四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月8日27日目)
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行程等基本データ
□月日:令和5年4月8日(27日目)
□天気:午前☀/午後☀強風
□歩いた時間 8時間40分/日
(7時00分宿発~15時40分着)
□巡拝寺院:1寺巡拝
(40番札所~番札所)
□歩いた距離:21.3㎞
□平均速度2.5㎞/h
□高低差:298m
2m↔300m
□行程の特徴 宿を出てからははどなくして松尾峠(300m)がありました。短い距離(50m〜100m)で急勾配のアップダウンを繰り返して峠を目指しました。松尾峠を越えると、緩い勾配で全体としては下り坂ななっていました。
今日は距離が21.3kmと短くて、足の痛みを抱えながら歩く距離が短くて助かりました。天気は、三日ぶりで雨から開放され、朝から晴れていてとても気持ちよく歩けました。たた、昼過ぎからは風が大変強くて、向かい風で立止ざるを得ないほどの強い風でした。
□本日の行程地形(時間軸×標高)
心身の状態・特記事項(感想)
□身体的状態
○ ○ ○ ◇ ○
300mの峠越え終えてから、足の痛みが出てきました。平坦地と違い、アップダウンの続く遍路道は、足への負担が大きいようです。その後の下り坂なので、足首や膝に体重がかかり、どうしても痛みが出ます。それでも好天の中で距離も短かったので、比較的軽快に歩けました。
精神的状態
○ ○ ○ ◇ ○
三日ぶりの晴れ!松尾峠超えは大変でしたが、遠くまで見渡せる峠からの景色は中々なものでした。これだけでも、今日は気持ち良い一日になりました。今日の行程が概ね遍路道中心だったので、それもいもち良さを増幅させたのがも知れません。
□受けた「おせったい」
小夏 松尾峠一帯は、果樹園が広がっていました。下刈りに来ていた農家さんから、木になってる小夏をもぎ取り、三つ頂きました。たまたま、二人連れと峠の展望台で一緒になったので、その方々にもおすそ分けして頂きました。
□特記事項(感想) 39番札所延光寺を最後に高知県に別れを告げ、今日から愛媛県に入りました。徳島県の23霊場は「発心の道場」(219.9km)と呼ばれ、高知県の16霊場は「修業の道場」(384.6km)と呼ばれています。
発心の道場(徳島県)は「悟りを求める心を起こす道場」と説明されています。確かに、四国まで来て、苦行を行うので、改めて真意問う場なのだろうと思います。
私が思うに、それに加えて、次の「修行の道場」に入る為の心身を鍛える場なのではないかと思います。長期間歩ける体力、精神力が備わっていない状況では修行は出来ません。この為、修行に耐えうる心身を鍛える為にある期間のように思えます。
現に、お遍路開始早々に、最初で最大の遍路転がし12番札所焼山寺や遍路転がしが連続する20番札所鶴林寺、21番札所太龍寺があったりします。私自身、この期間は、心身が非常に厳しいものがありました。後悔はしませんでしたが、ひたすら苦しさに耐えた期間でした。
これを越えてからの修業の道場(高知県)は、札所間が長く、その間をひたすら歩く期間でした。一日中あるき続け、徳島県の霊場にあったり険しい山道での苦しさとは別の厳しさがありました。ただただ晴れた日も雨の日も歩き続ける日々でした。
目の前の一歩一歩をひたすら繰り返して、疲労コンバイの状態で宿に転がり込む。翌日、起きられた、数歩歩いて今日歩けるかも知れない。そして又は歩く。これの繰り返しです。
このような状態では、余裕が無くなり、今、この瞬間しか考えられなくなります。余裕が無くなり、目の前の今で精一杯と言うことは、同時に雑念も沸き起こらなくなるのです。ある種の「無心」状態に近づける様な感じかしました。
更に、今、歩けていることが、様々な人々や様々な環境の支えのお陰だと実感するのです。ありとあらゆることに感謝の気持ちが沸き起こって来るのです。そして、このとこは、御仏の「ご加護」のよって成し得ているのだと感じられるのです。
私は、このことこそが「修業」ではないかと思いました。これまで、「修業」とは、厳しい環境な身を投じてそれに耐える、こんなふうに考えていました。でも今は少しばかり変わりました。修業とは、ありとあらゆることに感謝の気持ちを持てる様になることや、ご加護之存在を信じられる様になること、そのように思えてきたのです。
私のような凡人は、厳しい環境に身を投じてはじめて、その心境に少しだけ近づける様な気がします。しかし、しっかり修業した僧侶は、この様な厳しい環境に身を置かなくても、ご加護や感謝の念を持てるのだと思います。この辺が、にわか修業もどきとの違いの様に思います。
現時点でのことですが、修業の道場(高知県)を超えて何となくのレベルですが、この様な感想を持っています。
皆さんの応援に心から感謝しています。そして、毎回「ご加護」を念じて頂きまして有難うございました。まだまた続来ます。もうしばらく見守って下さい。
□明日の行程の留意点 お昼頃に柏坂遍路道(470m)があります。足へのの負担は相当有りそうなので、気をつけて歩きたいと思っています。
印象に残る写真・感想(特記事項)
愛媛県に入られたお遍路さんに、何よりのお恵みの青空ですね。
この景色を見て、この先の行程にも希望の光が差し込んでいる様に思いました。
今度の土曜日に本格始動するがんサロン『ふらっと南三陸』の打ち合わせと称して、今日は華日和さんとお会いします。
私は未知の挑戦を前に、私には何が出来るのかを真剣に考えていますが、きっと只そこに居ることしか出来ないのだと思います。何かしようと思ってはいけない、同じ時間を一緒に過ごすことに意味があるのだと、今は思います。
日常生活は先生の修行のように『発心』『修行』、、と明らかな段階を踏むものではありませんが、周りのすべてのことに感謝しながら今を精一杯過ごすことが修行に通じるのではないかと思います。
最近は様々な出会いから私自身の世界が広がっていくことを実感し、巡り合わせの不思議に感謝の毎日です。
私が頂いたお恵みを次の何方かに感謝と共にお渡ししていきたいと思っております。
先生のお遍路紀行から、こんな気持ちにさせて頂いて有難いことです。
蒼くすいこまれそうな空の写真が心に沁みるようです。
今朝起きたら雪で屋根が白くなっていてびっくり、7時からは富谷市のクリーン作戦で草取りをしましたが手が凍えるようでした。
皆さんの投稿を拝見してそれぞれの空を思っています。
今日も皆さんそれぞれに守られますように。
いくこさん、雪?
