四国を中心に大きな地震
17日午後11時14分頃、愛媛県と高知県で震度6弱を観測する強い地震がありました。震源地は、豊後水道(四国愛媛県と九州大分県の間)で、震源の深さは39km、地震規模はM6.6と推定されています。
愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱を観測されています。幸にもこの地震による津波はないと発表されています。
昨年の丁度今頃に、四国八十八ヶ寺歩きお遍路で、最大震度6弱を記録した高知県宿毛市(すくもし)は4月7日と8日、愛媛県愛南町は4月8日と9日に宿泊及びお遍路をしています。
遍路宿は、いずれも海岸沿いで、高知県宿毛市は豊後水道に面した宿毛湾沿いの遍路宿、愛媛県愛南町は、同じく豊後水道に面した内海に面した遍路宿です。どちらも、海抜0メートルで、もし津波が来たら簡単に浸水する場所でした。テレビの災害関連ニュースで放映される場所は、きっと気のせいだとは思うのですが、聞き覚えのある市町名が出てくるので、歩きお遍路で「庭先をお借りした」場所に見えてきます。
手を振って見送ったローカル鉄道に影響がでていないのか、崖崩れなど被害が出ていないのだろうか等々、新聞やテレビのニュース記事が気になります。
地震の発生時間は深夜に近い23時14分です。4月7日高知県宿毛市では、雨の中34㎞も歩いて疲れ切って宿に入っています。翌4月8日愛媛県愛南町は、松尾峠を越え8時間40分も歩く一日でした。夕食を終えるなり爆睡の状態だったと思います。改めて地図を広げてみたら、宿は街中に有り高台までは相当の距離がありました。深夜、土地勘のない場所で、疲れたからだをたたき起こして「高台避難」。相当、混乱したのではないかと思います。
四国八十八ヶ寺歩きお遍路中に捻挫してお世話になった石田先生は、高知県南国市にお住まいです。先生からは、自分自身は被害がないが、高知県の西の方面は大変な様子、宿毛市は強く揺れたようだ、とショートメールの返信に書いてありました。
もしかしたら遭遇していたかも知れない、1年前に歩きお遍路をしたこの地で発生した大きな地震。おせったいして下さった四国の皆さんのご無事を唯々祈っています。
今年に入ってから大きな地震が続いています。
石川県能登地方の支援もまだまだ長期的に継続していかないといけないところに、台湾の大地震。
南三陸町では東日本大震災の際に物心ともに多大なご支援を頂いた台湾のみなさんへ、今こそ恩送りの時です。
町の色々な所に募金箱が設置され、普段よりお札も多く見られるようです。それだけ町民一人ひとりが御恩を忘れられないお国だということでしょう。
そして先日の四国九州地方の大震災がありました。
その地方では、震度6もの地震の記録が無いとのこと(それで津波避難所の高さも不十分だったのかも)、みなさんの日常生活は大混乱を極めているのではないかとお見舞い申し上げます。
この様に続いた自然災害のニュースに私達の感覚は少しずつ麻痺して、「大変だ‼️何か出来ることをしたい」という気持ちも薄れてしまっていると感じています。
そういう私も。
でも、何か被災地と繋がることをしたいと考えて、昨年お取り寄せした小夏を今期もひと箱注文しました。
今後も息長く心を寄せて、「ひとりじゃないよ、応援してます」ということを伝えていきたいと思います。