鏡開き
隣の孫に日本の伝統的な行事を教えたくて「鏡開き」をしました。
鏡餅は新年に訪れる「年神様」を迎えるためにお供えするもので、丸く平たい餅は神が宿るとされた鏡を模しています。飾り始めるのは、「正月事始め」である12月13日以降。末広がりで縁起のよい「八」がつく12月28日に飾るのがよいとされています。
そして、神様に供えた鏡餅を下げるのが「鏡開き」です。地域により異なりますが、鏡開きは1月11日が一般的です。飾った餅には年神様の魂が宿っており、それを食べることでご利益をいただくと考えられています。
飾り終えたお餅を下げて、お雑煮やお汁粉などにして食べる行事を鏡開きといい、鏡開きは家族の無病息災を願う行事ですが、もともとはお正月を終えて区切りをつけ、仕事を始める日だったようです。
鏡開きでやってはいけないことは、刃物で切ることです。理由は、武家の慣わしで刃物は切腹を連想させるからという説や、神様の依り代だった鏡餅に刃物を入れてはいけないからだという説があります。
鏡開きの文化を定着させたのは、徳川三代将軍・徳川家光と伝えられています。その家光が亡くなったことが由来で、鏡開きを行う日程が関東と関西で異なるそうです。もともと鏡開きは全国共通で1月20日に行っていたようです。お正月の期間(松の内)が1月15日までだったので、それが終わった1月20日ということでした。江戸時代の徳川三代将軍家光が慶安4年4月20日に亡くなったことから、月命日の20日を避け鏡開きが1月11日に行われることになったといわれています。それに伴い、松の内は1月7日までとお触れが出たため、1月15日から1月7日に変更したとのことです。
しかし、その変更は幕府が行ったので、関西まで届かず、これで関東と関西で日付がずれてしまったということです。関西では松の内が終わる1月15日に鏡開きを行うように変わってきて、今のような形になっていきました。
孫には、知ったフリしてこの様なことをお話ししながら、お雑煮、きなこ餅、あんこ餅をダイエット中なのにもかかわらず、縁起物だからとたらふく頂きました。
これを消費するには、何㎞歩かなければいけないのだろうか、身体も重く気も重い「鏡開き」でした。
お孫ちゃんはお餅、好きですか?
うちの孫はまだお餅やあんこ類が苦手なようです。
私も小さいころは餅が苦手で、苦手だとなぜか余計のどにはばけるんですよね。すると、尚更苦手になって!でも、いつの頃からか餅が好きになりました。宮城の引き菜がいっぱい入ったお雑煮のおかげかもしれません。
『鏡開き』のことがとてもよくわかりました。
昨日、友達何人かが善哉を作ったと連絡をくれましたが、今日のホームページを読んで、みんな、よくわかっているんだな~と改めて感心しました。
来年は丸餅を飾って、鏡開きをやってみようと思いました。(どうか忘れませんように!笑)