こちらも天気予報では会津地方は雪と言っててびっくり。でも、私が福島に来て一年目の春、🌸さくらの花に雪が降ったことあったこと思い出しました。クリーン作戦お疲れさまでした。
晴れて良かったですね。
青空が眩しいくらいに素敵です。
『山道に入ります』の写真もなんとも雰囲気がありますね。葉書にして大切な皆さんに「お元気ですか?」と送ってみたいです。
歩いた距離23.1km。昨日私は福島浜通りの復興に願いを込めた『浜街道さくらウォーク&清掃活動』にねっぱす隊の皆さんと参加し、5.6kmを歩きました。先生の四分の一程度ですが、左膝の違和感と少しばかり腰にも違和感があり、これはダメだわ😅と感じつつも、ごみ拾い、おしゃべりを楽しみながらゴールに到着!途中、参加していた地元の小学生から声をかけられていろんなことを教えてもらったりして、あっ、これがおせったいだと喜んだりしました。
会場で浪江焼きそば、おにぎり、手羽先揚げ、大判焼き、フライドポテトの豪華昼食をいただいていた時に雨が降って来たのですが、いつの間にか近くに大きなテントが設営されていました。参加者はそこに移動し、雨に当たらないで大抽選会を楽しむことができましたが、前日の天気予報では、雨は降らないとなっていたのに、この一連の行為を考えただけでも、主催者のみなさんの前もっての素晴らしい準備にただただ感謝と感激の気持ちでいっぱいになりました。来年もぜひ参加したいと強く思いました。
先生、とうとう半分の行程を歩ききりましたね。『これまで「修業」とは、厳しい環境な身を投じてそれに耐えると言うふうに考えていたけど、修業とはありとあらゆることに感謝の気持ちを持てる様になることや、ご加護之存在を信じられる様になること、そのように思えてきたのです。』とありました。こういうのを一つ悟りを開いたと言うのでしょうか。私は語彙力が乏しいのでうまく表現ができないのですが、先生はとても良い時間をお過ごしのことと思うのです。
今日は、お昼頃になかなかの遍路道があるようですが、とにかく気をつけて一歩いっぽ歩いてください。行ってらっしゃいませ。
「山道にはいります」いいですよね、先生の影がとっても良い感じ、葉書❗ハチドリさんに一票。
ねっぱす隊の報告に、皆さんのお顔を思い浮かべています。
ね、素敵な葉書になりそうですよね😉
こちらは小雨も降ったけど、嬉し楽しの清掃活動になりましたよ。22日おじゃまするかも~🤗
写真からでもこちらの目にも心にも染み渡る透き通った青空。それを見た時にふと湧き上がってきた想いがありました。これまで「太陽の光は分け隔てなく全ての人に降り注ぐ」と思ってきたけれど、太陽も光も意志をもっているように感じ「喜んで受け取るものに、より喜んで降り注ぐ」と思ったのです。先生が撮影なさった写真からは、太陽も空も心から喜んでいる気持ちが伝わってきました。だからこそ、こちらの心まで染み渡ると・・・
ご加護もまた「苦しい修行をしている先生だから注がれる」というよりも「ご加護に気が付いて感謝しているからこそ、いっそう注がれる」のではないかと・・・であれば、私たちもまた、目に見えない存在に日々守られていること、だからこそ今日を生きられるのだということを感じ感謝すればするほど、ご加護があるのではないか、と思いました。
お遍路はその旅路に心寄せる者にもご加護と気づきがあるようです。
おはようございます。
今朝の栗原は晴天。昨日の冬戻りから、また春。今日は桜吹雪が楽しめそうです。
いよいよ 愛媛県入り。
色々ありました。宮城の伊達のお殿様と、愛媛県宇和島の伊達のお殿様のご縁が
きっと、お守りして下さるはずです。
今日も気をつけて 前に歩みを進めて下さい。 行ってらっしゃい。
高知滞在中に、何度か話題にでた小夏。
小夏の食べ方は、黄色の外側を包丁で薄く剥き、果肉と皮の間の白わたの部分を残したまま カットして食べるのが、一般的な食べ方です。
旅の途中、きっと 手で皮を剥き、かぶりついたのでしょうか? ね!