お福分け(深まりゆく秋を愛でる)

この頃は紅葉づいています。もう終わりかと思いつつも立ち寄ってみたところ、意外や意外で、私好みの落ち葉が敷き詰められた境内に時の経つのを忘れるほどでした。由緒あるお寺のようで、以前に奥州三十三観音の御朱印を頂きに来たことがあったのですが、ゆっくり境内を歩くことはなかったので、始めて来たように感じました。

入り口の狭さとは裏腹に、大変奥が深くて、約350年前につくられたという庭は、背景の山が一体となって醸し出す計算し尽くされた「自然」なつくりとなっていました。このような場所をゆっくり歩くのも久しぶりです。

時が流れ華やかな時を過ぎて、葉お落とし穏やかな時を迎えようとしている晩秋の中に佇む三慧殿。我が身に重ねてみると、これからの歩むべき姿を教えていただくようで、とてもいい時間でした。

円通院三慧殿(さんけいでん)に向かう石畳
晩秋の中に佇む三慧殿

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

お福分け(深まりゆく秋を愛でる)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 鈴虫 より:

    晩秋の趣きたっぷりの三彗殿、なんて渋い景色でしょう。
    円窓から覗く景色は、ふと足を止めたくなるようなぎゅっと季節を閉じ込めたスノードームの様です。

    遠来のお客様をご案内しながら参拝したり、季節を楽しみに出かけてみたりと私も年に一度は訪れる場所です。
    瑞巌寺のおみくじはダルマさんのお腹の中に入っていますが、直近に引いた白ダルマからは『大吉』「遅れても必ず叶う」と出ました!
    これによって益々有難さが増した参拝となったのでした。

    これからの季節、薄っすら雪化粧をしたお庭も素敵でしょうね。
    晩秋のステキな景色をありがとうございました。

  2. 阿部 優 より:

    松島ですね。紅葉真っ盛りもいいですが、深まった秋の景色もいいですね。
    久しぶりに石庭を見に行こうと思います。

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