仙台のあじさい寺といわれる資福寺
運動会の振替休日の今日(6月21日)、孫と一緒に、仙台のあじさい寺といわれている資福寺(仙台市青葉区北山)に行きました。紫陽花といえば鎌倉の明月院が直ぐに思い出されます。でも、仙台にも紫陽花寺といわれているお寺が輪王寺の近くにあるというので、行ってみたところです。
資福寺は、元々山形県高畠町に建立された寺院でしたが、戦国時代に住職となった虎哉宗乙が仙台藩主伊達政宗の教育を任されていた事から、政宗の移封に従って岩出山そして仙台へと移って来たとあります。
資福寺には、敷地内全体で約1200株の紫陽花が植えられていてます。毎年6月の梅雨の時期になると、境内のいたるところで一斉に花を咲かせ、特に、山門までの参道の階段の両脇に咲く紫陽花が見事といわれています。今日、行った限りにおいては、時期が少し早かったのか、咲き乱れているという感じではありませんでしたが、それでも紫陽花寺の呼び名に恥じない、見事なものでした。平日ではありますが、多くの人が寺を訪れていました。写真を撮る人、句を詠む人とそれぞれですが、至る所で立ち止まり、紫陽花を愛でていました。
孫は、様々な形をしていることに興味をしめし、がくあじさいを「花火のようだ」と表現していました。子どもの感性には驚かされます。いわれてみれば、そう見えるかもと感心しました。四季を感じる場所に子どもを立たせることは、彼の感性を引き出し磨く事につながるかも知れません。彼の振る舞いを見ながら、連れてきた甲斐があったと思いました。
コロナ禍にあって、例年開かれている休憩所や御朱印は中止となり、少々残念なところもありましたが、仙台の紫陽花寺境内を歩けたのは、また一つ仙台の四季を感じる場所を知る良い機会になりました。来年のQSLcard仙台に四季6月Versionは、資福寺の紫陽花が良いかもしれません。