孫親子と泉が岳登山

仙台市の北西端、泉区にある里山「泉ヶ岳」。春から秋はハイキングで賑わい冬はスキー場になります。また、パラグライダーやハンググライダーも行われています。私は、40歳代にパラグライダーやハンググライダーを楽しんでいた時期があります。パラグライダーで墜落して骨折し、3ヶ月入院と言われたのを1ヶ月で退院して仕事に出たりしたこともありました。また、30歳代には、泉が岳青年の家に勤めていたこともありました。また、最近では車でゆっくり緑に囲まれて過ごしたりと、何かと馴染みのある場所です。

泉ヶ岳の登山道は、全部で4つのコースがあります。標高:1,175mでいずれも片道2時間ほどで登頂できるようです。今回は、孫と母親(娘)の三人で泉が岳水神コースで登山です。泉が岳山麓には、何度も来ているのですが登山は久しぶりです。もう、数十年登っていません。四国八十八ヶ寺歩きお遍路のトレーニングになると思い勇んで出かけました。

孫と母親(娘)と一緒に登山をするなんて何とも楽しい一時でした。娘は、小さいことにキャンプに連れて行ったり、北上川をカヌーで下ったり等々したので、中学生になる頃には、「Outdoorは一生分したのでもうコリゴリ」といい、ついてこなくなりました。その後、Outdoorとは全く無縁の生活をしていましたが、結婚して子どもが生まれると、少しずつ外に出る機会が増え、子どもが小学校に上がる頃には泉が岳や栗駒山に行くようになりました。キャンプは、装備がないのでやっていませんが、登山靴や衣服、トレッキングポール等を揃え、出かける機会を持っているようです。

登山の当日は快晴です。たまたま前日に雨が降り、山は雪になっていたようで、登山道に入ると雪があちこちに残っています。山中は、まだまだ葉が開かず、茶色の枝が多いように思いました。笹の葉に白い雪があちこちに見られ、高度を増すにつれて雪の面積が増えていきました。水神を越えることには、一面雪の様相です。孫は、登山道から外れ、わざと雪の中を歩いています。子どもは小さいので、見た目には、雪山で「ラッセル歩行」をしている感じです。

何が面白いのか、大きな岩があると登ってその上に立ちたがります。全く目が離せません。母親(娘)は、私が傍にいるので、悠々と歩いて山中を堪能している感じです。まあ、これも有りだと、私は孫の後ろをついて登ります。

高度900mを越えたあたりから、孫は転ぶようになってきました。雪道を歩いたので相当疲れてきたようです。娘は、その様子を見て「今日はここまでにするか!」と、いい引き返すことになりました。高度計を見たら920mを指していました。見晴らし平の少し手前付近です。私は、この時、娘も母親になったかと親として成長した様子を見ることができました。疲れると、チョットしたことでつまずいたり転んだりするようになります。娘は、見ていないようでしっかり見ていたようです。

帰り道、水神の所で昼食をとり、しばし遊んでから更に下りました。下り道は、雪解け水が沢状態で山道を流れ下っています。まるで沢を下っているかの様でした。防水スプレーをかけた程度では難しく、ゴアテックスの登山靴でないと大変な状況だったに違いありません。山岳用品は、少し値が張りますが、しっかりしたもが必要だと再確認しました。

今年の連休は体力勝負の連休のようです。少しは自分の時間も持ちたいな~と贅沢な時間を過ごしたい等と考えたりもします。でも、今は、仕事に追われているわけでもないので、孫の学校が休みの時くらいは、精一杯お付き合いしてあげようと思い直している所です。

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

孫親子と泉が岳登山” に対して1件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    すごい雪ですね。
    春の山とて、油断は禁物を実感!
    孫ちゃんがわざと雪の上を歩いたり、岩の上に登ろうとしたり、目に浮かぶようです。お嬢様、体力ありますね。そして冷静な判断もして、立派なおかあさんだと思います。
    私は何コースか忘れましたが、小学校の子供会で子供と登りましたが、大きな岩をよじ登るので精一杯で、子供がどんな風に登って行ったか見ていなかったような気がします。ゼイゼイいって、そして頂上で飲んだポカリスエットのそれはそれは美味しかったことがとても印象に残っています。

    あと、ゴアテックスのシューズはゴダゴダのところも大丈夫・・φ(..)メモメモ

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