OOC活動事例をお寄せ下さい(8月23日~8月29日迄の分)

残暑!今年は特にこの言葉が身体に効く年はないように感じます。皆様、残暑お見舞い申し上げます。今日は二十四節気に一つ「処暑」です。処暑の「処」という文字には「とめる」「とまる」などといった意味があり、この時期から次第に暑さが収まってくるとされている。

処暑とは、暑さが峠を越し秋に向かう時期ですが、最近の夏は残暑が長く続く傾向にあるようです。一説には、春、夏、秋、冬といった四季のある日本が、春と秋の期間があまり感じられなくなり、夏と冬の二季となって来ているとも言われています。

さらに、昔から処暑の頃は台風がよく来るといわれている。自然は季節の恵みだけでなく、厳しい災害をもたらす脅威でもある。こうした災害に備えつつ、実りの秋を迎えるためにも、夏の疲れはこの時期にしっかり癒やし、心と体を休めたいものです。

あっという間に一週間が過ぎました。今週もまた、皆さんの孤軍奮闘している「おせっかい」の投稿を楽しみにしています。典型的な「おせっかい」だけに留まらず、様々な日常の細な出来事を等々、日々淡々と過ぎていく一日一日を丁寧に過ごす為の振り返りの機会としても、「些細な出来事」との関わりもお待ちしています。

上記の期間中に何編でもお受け致します。ドシドシ、書き込んでください。お待ちしています。書き込みは、この下にある「コメントを残す」にお願いします。新しい書き込みのルールは、「事務局からの連絡」に示しています。そちらをご覧下さい。

先週のことです。私の大学院修士課程に在籍しているときにお世話になった先生から促され、福島県の東京電力福島第一原子力発電所事故で甚大な被害を受け、現在でも復旧の途上にある小さな町に行ってきました。

そこでは、2018(平成30)年1月にまちづくり会社が設置されています。その会社(一般社団法人)のキャッチコピーが「世界で一番、過酷かもしれないまちを、世界で一番、ワクワクがあふれるまちに」です。

そのまちづくり会社に所属しながら、映画を通じたコミュニティづくりや地域活性化を目指して2021年4月に設立した任意団体「なみえコミュニティシネマ実行委員会」の中心で活動している方にお会いして、その姿勢や振る舞いにとても感動してきました。

その方が曰く、「浪江町では震災から約12年半が経過した現在でも未だに多くの方が避難を続けており、帰還率は1割程度です。元々地域に根付いていたコミュニティは失われ、帰還町民と移住者が交流する機会もほとんどありません。そこで映画を通じて、誰もが気軽に集える場を提供することによる、世代を超えたつながりや賑わいの創出、交流人口の拡大を目指します」と、

その一環で行われているのが、映画を通じたコミュニティづくりや地域活性化です。今回、この事業のボランティアスタッフとして、映画会開催の準備として行われた野外映画会の会場となる旧津島小学校校庭の草刈りに行ってきました。

「なみえコミュニティシネマ実行委員会」の中心で活動しているその方は、誰よりも早く現場に来ていました。そして草刈りに参加してくれる方々への水や食料の準備を始め、様々な手配を自らが行い、事前に草刈り機階操作の講習を受けて自ら草刈り機械を操作して汗を流していました。

炎天下の中朝8時から午後3時まで自ら草刈り機械を動かして作業に加わり、作業が終わってからは、参加してくれた方々全員を見送り最後に旧津島小学校校庭をあとにしています。

わずかな時間、立ち話をする機会がありました。その方は、住民を事業にお迎えするに際して、絶対に「譲れないこと」があるといいます。其れは、自らの手で準備をして住民をお迎えすることだと言います。他の事業者に手を借りても、自らが率先して汗を流すことは欠かせないと言います。今回も正にその言葉通りでした。

