリカの社会学者であるレイ・オルデンバーグ(西フロリダ大学社会学部名誉教授)が提唱したものです。

お茶っこ会は、震災時に、避難所あるいは応急仮設住宅という狭い空間から、一歩離れて利害関係の無い、パーソナルスペース(Personal space:他人が自分に近づいても不快に感じない限界の範囲)がしっかりとれる場所が必要となり、集会場等で頻繁に行われるようになりました。そのようなことから、認知症ケア等でもこうした空間が効果的と言うことで「オレンジカフェ」と名付けて、その普及が図られました。

こうした背景を持つオレンジカフェ・地域のお茶っこ会ですが、縁側日和は、もう少し違うところに意味や役割を感じて開催されているようです。高齢者が「住み慣れた地域で暮らし続けたい」という想いを地域みんなで支えようとしています。更に、高齢者自身も、地域の一員として何らかの役割を持ち、自己実現の階段を歩む機会となることを意図しています。

この為、縁側日和では、「わくわく企画」と称して、お茶を飲みながら、大声で笑いながら、それぞれの出番を創っているのです。第一弾は、近所の神社にあった「鈴緒」の新調でした。新調された鈴緒は、これまでに無い小さな鈴が加えられ、お参りする度に、鈴の音が広がります。そして今回行われた第二弾は、全国から生徒を募集することになった南三陸高校「地域みらい留学」の生徒を、縁側日和でお招きし、郷土料理を振る舞うというものです。朝9時から皆さんが田の浦交流センターに集まり腕を振るっていました。

私は、こうした取り組みは、なかなか見ることのない素晴らしい取り組みだと思っています。縁側日和を主宰している三浦さんの基本設計に共感しています。当日は、三浦さんが慕うOOC(おばちゃんおせっかい倶楽部)のメンバーも駆けつけ、学ばせていただいたようです。内容は、それほど驚くこともないようなものなのですが、様々な所に工夫や配慮が行き届いているように感じています。

ここでは、その時の様子を何枚かの写真でご紹介します。そこから、主宰者の想いや願いを感じ取って頂けると幸です。

良い笑顔です、頑張りましたね!
珈琲をすすめながら談笑
OOCお世話係代表挨拶
今回の主役『たこ飯』これに汁物として『けんちん汁』。
これ、おもてなしのてっぱん(王道)です。
主宰者の三浦さんから改めて『縁側日和』の趣旨説明が行われ、これも上映されました
おもてなしの会次第
この日のためにつくった何とかという飾り(名前聞かなかった)
定番のわかめ、これがないと始まらない
テキパキと進みます
二つ同時につくっています。凄いです!
手作りのお皿で盛り付けて下さいました
たこ飯が盛られていきます
これが今回のおもてなしの食事(たこ飯セット?)です。
地域みらい留学生徒さんの顔から美味しさが伝わってきます
彼は、同級生に食事の様子などをライブで配信していた様です
押しかけOOCお世話係代表は、しっかり契約講長さんと意見交換しています
お変わりをすすめる主宰者
この企画を実現して下さった「地域みらい留学」関係者
当然、食前・食後の珈琲はOOCの押しかけ二人組
(いくこ・ハチドリ)
食後は神社に登ってお参りをして記念撮影

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

役割のある人生を支える『縁側日和』” に対して25件のコメントがあります。

  1. マドンナ より:

    お茶っこ会!自分が子供だった頃、子供が学校に行った後で大人が一服する至福の時間がお茶っこ飲みだったと思います。

    お茶っこ飲みはどこの家でも近所の仲良しさんと毎日のようにやってて、漬け物と煮物、季節の野菜のおひたしはテッパン!子供のおやつだってきゅうりや茄子白菜の漬物、お茶の消費も今に比べたら比べ物にならないくらいだったのでは。「こんにぢは~、いだの~?」という声が聞こえたら、ほとんど「上がってお茶っこ飲んでいがいん」と言って招き入れるのが当たり前で、お裾分けの習慣もあるのが普通だった時代でした。

    それが、時代が変わってご近所付き合いも薄くなり、相手の迷惑にならないようにという概念が当たり前の時代になってきたように思います。時代の変化なのかもしれないけど、毎日の当たり前がなくなって、家から気軽に出歩く事も少なくなって物足りない日々を過ごす住民の方々が気軽に集える場所が常時あるといいのにねと思う事があります。ふらっと立ち寄れる喫茶店が近くにあったらいいのにと私も思う事がよくあります。また、たま~にはお洒落して改まってお友だちと出かけて行くようなのもいいなと思います。

    田の浦の皆さんもお茶っこ会で楽しいお話を近所の方とできてとても良い一日になったようですね。特に本間先生が書かれていたように『高齢者自身も、地域の一員として何らかの役割を持ち、自己実現の階段を歩む機会となることを意図しています』と言うところ、皆さんで鈴緒作りをしたり、高校生に地元の美味しい物を振る舞ったりと、なんと素敵なことをしているんだろうと感動しました。

    そして、南三陸という距離的にも遠い場所なのに駆けつけてお手伝いに行ったいくこさんやハチドリさん達のおせっかいぶりにも脱帽です!

