四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月27日46日目)
jtp
行程等基本データ
□月日:令和5年4月27日(46日目)
□天気:午前☀/午後☀
□歩いた時間 9時間34分/日
(7時42分宿発~17時16分着)
□巡拝寺院 6寺巡拝
(72番札所〜77番札所)
□歩いた距離:23.5㎞
□平均速度2.5㎞/h
□高低差:248.m
2m↔150m
□行程の特徴 宿を出てから弥谷寺のある弥谷山を回り込むような遍路道を登ったり下ったりしながら山の反対側に歩くました。それ以降は、ほぼ平坦な遍路道を各札所を回りながら歩きました。
75番札所善通寺を除き、他の札所は、郊外の場所に有りました。今日は、巡拝の札所が6ヶ所あり、各お寺でお経を読む時間等の為に、滞在時間が思ったより多く時間がかかりました。この為、距離数からすると、所要時間が長くなってしまいました。
□本日の行程地形(時間軸×標高)
心身の状態・特記事項(感想)
□身体的状態
○ ○ ◇ ○ ○
昨日は、温泉宿ということもあり、しっかり身体のケアに時間を取りました。お疲れモードを解消するためにも睡眠時間をたっぷり取りました。そんなこともあって、昨日までの疲れを繰り越さないで朝を迎えることが出来ました。それもあって、今日は強い疲労感を感じないで歩けました。
精神的状態
○ ○ ◇ ○ ○
巡拝札所が多かったのですが、それぞれのお寺では、様々な工夫を凝らしていたりしてたので、そんなことに関心を持ちながら巡拝しました。この為、疲れを忘れていました。
□受けた「おせったい」
みかん🍊 72番札所曼荼羅寺を通り掛かったとき、たわわに実を付けている木に、「ご自由にどうぞ」と書かれていました。これは嬉しいと2個もぎ取って頂きました。近くでは、「うどんおせったいします」というのま有りました。お昼にはまだ間があるので、みかんだけ頂き、次の札所に向かいました。以前、住職から聞いたお話を実体験しました。
□特記事項(感想)
今日は、一日で6ヶ所の札所を巡拝しました。その間が比較的短かったので、意識していたわけではなかったのですが、それぞれのお寺の取り組みのようなものを感じられました。いわゆる観光客が来るような場所にある札所と、お遍路さん中心の札所、名の知られた札所等々で、工夫への力の入れ方に違いがあるように思えました。
また、お寺の佇まいにも違いがあり、観光客を呼び込むことを意識している札所や修行の場に徹している札所等々です。
それらは、場の空気感もさることながら、対応してくれる方々からも感じ取れる様な気がしました。「場の力」は、そこの構成員が醸し出しているのだと改めて感じました。そしてそこには、人しれない努力や細やかな配慮があって、それこそが空気感をつくっていることを再確認しました。
□明日の行程の留意事項 20km近く歩いてからの遍路転がし!これは心してかからねばです。
印象に残る写真
動画のアップありがとうございます。
一緒に歩かせて頂いているようです。空の色がもう初夏ですね、暖房をつけた部屋で空を見上げました。みなさん触れていらっしゃいますが「場の力」改めて心に留めたいと思いました。
今日も無事に歩かれますように。
写真からも動画からも、四国の風・空気・そして気持ちよい空の青を感じることができて、心洗われるようです。動画の本間先生のお声もお元気そうで、お鈴の音が場を清めていることを感じ、ありがたい気持ちになりました。「音」って大事ですね。先生と共にある「お鈴」の音色は、これまでずっと守ってくださったことを感じました。
毎日精魂尽きて宿に入られ、すぐにでも休みたいところをこうして記事や写真をアップしていただいているおかげで、歩きお遍路とはどういうものなのか、私たちにも理解できるものがあり感謝しています。
行程表には「何とかなる」「苦しい」「大変キツい」と三段階に色分けされていて、今日は多分最後の「大変キツい」となるのではないでしょうか?その後も「苦しい」が続くのですが、今日の「大変キツい」遍路転がしを無事に乗り切ることができるようお祈りしています。
空海が産まれた場所に開かれた善通寺、広大な敷地内に一般のお参りの方々の様子がいいですね。寺の名前のついた土地に暮らす人々が有難く心を寄せる場所なのでしょう。
青空とそよ風が気持ちよく、お遍路日和でしたね。とても爽快感のある動画をありがとうございました。
「場の力」とは、そこの構成員が醸し出しているのだという一文を読んで、確かにその通りだと思いました。私の所属する場も、一人ひとりが心を込めて作り上げていると思います。
ただ、長い年月を経ても大切なものが変わらずに引き継がれるためには、並々ならぬ努力が必要です。そう考えると、仏教文化とともに人々に浸透しているおせったいの心とは、なんて素晴らしいのでしょうか。
おせったいの遺伝子を持った人々の日常生活をのぞいてみたくなりました。
今回は残念ながら74番札所甲山寺について触れられていません。特筆することが無かったのか、ただ漏れてしまったのか気になります。多くの中のひとつとスルーされたら、私が甲山寺の気持ちになって、ションボリです。
さて、今日も終盤に遍路転がしですね、出来るできる!
沢山のみんなが応援しています!
とてもきれいな青空!心地よい風を感じながら6つの札所を巡拝なさったのですね。
ご自由にどうぞの🍊が気になります。
一つひとつに袋がかけられ、丁寧に育てられているみかんはさぞかし美味しかったことでしょう。「子どもSOS」の表示もいいですね。
今日の成田マルシェのウエブサイトで先生からのメッセージと共に紹介されていたデコポン、私の元にも届き、四国の味をありがたくいただきました。ご馳走さまでした。
さて、先生が書かれた「場の力」、自然とそうなるのではなく、実はそこには『人しれない努力や細やかな配慮があって、それこそが空気感をつくっている』は、ほんとうにそう思います。いつしかそれは当たり前になり、自然とそうなっているように見えてくるのかもしれませんが、しかし、やはりそこにはかかせない気配り、心配りがあるのだと思います。
明日は最後にドンと遍路転がしが待っているのですね。心してお進みください。