こうした姿勢で町づくりに取り組むと言うことは、とても大切な姿勢だと思います。私が思うに、映画会は単なる娯楽の事業ではなく、住民にふるさとを感じてもらう活動、ふるさとを大切に見守っていることをお伝えする活動だと思うのです。この様な視点を意識して草刈り機械を動かしている姿は、「世界で一番、ワクワクがあふれるまち」と胸を張って言えるようになることを期待させます。

私は、こうした志を持つ若者には、惜しみなく応援したいと思っています。この様な人財は、これからの浪江町の復興発展にとって大切な人財だからです。

帰り道は、流れた汗をそのままにして2時間もの間クーラーで冷やしてきたので、ちょっとお疲れモードになってしまいました。でも、これまでになく心地よい疲労感で、その日は早めにお休みしました。

追伸 草刈りの最中に、浪江町津島支所に勤務している、我らOOCの理解者であり、なみえねっぱす隊の主力メンバーの一人である「浪平」さんが陣中見舞いに顔を出してくれました。何とも嬉しい再会でした。浪平さん有り難うございました。

旧津島小学校(草刈り前)
同(草刈り後)
繁茂する雑草
草刈り機械を操作する若者
終了後の感謝を述べる若者
個人的活動として行っている「なみえコミュニティシネマ実行委員会」の中心になっている若者

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

OOC活動事例をお寄せ下さい(8月23日~8月29日迄の分)” に対して9件のコメントがあります。

  1. しぶちん より:

    こんばんは、この度の浪江町への訪問は、津島シネマの準備の草刈り応援だったのですね。遠方からわざわざ来ていただきありがとうございます。その行動力に敬服しています。津島シネマを開催される若者たちに逢われ、若者自らの思いを聞き、それに対するコメントを読んでいると、人は、何を求めて行動し、自らの使命は、何なのか?自分の置かれている環境から、何ができるのか?その行動をすることにより、誰が何を得るのか?などを考えさせられます。一人ひとりが相手を思いやる❤️こころが 凄く大事であり、前向きに認めていく姿勢が必要なのではないか。と、
    行動力のある若者たちは、どんな環境の中で生きてきて、自らその行動を起こせているのか興味深いですね。
    大変お疲れさまでした。

  2. ハチドリ より:

    個人的活動として東さんが行っている「なみえコミュニティシネマ実行委員会」に、なみえねっぱす隊のメンバーもボランティアとして応援&参加します。

    今夜、先生が書いてくださったことに加えて、さらに東さんの想いを聴くことができました。
    それは『高齢者の方や帰還した町民の方以外のコミュニティの場はどうなっているんだろうと気になっていたこと』『若い人たちの交流の場がない。土日になると多くの人は周辺の町に出かけて行ってしまう。休みの日にも浪江にいて楽しんでもらいたい』『12年間まったく音が無かった津島で音を響かせたい』と言うものでした。そこで、子供も大人も楽しめるものとして映画を見よう!『明日の活力になる』ような映画を!その時だけふるさとに帰って来てもらうだけでもいい!

    「1人で何ができるだろう」と最初思ったそうですが、彼女の想いに協力者は増え、彼女の夢がまさに実現し、一年目は道の駅で、二年目の昨年は請戸漁港でのシーサイドシネマ、そして三年目の今年は、帰還困難区域であった津島地区での開催となったようです。

    昨年のねっぱす隊は、観客としての気楽な参加でしたが、今年は津島地区で行うと聴き、何かお手伝いをしなければといてもたってもいられない気持ちになり、すぐにボランティアの登録をさせていただきました。

    今年は19時からの野外シネマの他に、津島地区の記憶の対談や、約200年前より伝わる田植え踊り(これには東北学院大学の学生さんが参加)の練習会がこの地区では13年ぶりに行われます。これらの内容は、実行委員会の皆さんが話し合い、考えてきたものですが、そこに我々も参加させていただくこと、精一杯お手伝いをさせていただきたいと思っています。

    先日の草刈りの日は熱中症アラートが出てる日で、大変な猛暑の中の草刈り作業!昼頃に先生が来ていらっしゃることを知り、ほんとうにびっくり。そして最初から最後までいてくださったとお聴きし、何度ありがとうございますと言っても足りないくらいの気持ちでした。