    1. キャサリン より:

      そうそう

      お邪魔します〜からの早い段階での準会員自己承認に続き、素早い情報処理能力により役割を得て 即座に笑顔満開での職務遂行のみならず
      氣配り心配りをしながらも共に場作りと時間を愉しむ事も忘れず
      自己肯定感増し増しな方々の
      その総ての在り方に
      憧憬を覚えます✨

      その一歩
      その一言
      その笑顔
      がOOCナノですね😄

      有氣…要るかも…

      1. 鈴虫 より:

        「こんにぢは〜、いだの〜?」で始まるお茶っこ飲みは、どこにでもある見慣れた光景でしたねー。
        私が嫁に来たばかりの頃は、それが始まると「来たよ〜」と呼ばれて強制参加させられたものでした(笑)今では懐かしい思い出です。

        ばあちゃん達にとっては大事な社交の場、それが震災後出来なくなるなんて思いもしなかったでしょう。
        自然と家に引きこもり、近所のニュースにも疎くなる状況は退屈だっただろうなぁと思います。

        そこへ『縁側日和』の居場所が出来たのですから、もう行くっきゃない!
        月に一回の集まりを「まだかまだか」と待ちわびている様子が手に取るように伝わって、みなさんのことが愛おしくなるのです。

        そんな内輪の集まりに駆けつけて、一緒にその場を楽しんでくれたOOCお世話役のおふたりは、筋金入りの「おせっかいおばちゃん」だと、私は今回確信しました!

        私、マドンナさんもキャサリンさんも昭和生まれの『三丁目の夕日』世代ですから、きっと相当なおせっかいおばちゃんではないかと想像していますの😊
        そういう私も、、🤭

      2. ハチドリ より:

        キャサリンさんへ

        自分一人で始めたとしても、あなたは決して一人ではありません。多くの仲間が。あなたのその一歩を励まし支えてくれます。「同じ想いの仲間がいる」という心強さこそこの活動の大きな目的のひとつです。

        思い立ったが吉日。「いいね」と思ったその日があなたの『OOC活動記念日』です。

        OOC健康笑(憲章)より

  2. スマイル より:

    「マスターR」さんより以下のメールをいただいて、代わりにコメント記入しています。鈴虫さんが今年選んだ一文字は「縁」。その一文字を書いてくださったのが書道の師範でもあるマスターRさん。素晴らしい人柄で、私たちNaritaマルシェでもどれほど助けていただいているかわかりません。今年の一文字は特に相手の方とその文字を想って書いてくださったそうで、その想いが綴られたコメントをどうぞみなさん受け取ってください!

    『イベントもみなさんのコメントも素晴らしいですね。

    「縁」とは運命的な結びつきや関係を指す言葉であり、「縁」そのものを尊んで有り難く思う気持ちが「ご縁」の概念です。より多くの人と関わり合い、結ばれ、人間関係を深め、助け合い、より親密なお付き合いにより、良い人間関係が築けたら人生が豊かになり、残りの人生が楽しく過ごせると思い「縁」という字をお選びになったのではないかと思いながら書かせて頂きました。またお会い出来るのを楽しみにしております』

    1. 鈴虫 より:

      マスターRさん
      お正月には『縁』の一文字を素晴らしい書にして頂きました。
      部屋に飾り、その有難い書を眺めては常に沢山のご縁に支えられていることに感謝の思いでいます。
      そしてこの度、私が『縁』を今年の一文字に選んだことに想いを馳せて下さるなんて、まったくおっしゃる通りです。
      ありがとうございました。

      最近になってようやく地域に飛び出したばかりの私です。自分の能力以上のことは出来ませんので、私の身の丈に合った活動をゆっくりと続けていこうと思います。

      今度是非、成田マルシェのマスター席におしかけて美味しいコーヒーをご馳走になりたいと思っていますので、その際はよろしくお願いいたします☕️

      スマイルさん、マスターRさんのコメントを繋いでくださってありがとうございました😊

  3. 浪平 より:

