今週の一枚(息子家族で見せてもらう景色)
東京に住む息子家族三人が帰省してくれた。四歳の孫はそり滑りをしたいというので、仙台駅から直接、みやぎ蔵王えぼしリゾートに向かいました。我が家からは、泉が岳(スプリングバレー仙台泉スキー場)が近くて良いのですが、気を遣わずにゆっくり子どもとの時間を過ごさせてあげたいと考え、宮城蔵王に出かけその麓にある温泉に宿を取りました。
コロナ禍で三年も会えなかった孫は、すっかり大きくなり、人見知りで寄りつかなかったのが別人のように、改札を抜けると駆け出して来てくれました。のっけから目を細めての再開でした。息子も、できた奥さんに恵まれ、なんとも幸せな様子です。
みやぎ蔵王えぼしリゾートには、「雪遊びデビューはキッズパークで!」と謳った初めてのそり滑りには絶好の場所があります。当日は、薄曇りながら風がなく、子どもにとっても親にとっても絶好の雪遊びの日でした。何もかも初めての孫は、上から下まで全て新調してピカピカの四歳児でした。そり滑りは、息子と奥さんが代わるがわる一緒に滑り、何度も登っては滑りを繰り返していました。この様子を見て、嫌がっていないことを感じ、この場所を選んで良かったと胸を撫で下ろしました。
宮城蔵王山麓の温泉宿でゆっくりしてもらいながら、翌日もそり滑りを楽しみました。快晴無風の二日目は、なんと孫一人でのソロ滑りも出来ていました。良い思い出になって、来年も「仙台に行きたい」って言ってもらえたら嬉しいなって語り合っています。
息子と手をつないで公園に遊びに行く。この様なことはテレビの世界のようだと感じ、何にも代えがたい幸せに包まれていた30年以上前の私。今、目の前にいる息子が、当時の私のように娘の手を引いています。息子家族の幸せを絵に描いているような様子を見ながら、30年以上の時の流れを感じています。
この年にならないと見えない景色を見ているようです。もしかしたら、このような景色を見るために、これまでがあったのでは無いかと思えるような景色です。
「このような景色を見るために、これまでがあったのでは無いかと思えるような景色です」という言葉に胸がいっぱいになりました。どんなにか幸せで嬉しい光景だったことでしょう。
「この景色、この光景を見るためにこれまでがあった」と思える瞬間はそう多くはないのではないでしょうか。でも、これをきっかけに、これから先も何度もその想いを繰り返し味わえますように・・・と心からお祈りしています。その可能性を未来に繋いだ時間だったに違いありません。
これからも、ご家族みなさん、健やかで仲良くあれますように!