四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(3月20日8日目)
行程等基本データ
□月日:令和5年3月20日(8日目)
□天気:午前☀/午後☀
□歩いた時間 11時間00分/日
(6時30宿発~17時30分着)
□巡拝寺院:1寺巡拝
(23番札所~番札所)
□歩いた距離:24.0㎞
□平均速度2.9㎞/h
□高低差:119m
1m↔120m
□行程の特徴 20番札所鶴林寺と21番札所大龍寺を越える、お遍路転がしで傷んだ足腰をいたわりながらの行程でした。高低差は119mとそこそこ有るのですが、這うような登りが有るわけではないので、息を切らすことはありませんでした。
しかし、心配していたように、アスファルト舗装の道を長距離歩くので、膝と足の裏への負担が想像をしていたようにキツイものが有りました。
今日の行程の後半から海を見ることが出来ました。川と同じように、なぜか「ウオー」と声を出してしまいます。海の色が透き通った真っ青でとても綺麗でした。これまでの行程は、ほとんどが山中だったので、海を見いて雰囲気のその違いを改めて感じました。
50%が挫折するという地点を乗り越えたので、自分としての第一関門はクリアです。今日はささやかな祝杯をあげます。
□本日の行程地形(時間軸×標高)
心身の状態・特記事項(感想)
□身体的状態
○ ◇ ○ ○ ○
足腰(膝・足首)への負担が大きいので、テーピングをしっかり施して歩きました。足腰、特に膝のダメージが多少残っていましたが、歩き切ることは出来ました。
問題は足の裏。水疱が出来る状態にはなりませんでしたが、多少ヒリヒリして赤く腫れています。今夜一晩で何とか回復させたいです。
精神的状態
○ ○ ◇ ○ ○
今日は、全工程をお経をスマホから流しながら歩きました。御真言を唱えながらよりも、お経の響きに包まれての歩きは、とてもいい感じです。
歩き遍路の手引や体験記では、音楽を聴きながら歩くことを勧めているのが多いようです。
でも、私は俗世を離れて歩き遍路に徹したいので、Celine Dionや小田和正ではなく、様々なお経を連続再生し、お経に包まれて歩きました。お経は、以外にリズミカルで使えます。
□受けた「おせったい」
今日は、特にありませんでした。
□特記事項(感想)
直径5㌢程度の丸い中にある矢印。歩き遍路の生命線です。いくら地図を持っていても、それだけではとても歩けません。これが四国のあるきお遍路です。
知らない土地を地図だけを頼りに歩くのは、とても不安です。もし間違えると、疲れた身体には、精神的にも体力的にも大きなダメージとなります。なので、いつもこの方向でいいのだろうか、この道でいいのだろうかと、不安なままで歩きます。
そんな時、この小さな矢印マークを見つけると「よっしゃ〜!」等と声を出しながら歩きます。
この時は、なんか元気が復活するような気がするのです。小さな矢印は、安心と元気を復活させてくれるのです。
このことは、私達の暮らす社会においても同じなのではないかと思ったのです。
多くの人は、この歩き遍路と同じように、一人で自分の進む道を自分で選び自分で歩みます。前例のない活動をしている時などは、「これで良いのだろうか」「この選択は間違っていないだろうか」等々と、様々な不安や迷いを持って進めています。そんなとき、「それでいいよ」「間違っていない、大丈夫!」そんなことを言ってくれる人がいると、どれだけ助かるかは想像に難くありません。それを言ってもらえるだけで、元気百倍、自分の持てる力を思う存分発揮できます。
私は、そんな存在に成れたらいいなって思いながら小さなサインを見ていました。私は、直径5㌢のサインになりたいです。そのためにも、もっともっと精進しないといけないなって思っています。
□明日の行程の留意点 一難去ってまた一難。私が最も心配している区間に入ります。
23番札所薬王寺から次の札所24番札所最御崎寺までの約90kmを三日かけて歩きます。明日はその初日で23.7km歩きます。一箇所だけ寒葉坂131mは有りますがほとんど平坦の国道(アスファルト舗装)を歩きます。
