こどもの日

今日はこどもの日。国民の祝日で1948年(昭和23)制定されました。国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号))では、「こどもの日 五月五日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」。と書かれています。こどもの日と端午の節句は、同じ日ですが、別行事です。端午の節句は、中国から伝わった風習で、古来から男の子の健やかな成長を願って行われる行事です。こどもの日は男女関係なく、すべてのこどもが対象となる日で、端午の節句は男の子の節句となります。

こどもの日を前に発表された総務省の統計によると、14歳以下の子どもの数は、前年より19万人(宮城県大崎市圏域193,757人)少ない1千493万人で40年連続減少しいます。総人口に占める割合は11.9%で、比較可能な1950(昭和25)年以降の過去最低を更新し、少子化の進行している現状を裏付けています。

子どもの数は1954(昭和29)年の2千989万人をピークに減少を続けています。1971(昭和46)年から1974(昭和49)年の第二次ベビーブーム前後に一時増えましたが、1982(昭和57)年からは減り続けています。1997(平成6)年には、子どもの割合が、65歳以上高齢者の割合を初めて下回りました。

国連人口統計年鑑による推計値では、日本の子どもの割合(11.9%)は、人口4千万人以上の33ヶ国の内、韓国の12.2%、イタリアの13.3%等を下回り最も低い値でした(2021/05/05河北新報)。

日本の高齢化率(28.7%:2020.09)の高さは、「少子」も大きな要因といわれています。高齢者が多いだけではなく子、どもが少ない所に将来の行く末を不安にさせます。少ない子どもをどの様にして健全に育てていくか。家庭内だけではなく地域挙げて取り組むべき社会的課題だと思います。子どもを取り巻く社会的な支援体制は、とても弱くなっています。減少著しい「子ども会」を地域皆で支える、地域にある小学校・中学校を地域で支える。行政頼みではなく、我々に出来ることを、こどもの日を迎えた今日、その制定の趣旨を思い起こしつつ、みんなで考えてみたいものです。

さて、今年のこどもの日は何をしようか。三年前は東京の長男の所に行ったり隣の娘夫婦と食事をして、こどもの日をお祝いしました。今年は四国お遍路で外に出ていたので、現在2週間の外出自粛中で、隣の孫にも会えません。書斎に籠もるしかなさそうです。

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