    こんにちは♪
    「縁側日和」
    ハチドリさんから話は聞いていましたが、最初にその名前を聞いた時に、それだけで暖かな日差しとそこに日差しより温かい鈴虫さんとたくさんの人の笑顔が思い浮かびました🥹今回の開催の内容を見て、本当に素敵な方々と知り合えたなぁと感謝の気持ちでいっぱいです(今更かよ!w)

    その場に居る人たち、ひとりひとりが本当に楽しんで、役割を得て、ひとりとしてただの参加者になっていない、これは鈴虫さんが全ての人に気を配ってくださってるからこそなんですね♪そして、写真からたくさんの人の温かさを感じました。いま、また憧れの場所がひとつ増えたのだと嬉しく、そして羨ましい気持ちでいっぱいです☺️

    全ての人に役割を、考えさせられるところでしたが、これも考えてすることではなく、鈴虫さんがどれだけ人に対して思いやりを持っているかなんでしょうね☺️

    若い方からご年配の方、様々な人がいろんなものを抱えて、いろんな思いを持っていて、弱っている人もそうではない人も暖かい陽だまりを求めて集まってくれる場所ですね☀️私も行きたいと思いながらなかなか行けず😢行きたい、参加したいというより、その笑顔と陽だまりの中に居たいという思いが強いです。そう、私もその場に居たいひとりですw

    そしてOOCの人も!さすがです!あの方たちには驚きと感動ばかり貰います!またあの素敵な笑顔に逢いたい〜、となっています❣️みなさんの思いやりと行動力には本当に頭が下がります!(あ、頭下げてる時はあまり見ないで!○ゲが見えちゃうから🙈)
    あー、今回は真面目コメントにするつもりが、最後の最後に、、ついウズウズして書いてしまいました😆

    なんだか思うこと、書きたいことがたくさんありすぎて、たらたらと長文になってしまいました💦(これでも思うことの数%ですがw)またみなさんに逢える日を、そして縁側日和に自分も居られる日を楽しみにしてます😊

    1. 鈴虫 より:

      浪平さん
      『縁側日和』に心を寄せてくださり、浪平さんらしいコメントを有り難く読ませていただきました。

      その場所に集うすべての人にとって、ギブ&テイクが同じ重さであるのがいいと思いませんか?
      私が主催者とはなっているけど、みなさんが主役の縁側日和です。
      本来みなさんが持っている能力を引き出すきっかけを作るのが私の役割りなんだと思っているし、私自身もみなさんによってリーダーシップを発揮させてもらえているんです。
      上手くリード出来なかったとしても、ちょこちょこと軌道修正していけばいいんじゃないですかね。
      だって私はただのおせっかいおばちゃんなんだもの、100点満点なんて無理無理!
      私は赤点を取らないように頑張る💪
      うんとゆる〜く行きましょうよ!

      離れていますが浪江の様子が気になっています。時々様子をこのhpに載せてください、OOCのみんなも喜ぶと思います。
      ありがとうございました✨

      1. 浪平 より:

        鈴虫さん、いつも温かい言葉をありがとうございます♪
        ギブ&テイクが同じ重さ、思っていてもなかなか出来ないこと、それを心に持っていること、それを体現していることが何より素敵だと感じました。
        そこに来る人が主役、これも頭ではわかっていても難しく、今回の縁側日和を見て「これなんだ!」と強く思いました!
        鈴虫さんの素晴らしさを感じながら、自分たちもそうありたいと思わせてもらいました。ありがとうございます😊

        1. 鈴虫 より:

          浪平さん、そしてコメントを下さいました皆さん
          縁側日和が、みなさんにいいねと言って頂けるのは、とても有難いことです。でも、私は特別なことをしているつもりはないのです。では何故か?と、改めて考えてみました。

          もしかして、元々の構想が認知症カフェであることが関係しているのかも知れません。認知症を患って誰かの手を借りないと日常生活が送れなくなった母に、それでも母らしさが垣間見られた時の嬉しさは、今でも私達家族の宝物です。私は縁側日和のあの空間に、母の姿を置いて見ています。暮らしにくさのある人を基準にして気配りし、その人の残された出来ることを引き出して、更に誰かのための行為にすること。この様な場に縁側日和を育んで行きたいと思っているのです。

