四国八十八ヶ寺歩きお遍路紀行の終わり

2023(令和5)年5月6日午後4時に55日間にわたる四国八十八ヶ寺歩きお遍路を終えて自宅に戻りました。皆様、多くの励まし支えを有り難うございました。皆様のおかげで「結願」という大きな財産を得て帰宅することが出来ました。

時速3キロから時速900キロの世界で帰宅しました。この幅の広さだが現代社会ということなのでしょう。私たちは、この幅の広い中で、その時々の事情に応じて選択して暮らしています。私は、四国八十八ヶ寺歩きお遍路でこの両極端を短い期間で体験し、それぞれの持つ意味や役割等々の一端を感じ取るという貴重な時間を持つことが出来ました。

普通だと思っていたり、当たり前だと思っていたことが、実は大変な努力の結果、熱い想いの下になしえていました。このようなことを今更ですが、言葉としてではなく体感として知ることが出来ました。ある意味、とてもシンプルなところにある奥深さに感動し、時には畏怖さえも感じたといえます。

今の生活や物事の価値観をもう一度原点に立ち返って見ることで、その成り立ちの持つ意味、希少性、重要性等々、普段の生活では見向きもしなかったことを改めて考える好機となりました。

これもひとえに皆様のおかげです。皆様に寄せられた多くのコメントを読みながら、自分の感じを反芻し、時には反省し時には意を強くし、歩き続ける原動力となりました。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路は、事前の想像を超える過酷さでした。止めようと思ったことは全くありませんが、続けられるだろうかという不安は、最後の日まで消えませんでした。そんな中で、皆さんのコメントを通した支えや四国の方々から頂いた「お気をつけて」という言葉に守られ、一人で歩いているのではないことを感じたものです。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路紀行は今回を持って終わりです。これまで一緒に歩いていただき有り難うございました。機会があれば、いつの日か、この体験を整理して皆様に改めてお礼をしたいと考えています。

追伸 仙台国際空港で思いがけない「おせったい」OOC風に言えば「おせっかい」を頂きました。仙台空港でお出迎えを頂きお花まで頂きました。思えば、出発に際して、皆様のメッセージ入りのお守り、聖句、笑い文字を頂き、四国八十八ヶ寺歩きお遍路に出発し、今回はお出迎えして頂き「結願」をお祝いして頂きました。感謝のしようがありません。有り難うございました。

サプライズ(仙台空港)
メッセージcard
大阪伊丹空港
時速900キロ
孫ので出迎え
お出迎えありがとうございました

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路紀行の終わり” に対して8件のコメントがあります。

  1. 黒かりんとう より:

    大変、お疲れさまでした。
    執筆はお進みでしょうか?
    (プレッシャーかけたならすみません)

    自分なら、頭の周波数を整えるのに一週間はかかりそうな気がします。お散歩も良いかと思いますよ。

  2. スマイル より:

    急きょ前日にハチドリさんから「お出迎えに一緒に行きませんか?」とお誘いがあった時、「それは先生お喜びになることだろう!」と思いました。一緒にお出迎えをさせていただいた今、一生の宝物をいただいた気持です。
    誰かがこんなに嬉しそうな笑顔になるのを見るのは初めて、というくらいの笑顔!あの時は、大股でどんどん行ってしまう先生を追いかけるのが精一杯で(他にお迎えの人がいた場合、感動の邪魔をしてはいけないと遠くの柱に隠れていたので)なかなか追い付かないので思わず呼び止めてしまった、という状態で笑顔を味わう余裕はなかったのですが、こうして動画を見てあらためて胸がいっぱいになっています。
    ハチドリさんの「先生、こんなに頑張ったのだもの、お出迎えしてさしあげたい」という言葉と本間先生の笑顔から、とっても大切なことを教えていただきました。ハチドリさんからはあらためてOOC(おせっかい おばちゃん 倶楽部)の精神の神髄を、本間先生の笑顔からは「心からのおせっかい(おせったい)を受けた時に湧き上がる喜びと感謝」を・・・たとえ離れていても励まし支え、それを受けて全身全霊で挑まれた絆があってこそ、でもあると思います。「おせっかい」の一番のご褒美はこの「笑顔」なのだということを本間先生は身をもって示してくださいました。
    言葉でお伝えするのは難しいですね。でも、ずっとこのホームページで一緒にハラハラドキドキしながら祈っていた方達にはわかっていただけるのではないか、と思います。
    こういう絆や互いを思いやる気持ちこそ、これからも大事にしていこうと心に誓いました。
    本間先生、先生の歩きお遍路への挑戦は、応援していた方達の魂を揺り動かしたと思います。本当にありがとうございました。
    お疲れが一日も早くとれますよう、お祈りしています。

  3. 浪平 より:

    お疲れ様でございました。お帰りなさいませ!
    本当に私には想像出来ないほどの過酷な道程だったと思います。でも空港でおせっかいなおせったいを受けられた時の表情を見ると、ひとつのことを完遂した方の顔というのはこういうものなのか!と感じました。
    何より無事にお帰りになられて良かったです!
    そして、おせっかいなおせったいをされた方々、さすがですね!全ての人の気持ち、繋がり、改めて本当に素敵な方々に出逢えたことに感謝です🥲

    先生、まずはゆっくり体を休めてください😊

  4. ハチドリ より:

    無事にご帰宅できましたこと、本当におめでとうございます💮

    1200kmの歩きお遍路!
    いったいその1200kmとはどれくらい?
    仙台から東京までが約300kmなので、仙台⇆東京を二往復したことになります。
    しかも心が折れそうになるような厳しくて険しい山道もあってのその距離です。
    私は「ヒェ~」と手をつき、頭を下げるしかありません。

    足首の捻挫のことは伺っておりましたが、昨日見せていただいた右手前腕のケロイド状態になった大きな傷、最初の頃にした怪我でしたか?腕の怪我は「とりあえず歩けるから」とホームページには載せていなかったのかもしれませんが、いかに大変な道のりだったかが改めてわかりました。

    距離のことだけではなく、この歩きお遍路の長い長~い歴史から現代社会のことをいろいろ感じることができたことは、大変貴重な体験だったと思います。
    『ある意味、とてもシンプルなところにある奥深さに感動し、時には畏怖さえも感じたといえます。 今の生活や物事の価値観をもう一度原点に立ち返って見ることで、その成り立ちの持つ意味、希少性、重要性等々、普段の生活では見向きもしなかったことを改めて考える好機となりました。』先生だからこそ、そのように感じることができたのかもしれません。とても素晴らしくて素敵なことだと思います。

    ぜひ、今回の歩きお遍路で体感したこと、印象に残っていること、このことは伝えておきたいことなど、「報告会」を開いていただけないかと期待しております。さっそくOOCの鈴木代表にお願いさせていただきたいと思います。

    仙台空港での、おせっかいなおせったいを受けていただく時間を作っていただきまして、ありがとうございました。お帰りのお時間が遅くなりましたね。すみませんでした。どこから先生が出てくるのかわからず、スマイルさんと遠巻きでお待ちしていたのですが、お姿を見つけた時には先生はどちらかに歩かれ、急いで追いかけたために、まるで芸能人を追いかけるスクープ映像みたいなブレブレの動画になってしまいました。でも、その中の先生の満面の笑顔、「なんてなんて素敵な笑顔なんでしょう」と、誰もが感じてくださると思います。そして、その後に短時間ではありましたが、お遍路の様子を教えていただいた時も、なんて言うか先生の柔らかい穏やかな表情を見て、まるで生きた仏様がいらっしゃるような感じがしました。

    昨晩はよく眠れましたでしょうか?
    これまでのリズムや環境と全然違うと思いますので、なかなか元のようにはいかないと思いますが、ゆっくり、ゆったり、安堵感を保ちながらお過ごしください。

    毎日の八十八ケ寺お遍路紀行もお疲れさまでした。こちらも一緒にハラハラドキドキ、楽しませていただきましたよ。感謝!本当にありがとうございました。

  5. N山 より:

    無事にご自宅へ到着されたのですね!
    本当に良かったです(^-^)
    安心しました。
    本間さんとのご縁に感謝してます!
    足の具合はいかがでしょうか?
    お大事になさってくださいね。

    1. welfare0622 より:

      N山様
      お陰でした。あの後、町石古道を8時間かけて登りました。予想していて以上にキツイ登りでした。何とか、その日のうちに奥の院に参拝し、四国八十八箇寺歩きお遍路で結願出来たことを報告しお礼出来ました。
      宿坊では、色々と思い出してのですが、達成感ではなく安堵感に包まれて、あっという間に眠りに着きました。
      歩きお遍路では、事前の想像とことごとく異なり、意外な心境でした。

      仙台に帰り、今、締め切りを超えてしまった執筆に追われて、一気に現実世界に引き戻されています。😅大変お世話になりました。本間

    2. ハチドリ より:

      N山さま

      初めまして!
      本間先生の歩きお遍路では、適切なアドバイスをしていただきまして、こちら居残り応援部隊からも御礼申し上げます。
      本当にありがとうございました。

      おせっかい1号より

  6. CCSW より:

    先生、お帰りなさいませ。
    写真を拝見して、2か月の旅の時間が髪や髭に刻まれているを感じました。本当にお疲れさまでした。
    無事にお戻りになって、皆さん本当に安心されたことでしょう。
    お出迎えのおふたりの笑顔がはじけていましたね!
    ご家族もきっと安心し喜ばれたことと思います。
    まずはお疲れが癒されますように、ご家族団らんの暖かい時間を過ごされますように、心からお祈りしています。

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