永平寺への未知・みち29日目(6月22日)

菩提寺(仙台市)から永平寺までの700キロ29日目(6月22日)の様子です。永平寺と並ぶ曹洞宗大本山総持寺の朝課に出て、その後仙台に帰るその様子を書きます。

総持寺近くのホテルに宿を取り、5時から始める朝課に出ました。何となく眠れなくて、グズグズしていても仕方ないので!3時には起きて身支度を整え、四時にはほてを出ました。

早朝の総持寺は、少しひんやり感じる程でした。

誰もいない大祖堂には、パイプ椅子ぎ並べられており、そこで静かにお寺の雰囲気を一人占めしていました。時間が早いこともあり、誰もいなかったのです。

4時過ぎから梵鐘が境内に響き渡りました。多分、座禅に関するものだも思います。

5時から朝課が始まりました。約1時間程でした。永平寺では見られなかった、お経をパラパラめくる読み方がありました。とても広いお堂なのですが、お経かをしっかり聞こえるほど大きな声での読経は、何とも心に響きます。これが毎日行われているのです。同じことを同じ様に何百年も繰り返している。これはすごいことです。

地元の方が、日常的にこの時間参拝しているようです。お焼香しては帰っていきました。なので、はじめから最後まで居たのは、数人だけで、始まった時間には私し一人占め状態でした。

朝課の始まる前しばらくの時間、大祖堂を独占し「こんな誕生日を迎えるなんて想像だにしなかったな〜」等と思いながらパイプ椅子に腰掛けていました。

今、新幹線に乗り仙台に向かっています。もうすぐ旅は終わります。あらゆることを過去にして、また新たな而今をコツコツ刻みます。

大祖堂(ここで朝課が行われました)

大祖堂
天皇のみが通る門
伽藍配置図

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

永平寺への未知・みち29日目(6月22日)” に対して2件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    美しい青空と緑に囲まれた曹洞宗総本山総持寺で、しかも朝課の始まる前しばらくの時間、大祖堂を独占して迎えたお誕生日、本当におめでとうございます。

    出だしの頃は雨に降られ、野宿も体験し、その後は猛暑と、ホームぺージを読んでいた皆さんはとても心配なさっていたと思います。

    今日私は、お墓に歩いて行く道に覆い被さっている大木の伐採とその後片付けのお手伝いをしてきました。暑いのを覚悟して行きましたが、山の中はどちらかと言えば爽やかな感じでした。しかし作業が終わり、平地に戻った時の体感のすごい違い、家に着いたときの部屋のムッとするほどの暑さで頭が痛くなってしまいました。
    その時に、猛暑の中、永平寺まで歩き切った先生の頑張りをつくづく思い知らされた感じがしたのでした。本当にお疲れ様でした。

    過去も大切な事がたくさんあったことと思いますが、新たな而今を、それを大切に歳を重ねていかれますように!

  2. いくこ より:

    先生、お誕生日おめでとうございます。
    總持寺にもまわられたのですね、誕生日をお寺で迎えられたこと、お母さまをはじめご先祖さま方かお喜びのことと思います。

    もうご自宅に戻られた頃でしょうか、奥さまが待つ家は幸せを実感する大切な港ですね。
    待つ身に自分を重ねて、どんなにかほっとされたことでしょうかと思いめぐらせています。
    ご無事でお帰りになられたこと、本当におめでとうございました。

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