    当日は、たくさんの皆さんで盛会となり、ふるさとを感じる1日となればいいなと切に願います。

    1. ハチドリ より:

      今回の申し込みは、個人でそれぞれでしたが、ボランティア参加者の名簿を見たら、当日お孫ちゃんのご用があって町内不在なメンバー以外の名前が連なっていて、結果、ねっぱす隊での参加になったと言う感じです。
      先生たちが草刈りをしてくださいましたが、外灯も何もない、真っ暗な自然の中での開催となり、どんなアクシデントがあるかもわかりませんが、とにかく最後までみんなで目配り、気配りをし、『津島deシネマ』の成功に協力したいと思っています。

  3. 鈴虫 より:

    素敵な若者達の活動をご紹介くださって、ありがとうございます。

    想いの深い方には自然に共感する仲間が集まり、さらに想いを深めながら止むことない地域活動へと展開していくのですね。
    なんて素敵なんでしょう。
    本間先生が応援したくなる気持ちがよく分かります。

    仲間に巡り合うためには、地域への溢れる想いを言葉にして発信することがとても大切なんですね。
    私も共感してくれる仲間と地域活動を一緒に考え、ひとつずつカタチにしていける様にどんどん言葉を発信していこうと思います。

    浪江町で何か動きがあれば、そこにねっぱす隊が現れるということが、今回、よくわかりました!
    浪平さんの地域住民へのエール、みなさんにしっかり届いていることでしょう!
    浪江の若者や浪平さんから発せられたパワーが、私にもいい励みになります。
    ありがとうございました😊

  4. 浪平 より:

    本間先生、先日は暑い中ありがとうございました。体調は大丈夫でしょうか?
    思わず再会出来てとても嬉しかったです。そして、遠くから来ていただいたこと、本当に感謝しております。
    実は休日に、いくこさん、スマイルさんとも再会出来る機会がありましたが、私の事情で行けず😢
    でも、なんと!お二人からメッセージ動画が届くというサプライズ❗️優しさに感動でした😭
    本間先生はじめ、皆様の温かさに触れることが出来ました😌ありがとうございます😊

    1. いくこ より:

      浪平さん、先日はお会いできず残念でしたが、ハチドリさんにお膳立てして頂いて小さなメッセージを送らせてもらい喜んで頂いて、こちらこそとっても嬉しかったです。
      心が通じるということは極上の幸せですね。
      浪平さんが作ったお料理の写真も見せてもらいましたが、私よりお上手ですね。リタイア組のお父さんたちにお料理伝授してもらえたら、毎日のご飯に頭を悩ませるお母さん方に喜ばれそうです。←私です(笑)
      酷暑も今週いっぱいで幾分和らぎそうな予報です、お身体気をつけて乗り切りましょう。

      1. 浪平 より:

        いつも温かい言葉をありがとうございます😊 料理は下手の横好きで、自己流でやってます。成田で男の料理教室でもやりますか?🤣

        1. いくこ より:

          成田で男の料理教室!良いですね~。何を勧めても腰の重い夫も波平さんの教室なら通ってくれそうです。
          いつか、実現しますように。

    2. スマイル より:

      思いがけずの再会、どれほど嬉しかったことでしょうか。お互いに笑顔がこぼれる様子が見えるようです。「あの人の笑顔が見たい」「あの人に笑顔でいて欲しい」そういう気持ちがあれば、社会はきっとあったかーいものになりますね。私たちはついつい難しく考えがちだけれど、二人の笑顔を思い浮かべて、シンプルなことでいいんだな、と思いました。
      それにしても、本間先生、仙台からかけつけて、この酷暑の中での草取り、想像しただけで熱中症になりそうです。頑張っている人たちのために、ありがとうございます。若者たちもどれほど励まされたことでしょう!
      ロードショーの案内チラシが載っていますね。大盛況となって願いや想いが成就されますよう、お祈りしています。

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