無線局免許状(アマチュア無線)交付される

2級アマチュア無線技士免許に合格したので、無線設備及び運用電波形式、周波数及び空中線電力の変更申請を行いました。このたび東北総合通信局長から2021(令和3)年11月22日付けで「無線局免許状」が交付され、これで、新たに14MHz帯の周波数を含めた、アマチュア無線局に認められている全電波形式及び周波数で200Wの空中線電力(Antennaから放出する電波の電圧)で無線交信が出来るようになりました。これで私は、アマチュア無線局長になりました。callsignは、JH7VCHです。

ちなみに、東北放送ラジオは、仙台局のコールサインはJOIR、電波形式はAM、周波数は1260KHz、空中線出力は20KWです。気仙沼局は、JOIO、801KHz、AM、100Wです。この他、県内には鳴子局と志津川局があります。又東北放送FMは、JOIR、FM、93.5MHz、20KWです。

この様に、放送局には、コールサイン、電波形式、周波数及び空中線電力(出力)が決められて免許が下りています。仙台局外の放送局は空中線電力(出力)100Wなので、これと比較すると私の許可された空中線電力(出力)200Wは、結構大きな出力だと言えます。

無線局免許状(JH7VCH)

現在は、太陽の黒点活動が停滞しているので、海外との交信(DX)は難しく停滞している感じなので、今回新たに設備した14MHz帯用のアンテナの出番はほとんどありません。新調したAntennaの活躍は、春のDXシーズンまでおあずけのようです。国内交信の時は、従来と同じ出力50Wで行っています。海外との交信(DX)の時のみ200Wに出力を上げています。宝の持ち腐れ感はありますが、国内交信は50Wで十分なので、パワーに依存せず地道に行っています。

別添写真(右側)は、7HMz帯と14HMz帯の受信状況が分かるように、ディスプレイにスペクトラムスコープで受信周波数別の受信強度(RS=signal strength)出るようにしたものです。左側の7HMz帯では、大きな波がいっぱいあるのに対して、右側の14MHz帯では、noiseだけでほとんど電波は届いていません。

これは周波数帯によって違いがあります。このような状況は、季節によって、時間帯によって異なります。その為、時々、無線機に電源を入れ、受信状況(condition)を確認して、交信のタイミングを図っています。ヨーロッパは早朝、北米は夜、季節でも異なりますが、今はこの様な感じです。方角が90度違うので、その都度アンテナの方向を変えながら、ヘッドホンに神経を集中します。

上段が新設14MHz帯Antenna

何かに集中していると時間の経つのが早く、ただただnoiseの中に微弱に聞こえてくるcallsignを聴き取ろうとしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。この様な時間を無駄と思うか「楽しい」と思うかは人それぞれですが、今の私には至福の時間です。行為論でいう目的論的構造からいうと、私の行為は「自己充足的行為」(自己満足に近いかも)で、アワードを追いかけて交信数を稼ごうとする「手段的行為」とは異なります。この為、私の場合は、交信が出来なかったとしても落胆することはなく、「noiseの中に微弱に聞こえてくるcallsignを聴き取ろうと全神経を集中している」その状況を楽しめているのです。生産性のないことですが、無線機を前にしながらワクワクの時を過ごしています。

受信周波数別の受信強度

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  1. K より:

    小さい頃からラジオを聴いていて、東北放送ラジオはAMで周波数は1260KHzって頭に入っていましたが、そういうことか~って新しいことを発見した気分です。
    アンテナの角度を変えるのは電動ですか?もしかしたら登って変えるのでしょうか?結構高さ、あるんですよね。

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