四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(5月02日51日目)

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行程等基本データ

□月日:令和5年5月02日(51日目)

□天気:午前☀/午後☀

□歩いた時間 9時間00分/日

(6時33分宿発~15時33分着)

□巡拝寺院 1寺巡拝

(6番札所〜番札所)

□歩いた距離:29.3㎞ 

□平均速度3.2㎞/h

□高低差:440m

     5m↔445m 

□行程の特徴 昨日は、長く急峻な道を歩いて88番札所大窪寺を巡拝したのですが、今日は、それの真反対で、急峻な坂道を長くなが〜く下りました。

平坦な道になるまで15km約3時間かかりました。これからすると、大窪寺は、とても裾野の広い山に建立されていることがわかります。久しぶりに、30km近いほぼ全行程が下り坂の一日でした。

  

□本日の行程地形(時間軸×標高)

心身の状態・特記事項(感想)

□身体的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○

長い距離をひたすら歩きました。その大半が下り坂だったので、足首や膝への負担は結構なものが有りました。

精神的状態

 ○  ○  ○  ◇  ○

今日は、88番札所大窪寺を打ち終わり、お礼参りの為に1番札所霊仙寺に向う歩きでした。この為、これまでの様な、時間的な焦りなどなく、いつもよりゆっくりゆっくりと歩けました。

昨日で結願しているので、もしもなにかあったとしても、歩きお遍路の中断はないので、そんな意味で気持ち的に余裕の様な感覚があっのかも知れません。

□受けた「おせったい」 

特にありませんでした。

□特記事項(感想) 

結願の寺88番札所大窪寺の直ぐ近くの宿を早めに出て、山を下りました。外気温が9℃と肌寒い感は有りましたが、今日は、其のことが、清々しさと感じました。

少しばかり下り山全体が見える位置に来て、振り返ってお礼の気持ちで頭を下げたら、不覚にもこみ上げるものがあり、アスファルトを濡らしてしまいました。

昨日は、結願したことに、特段の想いは無かったのですが、今日は、一期一会の人々から頂いた結願への願い、毎日ご加護を願ってくれた多くの方々から様々な支えを頂いて、歩き切れたこと、自分の想いをやり切れたこと等々、様々なことが頭を下げながら思い出されました。

とても有難い時を持てたと感謝の気持ちが、一瞬の間に沸き起こったのです。私は恵まれているようです。ほんとうに有り難いことです。

□明日の行程の留意事項 6番札所安楽寺から15km程歩き1番札所霊仙寺にお礼の参拝をします。その後は、高野山奥の院に登るために、その麓まで移動します。

印象に残る写真

結願の寺88番札所大窪寺立つ山
3時間歩いてもまだこの光景
快晴の中を歩く
宿坊のある6番札所安楽寺
ライトアップされた塔

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(5月02日51日目)” に対して5件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    先日,女川,南三陸,気仙沼を回ってきました。
    その時にとても素敵なカードに出会いました。
    そこには,「一期一会と言うけれど,あなたにだけはまためぐり会いたいな」と書かれていました。

    結願したその日は,結願したことに特段の想いは無かったけど,次の日,一期一会の人々から頂いた結願への願い等いろいろ思い出されたとのこと。今回のお遍路でたくさんの一期一会の出逢いがあったかと思いますが,その中には先生とお話をして,「またあの方とお会いして話をしてみたいな」と思われたかたもきっといらっしゃったと思いますよ。

    『隨縁会心』私が学生の頃に実習先で出会った大切な言葉を思い出しています。

  2. 鈴虫 より:

    結願を果たした後にも、その報告と感謝を伝えるために歩く行程のなんと尊いことでしょう。

    毎日の暮らしの中でも、何も見ない、考えないで済ませようとすることも出来るのだけれど、そうではなくて、何故、どうしての疑問を持ち深く考えてみることの大切さをしみじみと感じています。

    今、目の前の課題に一時凌ぎではない元からの解決策があるのではないか。どうすればより良い私になれるのか。
    立ち止まらずに一歩前へと進むことは、時にとても勇気と覚悟が要るものです。
    その勇気を奮い立たせるきっかけと強い想いさえあれば、きっとより良い自分に出会えるのではないかな。

    友人との会話から、そんな事を考えた今日この頃です。
    感謝。

  3. いくこ より:

    清々しい碧空の写真、先生のお気持ちと、私も感謝の想いで拝見しています。
    お会いする日が楽しみです。

  4. スマイル より:

    感謝は「する」ものではなく、本来は「湧き上がる」もの。でも、一生のうち涙があふれるほどの感謝が湧き上がってくることはそうはないと思います。結願を果たした山を見上げての涙は、その貴重な瞬間だったと、胸が熱くなりました。この瞬間に湧き上がり全身を貫いた感謝こそ、これからの人生の折々に灯となって心を照らしてくれるのではないか、と感じました。
    今日は1番札所へのお礼参り。ゴールデンウィークなので人もたくさんいるのではないでしょうか?最初に見た風景とだいぶ変わっているかもしれませんね。季節的にも本当にここしかない、という素晴らしい時にお遍路を始められたのだな、とあらためて思いました。
    お礼参りへの道を存分に味わうことができますように・・・

  5. 阿部優 より:

    本間さん、早く無事に帰って来てください。
    きっと、お疲れ様もおめでとうございますも言いません。ありがとうございましたと直接言いたいです。夢を成し遂げた漢の話しを聞かせてください。

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