胸突き八丁と「阿弥陀来迎図」を思わせる石仏(4月15日34日目)

宿を出てからゆっくりと登り坂が続き、アップダウンを繰り返しながら八丁坂遍路道に繋がります。八丁坂遍路道は周りの様子が一変しました。足元は沢状態で荒れており、「胸突き八丁」という言葉どおりの厳しい登り坂でした。帰りは一般道の下りです。45番札所岩屋寺1霊場を巡拝します。

苦しくなり「南無大師遍照金剛」と口が勝手に唱えます。

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

胸突き八丁と「阿弥陀来迎図」を思わせる石仏(4月15日34日目)” に対して2件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    「むなつきはっちょう」、またまた新しい言葉を知りました。調べてみたら、『物事を成し遂げる過程で一番苦しい正念場』とありました。
    そんな大変な坂道が2,800mも続く34日目も、お疲れ様でした。

    落ち葉の積み重なった道、坂道だと晴れていても滑りやすいのでしょうか?雲間から微かに見える街並みにホッとしたことでしょう。また、下る途中に昔の石仏だけではなく最近のもあったとのこと、確かに地域の方々と共にある札所だと言うことを感じますよね。

    驚いたのは、岩をくりぬいたわずかな空間で、『女人が巌窟に籠もり法華三昧を成就して自在に飛行できる験力を得た』という伝承。先生、そこで一言「ホントスカヤ」は出なかったのでしょうか?(笑)
    感動したのは、法面を覆い尽くす多くの地蔵菩薩の写真です。すごいです!きっと、お遍路さんの修行を優しく見守ってくれていることと思います。この写真、デスクマットにそっと挟んでおきたいなと思いました。

    帰り道は、のんびりと知った道を歩けてよかったですね。でも、同じ道でも「一期一会」を感じることがあったのではないでしょうか。
    明日も頑張ってください。

  2. いくこ より:

    苦しい道を雨に濡れながらの道のり、私が子どもの頃は傘も長靴も今のような良品ではなく、外出時はびしょびしょと濡れてしまうことが多くて、気持ち悪さに歩きながら泣きたくなったことを思い出していました。
    そんな大変な道のりを先生は有難く思い、そのように過ごす時間を大切に思い歩かれたようです、読んでいるこちらも仏様に見守られているような有難い思いになりました。
    今週もありがとうございました。

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