五日目(4月23日)高知県足摺岬から愛媛県松山市まで

五日目は、三十九番札所延光寺から四十七番札所八坂寺までの7ヶ寺を巡拝しました。宿泊は、道後温泉街のホテルです。

五日目からは、自らと向き合って苦悶する修行の地である400㎞にもわたる土佐高知の霊場巡りに別れを告げ、迷いから解かれる菩提といわれる伊予の国愛媛に入ります。今日を終えると半分を超え後半の巡拝に入ります。これまでの海と隣り合わせの山岳部に建てられたお寺と違い、街中にあるお寺が多いように感じました。今日は風が強く、風に揺られる鈴の音が心地よく気持ちにさせ、巡拝の場も清めてくれます。

峠越えの続く移動時間が長い一日です。四国の三桁国道は道幅が狭くつづら折りの連続です。レンタカーを使った巡拝は、無理があると確信しました。

四十番札所観自在寺(かんじざいじ)は、宇和島藩と縁のある寺です。宇和島藩は、伊達家と縁があり、伊達藩の家紋をみることもありました。

三十九番札所延光寺は、竜宮城から持ち帰ったとされる梵鐘を背負った赤亀、弘法大師が錫杖で地面を突いてわき出させた霊水で、眼病にご利益があるという眼洗いの井戸、樹齢500年のいぶき(天然記念物)。四十二番札所仏木寺(ぶつもくじ)は、牛や馬の守り仏、現在はペット供養になっている家畜堂、個性豊かな七福神の石像。

これまでの巡拝と比べると、移動時間の多い一日でした。お寺に着くと一生懸命お経を読むことに専念し、余り周りの様子に気が回らない感じがします。長い時間車に揺られるのは予想以上に疲れます。それに五日目に入り疲れが出てきたのかも知れません。

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