四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月28日47日目)

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行程等基本データ

□月日:令和5年4月28日(47日目)

□天気:午前☀/午後☀

□歩いた時間 9時間10分/日

(7時10分宿発~16時20分着)

□巡拝寺院 4寺巡拝

(78番札所〜81番札所)

□歩いた距離:24.5㎞ 

□平均速度2.8㎞/h

□高低差:404m

     2m↔406m 

□行程の特徴 宿を出てから80番札所国分寺までは、平坦地でしたが遍路道のマークが少なくて、ナビを併用しながら歩きました。国分寺からは登り坂となり、4km程が急勾配の遍路道で、山道の登りが3kmで下りが1kmでした。

登りは、先日の様に、つま先で踏ん張るような勾配でした。下りは、沢道のような感じで、水量は少なかったのですが、沢水が流れる足元の悪い中を、落差の大きな階段状になっている遍路道でした。

20kmも歩いてからの遍路転がしは「キツイ」の一言です。遍路転がしの最終章にふさわしい遍路道でした。

  

□本日の行程地形(時間軸×標高)

20km近く歩いてから遍路転がしはキツイ

心身の状態・特記事項(感想)

□身体的状態

 ○  ◇  ○  ○  ○

宿を出てすぐからの、右足の拇指球付近が痛くて、度々足を止めては、靴を履き替えたりしたのですが、一向に改善は見られませんでした。この為、80番札所国分寺で、靴下も脱いて、足を乾かしながら、いつもより長めに休みを取り、足を休ませました。この為、遍路転がしに挑む時間に余裕が無くなってしまい、余り休憩も取れずに遍路転がしを歩く事になってしまいました。そんなこともあって、距離の割には、大変でした。

精神的状態

 ○  ◇  ○  ○  ○  

遍路転がしにじっくり時間をかけて登ることが出来ず、焦ってしまいました。後半は何があるかわからないので、一時間は余裕を持って歩ける様にしたいといつもより思っているのですが、今日はそれがなくて、時計を見ながら先を急ぐ歩き方でした。

□受けた「おせったい」 

生きた学習 79番札所天皇寺を打ち終わって下って来た時、おじいさんとお孫さんらしき二人連れを通り越しました。そうしたら、聴こえて来たのです。お孫さんが私を見て質問したのだとおもいますが、おじいさんらしい方が、「あの方は、お遍路さんといって、四国のお寺を歩いてお参りしているんだよ」と話していたのです。

私は、もっとお遍路のことをお孫さんにお話ししてほしくて、立ち止まり「納め札」をお渡しし「南無大師遍照金剛」を唱えました。その後は、先を急いだのではっきりは聴くことが出来ませんでしたが、きっと、納め札のことや全国からお遍路さんが四国に来ていることなどをお話ししてくれたのではないかと思います。

私は、生きた教材として使ってもらえたことがとても嬉しく感じました。

500円 遍路転がしに入って、車ではこれ以上進めない所に地蔵菩薩が建立されており、そこに花を手向けに来ていた方が、私が、ゼイゼイしながら通りかかると「何か栄養のあるものでも食べる足しにしてください」と、手渡されたのです。何かとても嬉しく何度も頭を下げました。明日、山を下ったら、今日のことを思い出しながら「うどん」食べようと思っています。

□特記事項(感想) 

先日のコメントに、触れていない札所についての記述が有りました。私としては無視しているのではなく、書かない、触れないという選択をしているのです。先に書いたように札所には、様々な考え方があるように感じます。なので、色々と書きたい札所やさほどでもない札所等々と様々です。書いていないことを、自分なりに解釈するのに加えて、書き手がなぜ詳しく書くのか、またはなぜ触れていないのか等々、自分なりに想像しながら読むのも面白いのではないでしょか?

今日は、平坦地もキツかったのに、後半は遍路転がしと、何とも大変でした。そんな中でも、今できることに精一杯取り組む。それでも気がせいてしまう。まだまた修行が足りない自分を感じました。

□明日の行程の留意事項 天気予報では、下り坂のようです。早めに、山の中のアップダウンと長い下り坂を終えたいです。下り切るまでが勝負の一日になります。

午前でバテないようにしよう、先が長い

印象に残る写真

丸亀城(宿の近くに有りました)
78番札所郷照寺縁起
観音様の下に小さな観音様がいっぱい並んでいました。子どもをなくした方々が供養に祀っているそうです
78番札所郷照寺本堂
天井
これを見て初めて鐘を打ちました
79番札所天皇寺
80番札所国分寺の参道
国分寺由来
81番札所白峯寺遍路道からの入口
白峯寺と根香寺間の遍路道とについて
81番札所白峯寺

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月28日47日目)” に対して4件のコメントがあります。

  1. いくこ より:

    おはようございます。
    先生、今日も大変な道のりですね。
    丸亀と言えば我が家でもやはりうどん、特に夫は丸亀製麺が大好きなのでお城の写真に思わず「見て~」と呼んでしまいました。
    讃岐うどんは空海が伝えたという伝承があるそうですね、中国西安のうどんが汁で煮ずにソースをかける食べ方で似ていると本で読みました。加えてOOCの時にメッセージを寄せてくれたジンちゃんはたしか西安の出身です、ご縁を感じますね。
    500円、生卵をつけることができそうですね、楽しみに歩かれますように。

  2. スマイル より:

    おじいさんとお孫さんの会話、お遍路の姿を教材としていただいたこと、本間先生ご自身もとても嬉しかったと思いますが、そのような会話を交わせる日常をおじいさまも嬉しく思い、お孫さんは自分の目で見た姿を心に焼き付けることでしょう。なんと素敵な光景だろうと、心に染み入りました。
    「何か栄養のあるものを・・・」といただいた500円でいただく「うどん」は忘れ難い味となることでしょうね。ひとつひとつが、貴重な出逢いですね。
    それにしても、足の痛みのところを読んでドキドキしました。痛みの不安を抱えながら歩くのはエネルギーをかなり使うことと思います。これから先もそれぞれに大変な道のりが続きます。ご加護を一層お祈りしています。

  3. 鈴虫 より:

    先生、昨日の私の記録されない札所についてのコメントに解答をありがとうございました。
    書かないことに理由があることは、きっとそうなのでしょうと思うのですが、私はつい目には見えないものをなぜ?どうして?と考える傾向があるようです。
    目に見えないものは想像してみるという楽しみ方、練習してみます。ありがとうございます。

    昨日苦労して登ったくらい、今日は下らなければならないのですね。
    足元を気をつけてと声がけしてきましたが、下ばかり向いているのは心肺機能の低下を招くとともに、気持ちもブルーになりがちなんですって。私もつい最近、お友だちに教えていただきました。
    足元と時々伸びをして空や景色も楽しんでください😊

  4. ハチドリ より:

    遍路転がしの最終章にふさわしい「キツイ」お遍路、お疲れさまでした🤗

    丸亀城!?
    あの丸亀製麺の「丸亀」ですよね。
    私は今夜、「りつりん」と書かれた讃岐うどんを買い、シンプルにしょうが醤油で2人前を食べてしまいました。朝に「セリのおひたしをしょうが醤油で食べた」と言う記事を成田マルシェのウエブサイトで読んで、どうしてもしょうがで食べたかったのです。

    鐘を撞いたとのこと。どんな音色だったのでしょう。龍神は現れなかったでしょうか?

    明日は高松に入るのですね? 天気予報では下り坂とのこと、早めに出発して山の中のアップダウンと無事に下り切ってください。そして、先生もぜひ讃岐うどんを召し上がってください。(あ~、どうしても私は食べ物の話ばかり😅)

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