歩く距離が長く、足の裏へのダメージが最も心配される箇所です。水疱やマメを作ってしまうと、もう歩けません。断念ということになってします。
事前に、この距離はトレーニングしていないので、スタミナも心配です。とにかく、テーピングなどできるだけの対策を施して望むだけです。
印象に残る写真・感想(特記事項)
なるボト!聖地に成るのは理解できる
小さくても頼りになる道しるべですね。
まるで岬に灯る灯台のようです。
先を見て、顔を上げて歩けるようにそのような高さに記してあるのかもしれないと、そこにも温かいおせったいの気持ちを感じます。
今日はアスファルトの道を歩くということは、クルマにも注意していただきたいと思います。
気をつけていってらっしゃい。
目標としていた第一関門を見事突破、本当におめでとうございます。ビールが沁みたことと思います。
『直径5㌢のサインになりたい』という言葉に心打たれました。これまでもそのようなお気持ちでいらしたと思うのですが、お遍路の最中、最も苦しく何度も挫折しそうになった最中で見た「サイン」のありがたさは、深く深く刻まれ、これから先の何よりの道しるべになると感じました。
人生には「これで良し」「この選択で間違いない」と思えるまで、何年も何十年もかかることがあります。その間は、相談することもできず、自分の心だけが頼り、ということが・・・先生も書いていらっしゃるように「前例のないもの」であればあるほど。そんな時「大丈夫」と言うことができて、それを相手の心に届けることができる人があるのだとすれば、同じ道を通ったことがある人なのだろうと思います。『直径5センチのサイン』はなろうと思って簡単になれるものではなく、その道を歩いていくうちに「なっていくもの」なのでしょう。
本間先生のお遍路は、これまでお世話になった方々への感謝や、ご先祖供養というだけでなく、そのような意味もあるのだと深く感じ入りながら読ませていただきました。
今日は「春分の日」「「天赦日(最大の吉日)」「一粒万倍日(一粒からたくさん実る)」「寅の日(虎は千里を走る)」というように、おめでたいことがたくさん重なる日だそうです。第2のスタートに相応しい日だと思います。たくさんのご加護がありますように・・・
おめでとうございます。
第一関門をクリアしたのでクリアアサヒ?
久しぶりのご褒美、美味しかったことでしょう。足の裏が心配ですが、酷くなりませんように。お天気はどうですか?
今日も行ってらっしゃい!
本当によく頑張りましたね。
第一関門クリア、おめでとうございます🎉
いや~、すごいなと思います。
突破する50%の方とは、もしかしたらトレーニングを積んだり、何度か挑戦している人なのでは?先生はろくに(すみません😅)トレーニングも積んでないのですよね。
今夜のビール、しかもロング缶、美味しくいただけかと思います。
どの日も大変だったかと思いますが、特に3日目の3回山越えの遍路転がしが大変だったのではと勝手に思っています。そして昨日の2回山越え。
職場の4階で会議があり、階段で一気に行こうと思いましたが、3階ですでに太もも辺りに強烈な疲労感!そこですぐに頭に浮かんだのが先生のアップダウンの激しい遍路転がし。あっ、私なんかと比べるのは大変おこがましいのですが、なんか、すごいな~と思っておりました。
お戻りになったら、ぜひ、どこかの階段を登って見て欲しいです。楽勝~!とガッツポーズになるかもしれません(笑)
足の裏の保護は、ネットなどご覧になっていると思いますがテーピングの他にも保護材等もあるようです。もし、途中にツルハみたいな所があれば相談しても良いかと思います。
『お経をスマホから流しながら歩きました。御真言を唱えながらよりも、お経の響きに包まれての歩きは、とてもいい感じです。』私は想像できませんが、自分が心地好いと感じることが何よりかと😉。
明日は23.7kmなのですね。何とか歩ききってください。
直径5㌢のサイン、きっとダイジョウブ!
がんばれー👊😆🎵