忘れ物(4月4日/23日目)
全体としては、足の捻挫のせいだけではなく、とても歩きにくく疲れる行程でした。アップダウンを繰り返しながらひたすら歩き、足摺岬に着いてからは、道に迷いながらようやく宿に着くという30キロメートルを超える道のりでした。三日ぶりで38番札所金剛福寺1霊場を巡拝します。
全体としては、足の捻挫のせいだけではなく、とても歩きにくく疲れる行程でした。アップダウンを繰り返しながらひたすら歩き、足摺岬に着いてからは、道に迷いながらようやく宿に着くという30キロメートルを超える道のりでした。三日ぶりで38番札所金剛福寺1霊場を巡拝します。
捻挫の痛みに加え,とても歩きにくかった23日目,お疲れ様でした。
先生がお持ちの歩数や消費カロリーが表示されるアプリはとても優れものだと思いました。単に歩数や距離で消費カロリーが出るのではなく,その歩行の仕方とかも読みとってくれる?歩いた時間は9時間,歩いた距離は31.5㎞ですが,消費カロリーは3,983 kcalと「ラヅモネ~」消費カロリー!海水に浸かりながら崖にへばりついたり, ツタが埋もれている砂浜を歩いたりしたためでしょうか。足ずり岬なだけに!(笑)
足摺岬展望台からの眺め,一緒に見せていただき,ありがとうございました。ほんと,水平線が緩やかに湾曲しているのがわかりますね。
弘法大師様が「コレダガラヤメラレネノッシャ」と言ったかどうかはわかりませんが,先生,ここでは,♪海は広いな 大きいな~♪ は歌わなかったのでしょうか?(笑)
そして,びっくり!
宮城県大崎市田尻の,しかも60代なかばの方と出会って一緒に歩いただなんて。もしかしてこちらの知り合いだったりしたら,それはもう言葉にできない驚きです。
「鍵」のこと,「あ”~,やっちまった!」ですよね。宿の女将さんもあんなに手を振って送り出してくださったのに。でも,鍵を受け取るのを忘れるくらい,足のことやいろいろ心配なさって小さくなるまで見送ってくださったのだと思います。優しいライダーさんとの出会いも本当に良かったです!お太師様に守っていただきましたね。
そして,無事に三日ぶりで38番札所金剛福寺に巡拝できたこと,ホッとしました。今日は距離もたくさん歩きました。ゆっくり休んで明日も頑張ってください。
ポケットの「鍵」が手に触れた瞬間のザラっと青ざめる感じ、私も一緒にザラってなりました。さて、どうしよう。となった時、そこに居合わせたライダーさんに声をかけてみた勇気が素晴らしかったですね✨
きっと、ひと様の温かい心に触れながらお遍路するうちに、とても素直な気持ちになっていたのでしょうね。何と言ったってお大師様とお母さんと対話しながらの道中ですもの、子供のように真っ直ぐな心持ちで困りごとを通りすがりの人にお願いすることが出来たのだろうなと思いました。
私などは歳を重ねるごとに頑固で自己中で、頭がカチコチに固くなってきているように感じるのです。でも、誰かが私の為に良かれと思ってしてくれることに、素直に感謝して従ってみることも大切なんだと思えるようになってきました。遠慮や恥ずかしさなんていうのは、感謝のあとでひそかに感じればいいのかもしれません。
お遍路って凄いです。ひたすら歩くという行為の中に沢山の大切な気づきがあります。お遍路とは、生きることそのものの様に思えますね。
そしてハチドリさん、足摺岬ってそういう意味なのか!よく気がつきましたね!ありがとうございました。
いくこさんもおっしゃっているように「鍵」のエピソードは、印象的な出来事でした。
いつもなら、見ず知らずの人に鍵の返却をお願いするなど「あり得ない!」ことだったかもしれません。でも、もう戻るわけにはいかない、自分ではどうすることもできない、という究極の状況で「人に頼る」「助けてもらう」という切り替えができたことは、とっても大事なお大師様の教えだったのではないか、という気がします。
「うっかり」したのではなく、「あえてそうさせられる」ということが人生ではよくあることのような気がする今日この頃。でも人は「うっかり」とか「失敗」と思ってしまって、大事な「はからい」や「意図」に気が付かないでしまう。それはとってもとってももったいないことだと思います。
そんなことを考えながら読ませていただきました。いつもありがとうございます。
「鍵」一年前に読んだ時のことがよみがえります。
足の痛みをこらえて歩くなど想像しただけでもうごめんなさい勘弁してくださいと言いたくなります。その道すがらの折々に挟み込まれたような自然の美しさ、人の優しさ、先生の体験はドラマにしたらそんな都合よすぎてありえないと言われそうですね。でも人生はそういう贈り物に囲まれて暮らしているのではないかと、気づかずにいるだけではないかと、改めて今に感謝をと心に刻む思いです。
今週もありがとうございました。