庭先の遍路道と欲張りすぎで自滅(3月27日15日目)
高低差のほとんどない中で、最後に竹林寺で120mの急な登りと帰り道が分からなくなる彷徨の歩きお遍路でした。昨日とは真逆で、一日中晴れの天候でした。ここ三日は、海岸に沿って、波の音を常に耳にしながら歩きましたが、今日は、海から離れ、水田地帯や小さな集落を通り抜けるような遍路道を歩く時間が多くありました。水田では、代掻き(しろかき)が盛んに行われており、既に田植えの終わった水田もありました。交通量の多かった海岸沿いの国道とは異なり、生活の場の中を遍路道が通っているので、昔の地図(地籍図)の赤線や青線に沿って歩く、典型的な遍路道の感があります。29番札所国分寺、30番札所善楽寺及び31番札所竹林寺の3霊場を巡拝します。
彷徨いの15日め,お疲れ様でした。
3月27日に,既に田植えが終わった水田があったのですか?こちら東北はゴールデンウィーク頃が田植えですよね。同じ日本なのに・・とちょっと驚きです。でも,いつか二期作の話題も出たことがありましたね。
のんびりした穏やかな,お遍路をしていることを忘れて旅先の田舎を散策している感じの遍路道,そんな日も1回位いいのではないでしょうか?サングラスを「グラサン」などと言っている,ちょっとウキウキしている先生の穏やかな気分が伝わってきます。
挨拶は「贈与交換」。
相手が必要としているとは限らないけど,もらったら嬉しい贈与!今,神社にウォーキングに行っていますが,途中で何人かの人に会います。こちらから挨拶をすることが多いのですが,その時に返してもらう挨拶から学ぶことも多く,先に挨拶をいただいたら嬉しいなと思う挨拶でお返しをしています。
『地元の方々に挨拶の「おせったい」を頂く毎に、身体がそして気持ちが軽くなっていったように思います』とありました。いくこさんが『自分が文化を作るという気持ちで挨拶を心がけます」と書いていましたが,とっても素敵なことだと思いました。私もこれからも心がけます。
歩いた距離31.4㎞,消費カロリー3,386 kcal,楽勝のはずだったのに。でも,たくさんの贈与交換ができたようなので良かったことにしましょう。
明日も良い日でありますように!
見通しを勘違い予想より長い道のりをへとへとになりながら歩く、人生そのものですね。
でも歩いた道のりは確かに体験として残る、それも修行という導きなのでしょうか。
『地元の方々に挨拶の「おせったい」を頂く毎に、身体がそして気持ちが軽くなっていったように思い』言葉をかけるおせったいが文化として定着していることに、とても羨ましさを感じます。自分が文化を作るという気持ちで挨拶を心がけます。
今週もありがとうございました。
いくこさん
挨拶で文化を作る、いいですね。
先日、他県から南三陸高校に学びに来ている高校生と話す機会がありました。
その子らが「この町の人はそちらから挨拶してくれるから嬉しい」と話していました。私は朝夕に挨拶が交わされる光景を思い浮かべて嬉しかったし、地域のさりげない包容力に感謝が湧いてきました。
私も気持ちのいい挨拶をこれからも心掛けていきます。
さて、私が歩きお遍路さんの白装束と菅笠から受ける印象は、俗世間からは一線を画し、心平らに黙々と修行の歩みを進める人というものです。
今回の写真には、とても軽装でお散歩の延長のような方が前を歩いていますね。
何事も形から入るということは、少しミーハーな感じがして時には失笑をかうこともありますが、実はとても大事なことなのかもしれません。
それは身支度を整える時から徐々に心地よい緊張感が備わる気がするからです。
先生はそれに加えて足の保護の為の手当ての時間もありましたから、宿を出る時にはすっかり「さあ行くぞ!」と心構えが出来ていたことでしょう。
そんなですもの、予定以上の距離にも「もう少し行ってみよう」と意欲も湧いたのだと思います。
私も形から入るつもりで昨年用意した水着、今年はもっと沢山の出番を作ってやらねば、と背筋を伸ばしています。
さあ泳ぐぞ!
鈴虫さん
外は雪ですが「さあ泳ぐぞ!」という勇ましいお言葉、思いうかべただけで元気になる氣がします。
意欲を引き出す、良いですね~、私も!
いくこさん,鈴虫さん同様,私も『自分が文化を作るという気持ちで挨拶を心がけます』って,とっても素敵ですね。挨拶,大切にしたいです。します!