境内に入ってから長い石段(4月26日45日目)

宿を出てから20km程は、平坦な一般道を歩き、短い距離で3箇所の札所を巡拝。その後、一日の終わり頃に今日4箇所目の札所を巡拝します。昨日の66番札所雲辺寺の遍路ころがしの疲れが足に残っているので、いつものように平坦な道の午前中は軽い足取りというわけには行きませんでした。68番札所神恵院、69番札所観音寺、70番札所山本寺、71番札弥谷寺の4霊場を巡拝します。

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

境内に入ってから長い石段(4月26日45日目)” に対して3件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    1日で4箇所の札所を巡拝した45日めもお疲れさまでした。

    昨日の遍路転がしの疲れが残っていたのですから、一境内の中に二箇所あった札所に思わず『チョー助かる』などと軽口を叩いても、罰当たりなんかじゃありません。御大師さまは、きっと「ホガ!ホガ!」と言ってくださったと思います。
    (わからない方のために、「ホガ!ホガ!」とは、「そうかそうか」と言うことです)

    山本寺のご本尊は馬頭観菩薩で、それは『馬が盛んに草を食べるように、人間が持っている悪心や欲心、怒り、悩みをなくしてくれる」という意味があるのですね。
    4月18日に訪れた遍照院の馬瓦のこと、よく覚えています。テカテカきれいでした。あの馬瓦にもこんな意味があったのかもしれませんね。
    私は、昔、町民さんと役場で料理教室をしていた時、ボールに残った野菜サラダを抱えて食べていたら「馬のように野菜を食べるのね!」と言われたことがありました。
    私も馬頭観菩薩にあやかれたらいいなと思います。

    最後、弥谷寺の本堂まで、そして境内の中も長い急勾配の石段でつながれていたようで、とてもキツイご参拝のようでした。
    ちなみに、香川県金刀羅宮の階段は785段、さらに奥社までは1,368段なようです。降りてきてからのかき氷がとっても美味しかったんですよ。
    先生は、コンビニのバニラアイス派ですか?

    宿が近くにあって良かった!フロントの人が『皆さん疲れ切って入って来ます』とおっしゃっていたとのこと。その一言、みんなもそうなんだな~と、なんとなくホッとしたのではないでしょうか。

    明日も頑張ってくださいね。

  2. 鈴虫 より:

    境内に入ってから長い階段が待っていた71番札所弥谷寺。
    それもまるで空まで続いてそうなこの急勾配で108段とは、大きなため息が出てしまいます。
    この坂を煩悩の数108段の階段にするって、サラッと言ってますが緻密な計算がされているのですよね。
    そして、お遍路さんの痛いところをつく煩悩という言葉。それを言われれば何としてもこれを乗り越えなければならないと、重い足取りでよいしょよいしょと登っていくのでしょう。
    私まで数年前に山形の出羽三山お参りであの何処までも続く階段を登った時の感覚をはっきりと思い出し、息も絶え絶えになりそうです。
    写真を見れば、ここを登ったお遍路さん達がもれなく階段1段目から手摺りに乗せた手にぎゅっと力を込めて踏ん張りながら登ったことが伝わります。朱色の塗装がすっかり剥げていますもの。
    さらに、下る時にはすっかり膝が笑って転げおりそうだったことでしょう。
    まさに修行、本当にお疲れさまでした。

  3. いくこ より:

    『宿を出てから20km程は、平坦な一般道を歩き』という書き出しに、軽めの出だしという感じを受けて、お遍路さんは超人?という思いがこみ上げましたが、『一箇所で二つの札所を巡拝できて「チョー助かる」』にほっとした私。
    何かができる人を羨ましく思い、自分をひき比べてしまうという煩悩の中に居るようです(笑)
    檀家寺からお盆のお札が届きました、今の在りようをご先祖様に感謝して更に軽やかにと思い至りました。
    今週もありがとうございました。

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