市民CSWer研修会in福島

福島県郡山市で開催された「市民CSWer研修会in福島」に参加してきました(6月26日)。この研修会は、東北学院大学で行っているCSWスキルアップ講座の第一期生が、地元でも市民の学びの機会を設けたいと一念発起し、NPO法人コースターと協働して企画運営している事業です。

東北学院大学で行っているCSWスキルアップ講座は、現場の課題に直結する本格的な授業内容を通して、人口減少・超高齢社会の、地域福祉のキーパーソンとなるコミュニティソーシャルワーカー(CSW)のスキルアップを目指すことを目的に、2016(平成28)年4月に開講しました。

市民CSWer研修会in福島は、東北学院大学CSWスキルアップ講座の一期生として、福島県郡山市から1年間高速バスで通い、受講中から、このような学びの機会を地元福島県でも設けたいと考えていた方が中心になって進めています。地元の様々な社会資源と相談したようですが、結局、自分で企画運営することになり、協働の相手として地元のNPO法人と組み、2019(平成29)年から事業を始めています。この活動に傾けている情熱と実行力、更には地域福祉の推進に対する想いの深さには頭が下がります。

2021年度の事業は、8日間14科目の座学と6日間の実践研修で構成されています、今日は、開講式及び座学1(「コミュニティソーシャルワークと何か」)が行われました。私の役割は、開講式での祝辞・励ましの言葉をお話しすることと午後からの座学1の講義です。

第一日目(6月26日)の参加者は、会場での受講者が3名、Web(遠隔授業)受講者が2名の計5名でした。開講式では、受講者の自己紹介がありました。2019年の第一回目から参加し学習支援を行っている、成年後見を行っている、子どもをとおして地域の支え合いの大切さを知り、引きこもりの問題に関心を寄せている、障害児のサポートを行いつつ、地域力の向上に関心を持っている等々、一人ひとり地域社会での出来事にしっかり目を向け、何か社会のために出来ることはないのだろうかと高い意識をお持ちでした。

研修を受けるために、受講料として幾ばくかのお金を支払い時間を捻出して、講師のお話しに耳を傾け、自らの課題意識に沿って活動や体験を行う。もとになっているのは、日々目にする様々な課題に対する疑問やこうありたいという想いです。私は、こうした方々の地域をより住みやすく豊かなものであるために何が必要なのかを考えている姿勢にとても強く共感を覚えます。私に出来ることがあれば何でもしたい、私に求められるものがあれば何でも応えたい。この様な気持ちでこの場に立ちました。

受講者とお会いできる機会はそれほど多くありませんが、地域社会のために何かしの役に立ちたいと思っている方々には、何処にいても常に応援したいと思っています。これからの学びが、より充実したものとなり、それぞれの人生を豊かにする自己実現の場になってもらえたらこれに勝る喜びはありません。

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皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

市民CSWer研修会in福島” に対して2件のコメントがあります。

  1. ダクルス 久美 より:

    本間先生、土曜日は大変お世話になりました。
    このような記事にしていただき、感謝の思いでいっぱいです。
    福島への応援、心からありがとうございます。
    引き続きなにとぞよろしくお願いいたします。

    1. welfare0622 より:

      ダクルス久美様

      頑張っていますね、心から応援しています。本間

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