          おれんじかふぇは認知症の方の為の居場所というくくりですが、今の縁側日和は元気な方々が集っています。でも、これから先、更に年を重ねることで様々な状態になっていきます。そんな時を見据えて、今からいつどんな人が参加しても違和感なく受け入れられるような土壌を作っている段階と考えています。でも、こうした考え方については、特に伝えていません。私の構想の中にあるだけ。こうした私の想いは、これから少しずつ時間をかけて、様々な企画や場面をとおしてみなさんに感じてもらえるようにしていくつもりでいます。

          その前段階として、現段階の『縁側日和』では、自信の無い人にも、体の不自由な人にも、一人も欠くことなく、全員に出番のある居場所だということを地域にわかって貰いたいと思って『わくわく企画』等々も加えながらお楽しみの居場所づくりをしているのです。

          今回、浪平さんを始め沢山の方々からコメントを頂いたおかげで私自身の考えを整理する事が出来ました。今後とも私に貴重な気づきを与えて下さい。ありがとうございました!

    2. いくこ より:

      浪平さん、お久しぶりです。
      コメントでお会いできて嬉しいです、そしてウズウズ!そう来なくちゃ(笑)パソコンの前で一人噴き出してしまいました。
      地域を想う心は意外にも孤独と隣り合わせなことが多いです、だからこそ灯火バッチが選ばれたのだと、あの会場に集った人々の想いに深くうなずきながらバッチを作ったのでした。Naritaマルシェも、良いねと思ってはいてもなかなか参加できなくてとおっしゃる方が多いです、そういう時はいつも「あ~やってるね、良いね」って思っていてくれるだけで嬉しく有難いとお話ししています。本当にそれだけで繋がれるって信じているのです。
      浪平さんのバッチグーなおやじギャグに会えるのを楽しみにしています。

      1. 浪平 より:

        いくこさん、いつも素敵な笑顔をありがとうございます😊
        そして私のオヤジギャグに喜んでくれる稀有な方のひとりです、感謝してますw
        またお逢いしたいです😭
        ただその笑顔を見れるだけで心癒されます!
        そして、私たちの集まりも、参加出来なくてもやっていることを喜んでもらえるようになりたいと思います♪
        いつも、ためになる言葉、ありがとうございます😊

    3. スマイル より:

      きゃー、浪平さん!嬉しい!
      私は浪平さんが私たちのプチ遠足、女子会に美味しいもの抱えて駆けつけてくださった姿を思い出すだけで、なんだか涙が出そうになるのです。嬉しかったのはもちろんなのだけど、私たちはやっぱり仲間を、心通う人を求めているのよね、と確かめ合った瞬間だったような気がして。

      文章には人柄が出ますよね。浪平さんの文章はいつもあったかい。今回もその温かさに包まれました。事情が許せば、いろんなところに神出鬼没で「おしかけおせっかい」しましょう。

      また会える日を楽しみにしています!

      1. 浪平 より:

        スマイルさん、あの時のことをついこの前のことなように感じていただけて嬉しいです😊
        私もあの時のみなさんと逢えた時の笑顔と気持ち、新鮮なまま持っています!
        離れていてもこのように思える相手が居るのって本当に幸せなことです、ありがとうございます❣️
        神出鬼没、いえ、神出鬼出!神も鬼も全部集まってしまえ〜ww
        嫌なこと、辛いことがあっても、みなさんと知り合い、繋がっていることを思い出し頑張ります!
        これからもよろしくお願いします☺️

  4. キャサリン より:

    地域の御年寄の集まり『お茶っ子会』が当地域にもあり、流行り病が収まった去年位から又復活しています。そういうのが在るのだなぁ位の認識でしか無かったのですが、改めてその活動の意図から決断から参加者の嬉しそうなお顔とか、、それにその顔触れの広さ多さに驚かされました!!
    御年寄に限らず、沈みうずくまるような浅い呼吸の日々に喘いでいるかもしれない方々の、ひょっとしたら『ここに来れてよかったー』になっていたり『又次も来たい』だったりしているに違いないですね~、、、
    本当に楽しそうですもの。
    ついうっかりOOC精神・顕彰を忘れがちの私に、ほっこり思い出させて頂けて有難うございます😊
    フィルムも写真も感動&素敵✨です。

    1. 鈴虫 より:

      キャサリンさん
      とてもすんなり心にしみる感想を寄せて下さって、ありがとうございます。
      お年寄りに限らずちょっと気持ちが弱っている時などは、隣の人の肩に寄りかかりたいものですよね。
      そんな温かい関わりがあると、又、頑張れるような気がします。
      それが縁側日和の役割りになるといいなと思っています。

