31番札所竹林寺と「らんまん」

毎朝、8時になるとテレビの前に座る日々です。連続テレビ小説「らんまん」を観ています。仙台を離れて「四国八十八ヶ寺歩きお遍路」に出かけたのは3月12日です。その時は「舞い上がれ」でした。空への憧れはパイロットになる夢へとふくらんでいく様子から下町ロケット的な状況に変化して、それからどうなるのかという時点以降、ほとんどテレビを観ない状況になりました。仙台に戻ったら新しい内容に変わっており、この様なことでも時の流れを感じたりしていました。この春からの連続テレビ小説「らんまん」であることや四国と関わりがあるは知らないまま四国に入りました。そしたら「らんまん」の文字とにこやかな笑顔の「槙野万太郎」の顔が至る所にありました。たいして関心もなかったので「やたらと目立つな~」程度にしか思っていませんでした。

 16日目(3月28日)のことです。この日は、五台山(標高145m)山頂付近にある31番札所竹林寺を参拝する行程でした。遍路道を選んで歩いていたので、急な山道を登りでした。山頂付近に辿り着くと様子が一変し、仙台で言えば「野草園」か「東北大学植物園」のような感じになり、人がいっぱいいました。歩きお遍路は、何か場違いの所に迷い込んだように錯覚を覚えるほどでした。真新しいオシャレなユニホームを着た方が多くの観光客らしき方々を捌いています。

遍路道も分からなくなってしまったので、その案内している方に31番札所竹林寺を尋ねたら、今いる場所のもっと先のようで、現在いる場所は「若い牧野博士が植物採集に明け暮れた五台山」で、1958年におよそ8haにもわたる広大な敷地に開園した『高知県立牧野植物園』の北側でした。31番札所竹林寺は南園入り口を出たところにあるようで、牧野植物園を縦断するような形で竹林寺に向かいました。

竹林寺の入り口直ぐそばに『高知県立牧野植物園』の看板がありました。よく読んでみると、今いる場所五台山は、四月から始まる連続テレビ小説のモデルになっている植物学者槙野万太郎博士の研究フィールドとのことでした。これにあやかり31番札所竹林寺は参拝者が大勢いいました。このときからだいぶ時は経ちましたが、この様なことがあった五台山と31番札所竹林寺を思い出しながら、今「らんまん」を観ています。

本堂に向かう参道
31番札所竹林寺
高知県立牧野植物園
五台山全域が植物園

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