OOC活動事例をお寄せ下さい(2月07日~2月13日迄の分)

先月は、年明け早々から色々なことが有り、更にはこれまで経験したことの無い高熱や関節痛を伴う感染症に罹患し臥せっていました。年齢を重ねると、回復に時間が掛かるようになってしまいました。これまでの感覚では、三日から1週間も身体を休めれば、ほぼほぼ回復していたように思うのですが、それでは全くすまないようになってしまいました。でも、「年だな~・・・」と、考えるのではなく、この機会にしっかり静養しようと気持ちを切り替え、ここ数週間を過ごした次第です。

さてさて、恒例の「おせっかい」を頂きたいと思います。「おせっかい」の共有だけはなく、思いを同じくする方々の交流の意味合いもあるようなので、様々な機微を寄せ合い話し合っても楽しいかも知れません。宜しくお願いいたします。

モーニングサービスで『魔除けのあんこ』をつけて食べました。

さてさて、二十四節季からすれば、つい先日の2月4日は「立春」でした。言わずと知れた春の始まりを表す言葉です。立春を迎えると暦のうえでは春となり、「寒さも峠を越え、春の気配が感じられる」と、手紙などには書かれるようになります。そのため、「寒中見舞い」から「余寒見舞い」に変更することも必要になります。

2月の上旬といえば、まだまだ厳しい寒さを感じる時期ですよ。東北では尚更で「春の訪れという表現は少し早いのでは?」と感じて当然のように思います。

立春には、「立春大吉」と書いたお札を貼る風習があります。立春大吉とは、いかにも縁起のよさそうな名前です。立春大吉という文字は、左右対称です。和紙に墨で立春大吉と書いたお札を玄関などに貼っておくと、入ってきた鬼が裏側からお札を見ても同じく「立春大吉」と読めます。鬼が「まだ家の中に入っていなかった」と勘違いして引き返すことから、厄除けに効果的とされました。

禅宗のお寺では、立春の朝に「立春大吉」と書いたお札を門に貼る風習があります。立春大吉は、春になると蕾が自然と花開くように、天地自然の正しい神気をいただき、万民に福をもたらす縁起物とされています。立春大吉のお札は禅寺から入手できるほか、自分で用意することも可能です。半紙や和紙に、墨で「立春大吉」と書くのもいいでしょう。

立春朝搾り(お酒)、立春朝生菓子(うぐいす餅・大福)、立春大吉豆腐(おとうふ)等、立春の行事食もあるようです。縁起物ですから、みなさんすでに食しているかも知れません。

そういえは、2月4日に東北大学社会学研究室所属の学生の社会調査実習報告会が、成田五丁目会館で開催されました。その席上「大福」が出されていました。さすがNaritaマルシェですね、立春朝生菓子(大福)が出されていたのです。季節を大切にする習慣を、さりげなく生活の中に反映している。こうしたさり気ない気配りや配慮、そしてこうしたことを下にした知的空間が、心の安らぎを感じさせる居場所となっているのだと私は考えています。

この様な大人の姿に若者は尊敬とあこがれを抱くのではないでしょうか。そして年配者には、心にしみるような穏やかで安心感のある時間が流れる空間として受け止められているのでしょう。報告会で感想を述べた立古さんは、Naritaマルシェのあらゆることに『感謝している』と語りました。正に、Naritaマルシェに関わる一人ひとりの振る舞いの持つ、空気感を如実に現している思っています。『歳は重ねるほどに美しい』Naritaマルシェに集う皆さんは、この典型のように感じています。

また、Naritaマルシェを心の師として生かそうとしている南三陸町歌津田の浦地区で行われている『縁側日和』は、役割の場づくりを内包することを意識した居場所づくりをめざして奮闘中です。ここでの居場所づくりは、参加者自身が知らずしらず自己実現への階段を歩む出す、そんな場になっているとみています。地域に軸足をしっかり置いて取り組んでいる素晴らし活動です。

このような大人の振る舞いに『幸あれ!』といわずにはいられない私がここにいます。

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

OOC活動事例をお寄せ下さい(2月07日~2月13日迄の分)” に対して9件のコメントがあります。

  1. 鈴虫 より:

    『立春大吉』の縁起の良い言葉で始まるここからの日々は、沢山の福を引き寄せられるようでありたいですね。

    私が聖地と呼ぶ成田五丁目会館では、学生さん達が学びの報告会をされたのですね。参加されたみなさんはさぞかし胸を熱くしてそれぞれの報告を受けたことでしょう。
    大学の先生に若者をそこで学ばせたいと思わせた地域活動の積み重ねに、尊敬と憧れを感じます。
    地域の支え合いの大切さを様々な活動を通して住民のみなさんに浸透させ続けることは、生半可な気持ちでは続けられないことでしょう。
    成田マルシェのみなさんの損得無しの息の長い活動には頭が下がりますし、私もみなさんの様に楽しみながら地域に根を張っていきたいと思います。