      私達にもステキな仲間がいますもの「あなたが居てくれて良かった」って、遠慮なく寄りかかり合いましょうね、キャサリンさん🍀

      1. キャサリン より:

        拙いコメントに温かな返信をありがとうございます🙇
        0→1のお話を聴いたばかりの今の私。鈴虫さんの起ち上げ時の本音本心での行動力には憧れを覚えます✨更に工夫を凝らしその継続に想いと思いを重ねる姿にまた繋がる方々の意識がかかわって行く様子に愉しみを感じました😂
        次回開催も『決める』のではなく『決まって行く』事には思わず、『あぁそうなんだ~』と、まさしく皆さんのサードプレイスの存在価値に思い至りました。本当に有難うございます✨

    2. スマイル より:

      キャサリンさんの『沈みうずくまるような浅い呼吸の日々に喘いでいるかもしれない方々』という言葉にハッとしました。そう、そういう方達がふと目をあげたら、世界は広かった、温かい居場所もあった、となれたらどんなに素晴らしいでしょう!
      そうして救われた人は、次は自分も誰かを・・・と連鎖していく。そんな愛の連鎖が広がる社会が素敵です。それがOOCなのだと思います。
      また、みんなで集ってこんな話したいですね!

      1. 鈴虫 より:

        キャサリンさんの『沈みうずくまるような浅い呼吸の日々に喘いでいるかもしれない方々』にも寄り添いたい想いに、スマイルさんが共感を伝えています。
        これが社会的想像力の翼を持った考え方ではないかと、私も共感しています。
        なんて素晴らしい連鎖でしょうね。
        みなさんの温かい心が嬉しいです、ありがとうございます!

  5. 鈴虫 より:

    スマイルさん、いくこさん
    コメントありがとうございます。
    『押しかけおせっかいのすすめ』に大賛成です!

    縁側日和を始める時のお誘いに「体が不自由で迷惑かけるから行けない」と言った方がありました。
    でも、私はそういう遠慮をしないでまざれる場にしたいと強く思いました。
    そこから思いついた「味見係」です。
    何も出来ない人なんて居ない、冷たい手を握ってあげたり、人の話を一生懸命聴いてあげたりと出来ることは無限にあると初回にみなさんに伝えました。
    みなさんは良く理解してくれて、誰も取りこぼさないようにと気配りをしてくれます。
    みなさんの様子をみながら『縁側日和』の存在意義を噛みしめています。

    当日は華日和さんから届いた「トゲ抜き地蔵の飴っこ」をみなさんにお配りしたので、あの日のお客様全員が準会員と認定されました🤭(ここでは飴っこにも大切なひと役が付いてます笑)
    ようこそ『縁側日和』へ✨

    1. ハチドリ より:

      鈴虫さん、私が初めて『縁側日和』にお邪魔したのは昨年の12月でした。
      そっと戸をあけ、すでに賑わっていたみなさんのいるテーブルの方におずおず向かっていったら、見知らぬ私に「ほら、あんだの分」と飴っこを2個握らしてもらいました。
      なので私はあの時点で「準会員」ということでしょうか!ヤッター!!

      先日の『縁側日和』も、すべてが楽しかったのですが、その中でもとても感激したことがありました。陽当たりの良い特等席の雛壇にいくこさんと座って、楽しくおしゃべりしながら美味しいお食事をいただいていたら、前に座っていた高齢の方が「後ろにいて話が見えなくてつまんないでしょう。こっちさ来たら~」と、気の毒そうに声をかけてきてくれたんです。
      そんなふうにまわりに気遣いができる、な~んて素敵な人たちだろうと思いました。

      役割のある人生を支える『縁側日和』が、実は、役割のあるみなさんに支えられる『縁側日和』なのかもしれませんよ!

