今週の一枚(書斎が戦場になる)

書斎にある筆記用具、ペーパーウエイト、定規等々、ありとあらゆるものが戦いに駆り出され、私の書斎は戦場と化します。悪魔をやっつけるロボットは、自作で機能が強化され、あらゆる攻撃に耐えられる様になっています。空だって飛べ、地上はマッハのスピードで走れるようです。ボールペンはミサイルになり、ペーパーウエイトで創られた鉄壁の要塞を簡単に破壊します。

単位は、はちゃめちゃですが、何処で知ったのか様々な単位が使われます。一億万馬力の鉄拳で敵を打ち壊す等々、私の子どもの頃にいた「鉄腕アトム」のパワーは確か一万馬力でしたが、それを遙かに凌駕するパワーです。

子どもの想像力は、時間と空間を超えながら、一つの物語として創られていきます。不思議なことに、私にもしだいにそのように見えてきます。私の大切な本は、迎撃基地(今なら地上イージス)になり、宇宙ステーションとして地球を見ています。このように、私の場合は、現実にあるものをベースにした発想の域を超えられないようです。子どもの発想は荒唐無稽だが夢がある。いつまでも、無邪気に想像の翼を広げられる世の中であって欲しいです。

パワーが付加された万能ロボ
破壊されたミサイル基地
機能強化のメンテナンス中(らしい)

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今週の一枚(書斎が戦場になる)” に対して1件のコメントがあります。

  1. 鈴虫 より:

    孫ちゃんの趣味は少しずつ変化して、今ではもう戦いごっこはしなくなったのかなと少し寂しかったのですが、今日の立派な武器を付けたロボットを見て「いいぞ!それそれ」と喜んでいます。随分強そうな改造がなされているのですね!真剣な横顔がとても凛々しいです✨

    さて、ロボットの周りに映り込んでいる『認知症行方不明者一万人の衝撃』。この本はNHKのドキュメンタリーで、認知症を生きる人達が家を出て帰れなくなりそのまま行方不明や、事故に遭ってしまったりした事例を数多く取材し丁寧に作られた番組を本にしたものでした。

    私がこの本を手にした当時は、母が認知症を発症して時々出先で警察に保護されたり、ご親切な方々に家の近くまで送っていただいたりすることが重なっていました。まさに行方不明の予備軍だったので、藁にもすがる想いでむさぼるように読みました。よその事例で予習しても迷子になることを100%防げるはずも無いのですが、家に帰れずに不安な母の姿を想像しただけで居ても立っても居られませんでした。

    家族は何とかして安全を確保したいと思うけれど、家に閉じ込めておくことも現実的では無く、地域の理解と協力を得ることが欠かせないとなるのです。地域社会がどんな人にとっても安心安全な包容力のあるものになります様にと願わずにはいられません。

    この様な本を横目に武器を備えたロボットを戦わせる孫ちゃんが、いつの日かこの2つを融合させた目からウロコの落ちる様な世界観を創り出してくれないかしら。子供の無限の想像力に期待してみたい気持ちです!

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