    さて、私も縁側日和でワクワク企画第一弾を敢行しましたので、ご報告させていただきます。

    それは地域の「八幡さまの鈴緒を作ろう」
    というものでした。
    年末のお掃除で八幡さまに集まった際、大分年季の入った鈴緒を見た長老が「そろそろ新しくしたほうがいいな」と呟いたのを私は聞き逃しませんでした。私は「それ、縁側日和で作らせて下さい!」と高々と手をあげました。

    善は急げと早速1月の縁側日和でみなさんとワイワイ作らせて頂きました。
    みなさんは突然巡ってきた地域貢献の機会に、目を輝かせて楽しそうに参加していました。程なくとても愛らしい鈴緒が完成し、みんなで記念撮影をしました。
    ここで縁側日和を出番のある居場所と位置づけていることが、みなさんには「こういうことね!」と理解して頂けたようでした。

    後日、小春日和の大安の日に契約会長と区長の協力を頂き取り付けも完了させることが出来ました。
    この鈴緒には奉納者全員の屋号とお名前を記し縫い付けました。それは地域愛に溢れたみなさんが、この地に生きた証でもあります。
    みなさんがこの鈴緒とそこに記された自分の名前を見るために、益々足腰を鍛えようと張り切る様子が目に浮かびます。それこそがいきいきと喜びのある日々と言えましょう。

    私は、この鈴緒作りがワクワク企画の第一弾で本当に良かったと、みなさんの小さな出番が大きな地域貢献に繋がったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

    1. スマイル より:

      鈴虫さん『この鈴緒作りがワクワク企画の第一弾で本当に良かったと、みなさんの小さな出番が大きな地域貢献に繋がったことに感謝の気持ちでいっぱいです。』とのこと、私も心からそう思います。これ以上の企画はなかっただろうと思います。こういうことって、本気で願う人のところに舞い込んでくるものだと思うのです。鈴虫さんの祈りが通じたのだと感激し、この地域を守っている神様も新しい鈴緒に喜びの舞を舞っているのではないかしら。そういう循環がますますみなさんに幸を呼び込むのだとわくわくしますね。

      そして『縁側日和を出番のある居場所と位置づけていることが、みなさんには「こういうことね!」と理解して頂けたようでした。』ということが、最初のご褒美だな、と思いました。理屈ではみなさんの腑に落ちない。でも確かな実践は一瞬にしてみなさんの理解に至る。そして一体感も増していく。そういう積み重ねの先の未来にどんな笑顔や会話や繋がりが広がっていくのか、これからのご報告も楽しみにしています。

      1. 鈴虫 より:

        スマイルさん
        「この地域を守っている神様も新しい鈴緒に喜びの舞を舞っているのではないかしら」とは、なんて楽しいこと!
        そんな風に想像を膨らませていただいて、私達の鈴緒づくりというおせっかいを何倍も尊いことにしていただいたようです。
        是非、田の浦のみなさんに紹介させて頂きますね。
        ありがとうございました😊

    2. いくこ より:

      鈴虫さん、ワクワク企画の報告ありがとうございます。
      私もスマイルさんに同感です。
      Naritaマルシェ発足当時の企画第一弾は「被災地へキルトを」と題して、世界中から寄せられた手縫いのキルトを被災した方々へお届けしましょうというものでした。今思い出しても、奇跡のようなご縁で関わらせて頂きましたが、折々に思い出しては道しるべとなってきたと感じています。縁側日和の鈴緒企画もきっと、これからを照らし導くともし火になっていくのではないでしょうか。嬉しいお話しを聞かせて頂いてありがとうございました。

      1. 鈴虫 より:

        いくこさん
        「Naritaマルシェ発足当時の企画第一弾が『被災地へキルトを』でしたか!
        世界中の人々が様々なことを想いながらひと針ひと針刺したキルトは、もうそれだけで温かく被災した人々を包みこんでくれたのでしょうね。
        ありがとうございました。
        その様に誰かと誰かを繋ぐことは、とっても心に響き、そしていつまでも心を励ましてくれる行為ですよね。

        じつは、先日鈴緒を納める時に一旦鈴を下げて緑青を少し拭いたのです。
        するとそこには「昭和16年 千葉〇〇 奉納」と刻まれていたのです。私達はその先人の地域愛を受け継ぐことになったのだと、その時初めて事の尊さに気づかされたのでした。
        そこで、その立派な鈴と新しい鈴緒をこれまでの古い鈴緒から頂いた端布で結えて、時代を越えた地域愛溢れる鈴緒として納めさせて頂いたのです。

