今週の一枚(金木犀の香りに包まれる)

母が生前に住宅の新築祝いに贈ってくれた「金木犀」が今年も花を咲かせ、甘酸っぱい香りで我が家を包んでくれています。母はもう他界して我が家にはいませんが、金木犀が香ると、傍にいるようなそんな気持ちになります。

強い香りを放つ金木犀ですが、花びらは小さく控えめな印象があり、その姿から「謙遜」という花言葉がついたと考えられています。また、金木犀の香りは古くから上品で高貴な印象があったようで、上品で高貴な感じから「気高い」という花言葉もあります。また「真実」と言うのもあるようです。私としては「謙遜」がいいかなって思っています。

金木犀の原産地は中国です。日本には江戸時代に入ってきたといわれています。金木犀の語源と由来ですが、金木犀の原種は「ギンモクセイ」という花で白い花びらを咲かせます。金木犀は橙黄色の花を咲かせることからキンモクセイと名前が付けられました。

金木犀の咲く時期は9月~10月で、ちょうど秋口に咲きます。そのため、金木犀の独特な香りによって、秋の訪れを感じるという人も多いようで、私も金木犀の香りと高くなった青空で秋を感じています。金木犀の開花時期は短く、咲いてから1週間ほどで散ってしまいます。

金木犀は「桜」と似ている感じがしています。形や香りは全く違うのですが、桜と同じように、「急に咲いて一瞬で散る」そんな印象を持っています。何れも日本人には好まれる咲き方のように思っています。

満開で甘い香りを放つ金木犀

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

今週の一枚(金木犀の香りに包まれる)” に対して1件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    おはようございます。
    きれいに咲いていますね。毎年「あれ?金木犀?」と、何処からともなく漂ってきて、花を見る前にこの季節の訪れを教えてくれる甘い香りです。

    何も悲しい思い出もないのに、仕事帰りの夕暮れにこの香りを感じると淋しいような切ないような・・、そんな気持ちになってしまいます。

    秋のせい?そんな根拠あるのですかね。

    ただの歳のせいかな!(笑)

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