      1. 鈴虫 より:

        ハチドリさん
        「役割りのある人生を支える『縁側日和』が、実は、役割りのあるみなさんに支えられる『縁側日和』なのかもしれませんよ」。そうなんです、私も早いうちからそのように感じていました。

        だから私は、ただ目印の祝い旗をあげて場所を開くだけで、その後はみなさんが来てくれさえすれば『縁側日和』は成り立っているのです。「他人のためは自分のため」まさにその通りです。

        縁側日和が私にとって、自宅と職場以外の私らしくいられる場所になっていることに感謝しなくてはね。いつも的確なコメントを有り難うございます。

  6. いくこ より:

    押しかけおせっかいの感想
    会場について「おじゃまします」と声をかけた時の何気なさ、初めて見た顔だろうとなんだろうとよく来たねという暖かさがありました。なんとなくほっとしてその場にいるという空気感は、いつも関わってきたNaritaマルシェと同じと思いました。そしてそれこそが、そこに集うみなさんはもとより、これからを生きる若い人には大切なものだと感じて、契約会長さんに熱く語ってしまいました。話がはずんでとても楽しかったです。隣で話を聞いていた区長さんも声をかけて下さり、地域を思う暖かいお二人の存在が、この場を支えて下さるのでしょうと嬉しくなりました。

    お料理担当のみなさんの手際、まだ使い慣れていないであろう台所でお料理が次々と出来上がってくるチームワーク、地域の繋がりのなせる業ですね、それは得難い宝物と思いました。

    それから、鈴虫さんのお声がけ「今のうちにお手洗い行ってきてね~、一人で行くのは不安な人一緒に行くから言ってね」とお年寄りを気遣い、「味見をしてもらったおかげでみなさんに美味しいと喜んでもらえました」と最後の挨拶にも一人一人がこの場ですることがあったと感じてもらえるようにと行き届いた配慮でとても勉強になりました、ありがとうございました。

    今回の教訓!OOCの仲間に遠慮は無用!「行きた~い」と声をあげましょう『押しかけおせっかいのすすめ』です!

  7. 鈴虫 より:

    本間先生の写真とともに『縁側日和』おもてなしの会をご紹介していただきまして、ありがとうございます!

    ことの始まりは田の浦の方が南三陸高校の旭桜寮に寮母として食事のお世話に行っていると知った事でした。そこから、他県から来た生徒達に、もっと町の魅力を伝えて「南三陸に来て良かった」と思ってもらいたい、いや、そう言わせたいよねって考えた企画です。そこで、「みんなの得意料理のけんちん汁とタコ飯でおもてなしをしよう」と始めました。

    そこにもひとり一役はお約束、それぞれの出番を作ります。野菜切り係、調理係、「私は何も出来ないから」なんて言う人には一番の大役「味見係」をお願いしました。味見係を置いたおかげでみなさんから「味付けがとってもいい!」「美味しい😋」と大好評でした。「高校生と間違われないように」とお揃いのバンダナを配ると「だぁれ〜間違う訳ないから(笑)」と大爆笑。

    OOCの仲間達には美味しく淹れた珈琲と「話題引き出し係」知らぬ間に名札係やテーブルセッティング等、とにかく気を利かせてくれてありがたかったです。何より皆が喜んだのは、高校生が見事な食べっぷりで何度もおかわりしてくれた事!ばあちゃん達の自己肯定感は爆あがりだったようです。

    会場いっぱいに満たされた美味しい香りと温かい笑顔に、「この企画、大成功!」と小さくガッツポーズの私でした。

    ご参加くださったみなさん、準備段階から沢山の方々に相談にのって頂き後方支援してくださったみなさんに、心から感謝いたします。次はどんな企画が立ち上がるのか神のみぞ知るですが、その際はまた一緒に楽しんでいただけると有難いです。

    追伸
    会場に花を添えたつるし雛は、ばあちゃん達がコツコツ作って家に飾っていたものをこの日の為に貸してくださいました。帰りには別の家に貰われて行ったものもあったみたいです。みんなの得意なことをお披露目出来て良かったです!

    1. スマイル より:

      縁側日和のわくわく企画、ずっと前から駆けつけるつもり満々で準備していたのに、どうしてもの用事が入ってしまい本当に残念でした。お料理の写真を見て、ますます残念!なんと美味しそうなのでしょうか。こんなに豪華だったとは!せめてこの「タコ飯」だけでも・・・と手を伸ばしたくなります。

      それぞれに役割があったことも大成功の秘訣だったと思います。よく「誰一人取り残さない」というフレーズが使われますが、そこには目配り気配りする優しく温かなまなざしが不可欠で、鈴虫さんがまさにその役割をなさったからこその「大成功」だったと思います。みなさんの体も栄養満点になったと思いますが、心こそ栄養満点で帰られたのではないでしょうか。その様子が写真から伝わってきます。本間先生、いつも素敵な場面を切り取ってくださりありがとうございます。

      いくこさんとハチドリさんが駆けつけてくださったことは、まさにOOC精神の体現ですね。次回は私もぜひ・・・田の浦のみなさま、その時はよろしくお願いいたします。

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