        今回の鈴緒づくりが無かったら、私達はだれも先人の想いを知ることなく我が物顔で地域の恩恵をただ受け取っていたかも知れません。
        私にはこの経緯をみなさんに伝え、さらには次の世代にバトンを渡すまで、どなたにも安心安全な地域をみんなで守り育んでいく責任があるのだと、背筋をシャンとさせられました。

        まるで天からみんなの「縁側日和」に祝福を頂いたようで、参加したおばあさん達が徳を積むことが出来てありがたかったです。

        1. いくこ より:

          「得を積むお手伝い」って素晴らしいおせっかいですね。
          大賛成です‼️

          1. 鈴虫 より:

            今回は偶然にも地域貢献につながるという幸運に恵まれました。
            でも、行動に移さなければ引き寄せられなかったのですものね。
            縁側日和のおかげで私も地域のみなさんも新鮮な一歩を踏み出すことが出来ました。

            いくこさん、素敵なおせっかいと言ってくださってありがとうございました😊

    3. ハチドリ より:

      2月4日,来年は『立春大吉』を自分で書いてみたいなと思いました。裏から見てもちゃんと『立春大吉』になるように!
      2月3日の節分の時は,職場で聞いた「イワシの頭とヒイラギの葉」を玄関に吊るすと鬼除けのおまじないをやってみました。でもね,よく考えると,私は焼いたイワシは頭までムシャムシャありがたく食べるし,ヒイラギもちょっとトゲトゲがあるけど楽しいクリスマスには欠かせないと苗木を買って植えている木で,そんな私が好むもので鬼除けはできるのかしら?と思い,来年からの鬼除けは『立春大吉』を玄関に貼ることを心に決めました。まあ,可愛い鬼もいるかと思うし,仲良くできるのが一番いいですよね。

      鈴虫さんが書いてくれたように,Naritaマルシェでの学生さんの報告会,参加された皆さんは本当に胸を熱くして聴き入っていたことでしょうね。ある方は『Naritaマルシェのあらゆることに感謝している』と語ったとのこと。学生さんたちも参加者の皆さんの熱いまなざしを感じ,そのような感想を聴くことで,これから先に大きな希望が感じられるとても素晴らしい学びとなったのではと思います。

      そして,鈴虫さんとこの『縁側日和』のワクワク企画第一弾の『八幡さまの鈴緒作り!』
      年末のお掃除のときの長老さまのお言葉を聴き逃さなかった鈴虫さん!
      それを『縁側日和』で作らせてください!とすかさず手を挙げた鈴虫さん!
      さっそく1月にはみんなで完成させ,『縁側日和』が位置付けている,『出番のある居場所とは「こういうことね!」とみなさんに理解して頂けたよう」!
      もうですね,鈴虫さんの発想から,その想いを実現させる準備~過程,結果・・と,鈴虫さんのその本気で願う気持ち,叶っちゃいましたね。神様の心にもしっかり届き,八幡さまで鈴の音が鳴るたびにご利益が降り注ぐことでしょう。

      役割を持っているということ,そしてそれが地域貢献につながるなんて,この上ない喜び=自己実現になると思います。先生が書かれていたように,大人の振る舞いで,『歳は重ねるほど美しく』なっていきたいものですね。

      1. 鈴虫 より:

        ハチドリさん
        縁側日和のあの場所で、あの顔ぶれで賑やかに鈴緒を作る様子が容易にイメージできたことでしょう。
        なんといったってハチドリさんは縁側日和の準メンバーであり、外部コーチなのですから(笑)
        一度でも縁側日和に顔を出しばあちゃん達から飴っこをもらった人は、自動的に準メンバーに登録されています(勝手に🫣)
        次にいらした時には、是非愛らしい鈴緒を揺らして行ってくださいね♪

        ハチドリさん、みなさんいつも遠くから縁側日和の活動に心を寄せてくださって、ありがとうございます。
        私は「縁側日和」の名を轟かせようとか何か善行を行おうなどという気はないのです。
        ただ、最期の一瞬までみなさんらしく、そして私らしくいたいという想いのみです。
        それって、あらためて口にはしないけれど誰もが願うことでしょう。
        その静かで最大の願いを地域のみなさんと、そしてOOCのみなさんと一緒にひとつずつ形にして積み重ねてみたいのです。

        さて、何処かにワクワクの種は落ちていないかな!
        私はそんなことを考えて心踊らせています。

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