四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月3日22日目)

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行程等基本データ

□月日:令和5年4月3日(22日目)

□天気:午前☀/午後☀

□歩いた時間 8時間20分/日

(7時15分宿発~15時35分着)

□巡拝寺院:寺巡拝

(番札所~番札所)

□歩いた距離:28.7㎞ 

□平均速度3.4㎞/h

□高低差:57m

     3m↔60m 

□行程の特徴 本日の行程は、緩いアップダウンを繰り返しながら、ひたすら歩きました。

途中、日本最後の清流と言われている「四万十川」を渡ることも出来ました。渡し船が有るのですが、今日は風が強くて波が高く、船を出せないという事でした(残念!)。

昨日の30km超えではありませんが、今日も28.7kmと長い距離でした。でも、きつい遍路道はなかったので、助かりました。

□本日の行程地形(時間軸×標高)

四万十川を渡しました

心身の状態・特記事項(感想)

□身体的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○

昨日は、午前中に急勾配の遍路道があり、午後からはとても長い距離を歩いたので、捻挫した足首には大変でした。

しかし、今日は、距離はあっても遍路道がなかったので、何とか歩き切ることぎ出来ました。

楽しみにしていた、四万十川を小舟で渡る、「下田の渡し」は、風が強くて波が高く、船は出さないでとのことで、遠回りして四万十大橋を渡りました。それでも十分堪能出来ました。

足は痛くて止まる程ではありませんが、午後からは痛くなります。なので、ゆっくり歩いています。疲れてもいるので、この様な歩きでもいいように思っています。

精神的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○  

昨日の、足を引きずりながら宿に着く様な状況からすると今日は、余裕はありませんが、三時過ぎには宿に着けて、食事の時間まで足を冷やしたり出来ています。この様な時間を持てると気持ちも穏やかになれます。

□受けた「おせったい」 

土佐湾から吹き上げる涼しい風 自然の恵みは、疲れた身体を優しく通り過ぎて行きます。とても心地よい風な身体のメンテナンスをしてもらった感じでした。

□特記事項(感想) スマイルさんの、いつかのコメントに、「明日のとことより、今を大切に!明日のことは明日考えましょう」、との助言がありました。水疱ができて「明日どうしょう」と不安になっていた時のことです。

ここ数日、左足首の捻挫で、思うように歩けず、明日の事は全く予測できず、今日、今を、精一杯歩くことにだけ気持を向けて来ました。今の一歩を丁寧に重ねることだけ意識して歩きました。

今の私には「明日」はないのです。目の前の一歩を踏み出すことは、明日を目指しているのではなく、今を積み重ねているのだと思えるようになりました。今日、この一瞬を積み重ね、この時間を過去にしていく。そうすることで、自分の踏み跡が残って行く。

一日が終わり、また、新しい今日に取り組む。今日、今の積み重ねがあって、明日は無いなかも知れない。

もしかしたら、「明日」とは、今に余裕の有る状況や根拠のない楽観が生み出す幻想のような気がして来ました。あるのは、今を他者の支えを下にして精一杯生きる、それだけなのではないかと。

これは、決して刹那的な考え方がではなく、今を大切に生きるということの大切さを語っているように思えます。

 

□明日の行程の留意点 アップダウンを繰り返しながら足摺岬を目指します。

三日かけて38番札所金剛福寺へ

印象に残る写真・感想(特記事項)

四万十川
大文字山
歴史にしていないのがいいね!
吹き上げる涼しい風

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月3日22日目)” に対して5件のコメントがあります。

  1. 鈴虫 より:

    私もいつか行ってみたいと惹かれている四万十川の景色を見せていただいてありがとうございます。
    今回のご報告からは、前日よりは幾分気分も晴れやかな印象を持ちました。

    怪我をしてからのお遍路は、まさに明日のことはわからない状態だったことでしょう。

    それは、私が支援員になりたての頃の心境と似ているのではないかと思っています。
    踏み込んでしまった所は全く未知の世界で、自分には何の覚悟も知識も無く丸腰の状態で、とても続けられる自信が持てませんでした。
    今日で終わりだ、もう辞めようと思いながら、でも、今日一日を終えればまた明日と、目の前のことをひとつずつ行っていきました。
    毎日が新たな課題、次々と押し寄せる課題に真剣に向き合いながら、いつしかそうすることがあたりまえの日常になっていました。
    昨日とは違う私を実感しながら、大いに成長させられた日々。

    先生、今日もお疲れさまです。
    明日もまた一歩ずつ進んでください。

  2. いくこ より:

    先生、声、お元気そうですね。
    我が家で四万十川と言えば、青海苔です。生協の注文書に記載があって時折注文しますが青々として美しい海苔です(鈴虫さんに宮城県産を!と言われそうですが、焼き海苔は宮城県産を頂いています!(笑))。

    昨日は万全とは言えない体調で時速3キロ越えでしたね、今日も元気に歩き通されますように。

    1. 鈴虫 より:

      いくこさん
      日本最後の清流、四万十川の青海苔なら、きっと美しい色なのでしょうね✨
      お好み焼きにたっぷりふりかけて頂きたいです。
      食べた後には、歯に着いていないかちゃんと鏡を見ましょうネ😆

  3. ハチドリ より:

    長い距離だったのに早めに宿に着いて、足も気持ちもメンテナンスが出来て本当に良かったです。
    四万十川の清流の動画、しっかり撮れてますね。ありがとうございました。渡し船がお休みだったのは残念でしたが、清流の風を感じながら大橋を歩いたのもまた良い体験ができたのではと思います。

    今を大切にできると、いつの間にか明日も大切にできるように思います。

    明日はアップダウンの繰り返しとのこと、痛くならないようにゆっくり歩んでくださいね。

  4. スマイル より:

    自然の恵みの涼しい風が体のメンテナンスをしてくれたようだ、ということ、また少し早めに宿について足を冷やしたり休めたりできたということを知り、こちらまで肩の力が抜けてホッとしました。
    「今を大切に、明日のことは明日に」という言葉、自分自身にも言い聞かせている言葉です。今日やるべきことを精一杯やって、過去を悔んだり未来を心配したりする暇はない、というのは理想だなあ、と。少しずつ時代は変わってきていて、昔のように「努力」「根性」ではなく、「楽しむ」ことがより大切だという風潮になっているように感じるので、「今日やるべきこと」というより「今日やりたいこと、やってみたいこと」と置き換えた方がいいのかもしれないなあ、とも思います。
    侍ジャパンの姿はまさにそれを体現してくれたようで、世界中があれほど熱狂したのは、新たな時代の到来が確かだと教えてくれたからではないかしら。
    時代に取り残されないように、「今日この日を思う存分感じ、楽しむ」気持ちで・・・
    明日のお遍路のご加護と、自然の恵みをお祈りいたします。

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