たい焼きが食べたい!
特段、理由はないのです。でも、なぜかたい焼きに憧れが有り無性に食べたくなるときがあります。元朝参りの参道に建ち並ぶ屋台の定番、リンゴ飴、たこ焼き、焼きそば、そして『たい焼き』。もう少し寝るとお正月、そんなことが潜在意識の中にあるのでしょうか。たい焼きが無性に食べたくなって、たい焼きそのものを買えば良いのに、『たい焼き器』を買ってしまいました。
それも南部鉄器のプロ仕様(と書いてありました)。鋳鉄製のたい焼き器は、テフロン加工等の焦げ付き防止処置は行われず、無骨なまでの鋳鉄のまんまです。更に、使う人が「シーズニング」をやれ、と放り投げています。鋳鉄製品を長く快適に使うために、油をなじませる「シーズニング」はとても大切で、焦げ付きを防ぐだけでなく、サビからも守ってくれる大切な処置です。
「シーズニング」は、ダッチオーブン等ではおなじみの処置です。たい焼き器も材質が鋳鉄なので同じ措置が必要です。たい焼きをするのに、シーズニングから入るので、何かキャンプ始めるかのようなわくわく感があります。そういえば、トコトン山や岩手山麓のキャンプ場で使ったダッチオーブンは何処に行ったのだろう。近頃キャンプには全く行けていない。以前は、金曜日の仕事を終えてからトコトン山に向かい、夜中にテントを張ったりしていました。
たい焼き器を買えば、もういつでもたい焼きを食べることができます。これでたい焼きに飢えることはなくなりそうです。定番の「あんこ」と「ずんだ」で試してみました。山盛りになったたい焼きを爆食しようと思っていたのですが、途中から待てなくなって、焼きながら食べてしまいました。
珈琲と渋めのお茶で、味変しながら夕方から夜食までを「たい焼き」で済ませしょうと考えています。今日の成果品は20尾。中には、高級魚の「黒ダイ」もあります。また、突然変異なのか色素の抜けた「白タイ」もいました。途中に味見を兼ねた食べた感じでは、「おやつの味」で「屋台の味」ではありませんでした。持っていたイメージとは大分距離があります。まだまだ修行が必要な感じです。南部鉄器のたい焼き器は、なかなか良いです。重要感もあり、ジンワリと焼いてくれます。当分、これで遊べそうです。






