かじってみよう 社会学!
いつも地域福祉研究所を訪問頂き有り難うございます。今年の春(2021年4月)に、1970(昭和45)年4月から勤めた県職員を退職し、東日本大震災を契機に赴いた、南三陸町での福祉アドバイザー(2011.04~2014.03)、宮城県社会福祉協議会での震災復興アドバイザー(2014.04~2021.03)、宮城県サポートセンター支援事務所での被災者支援アドバイザー(2014.04~2021.03)及び東北学院大学地域連携センター特任教授(2016.02~2021.03)での10年を終え、何処にも所属しない市井の人になりました。
こうした時を経ながら辿り着いた新たな人生を踏み出すに際し、自分なりの社会貢献の道を探るべく一つの挑戦として、併せて、私自身の安否確認も含めて(笑)、Home Pageの開設を思いたちました。
市井の人となって半年が過ぎ、そろそろ自分なりの社会貢献の機会を設けなくてはいけないと思い始めています。手帳のカレンダーが真白の生活に慣れ、何の役割も持たない生活のリズムに慣れつつあることへの後ろめたさや不安が根底にあるのかも知れません。
そこで、これまで忙しさに紛れて出来なかったことを、今なら出来るのではないかと思ったのが、大学院で学んだ『社会学』(sociology)をみなさんと一緒に学び直し、新たな地域社会づくりに役立てようという企画です。題して『かじってみよう社会学』です。
社会学という学問は、私達の生活の中で、どの様に役に立つのか、又は私達の社会をどの様に説明しているの。こうしたことをみなさんと一緒に考え、その知見を生活の中に生かし、より良い地域社会づくり、より良い他者理解等々に生かしていければイイなって考えています。
基本的には、毎週月曜日に社会学で使われる言葉(technical term:専門用語)一つを取り上げ、学問と生活をつなぐ試みを行ってみようと思います。みなさんには、面白がって(小難しくて面白くないかも知れないけど)、野次馬気分でご参加頂ければ嬉しいです。
毎週月曜日5ヶ月15回程度の掲載を予定しています。大学で言えば2単位に相当する学習時間です。学都仙台の単位互換の対象にはもちろんなりませんが、大学の社会貢献教育システムをイメージして楽しんで頂けたら嬉しいです。
講義内容は全体を三部構成にします。
第一部は、イントロダクション「社会学ってどんな学問?」
第二部は、社会学で扱う言葉を解説する「社会学理論」
第三部は、社会学と生活の関わりを取り上げる「生活の中の社会学」
この様な構造で如何でしょうか。進め方は、大学で言うとオンライン授業(オンデマンド型)になります。HPに1,500字程度(A4版1枚)の説明をアップしますので、それを読んでいただく形です。河北新報の論説委員に教えられたのですが、新聞記事は、中学生が読んでも分かるように書くように努力しているそうです。なので、ここでも出来るだけ普段に使われている言葉で説明したいと思っています。
今、書きながら相当プレッシャーがかかってきました。自分で自分の首を絞めています。そうだ、これは『修行だ!』頑張らねば。これに取り組むことで、新しい世界が見えてくるかも知れない、踏み出さなければ見えてこない世界があるのかも知れません。それを楽しみに頑張ろう、みなさんお付き合いをよろしくお願いします。
来年の3月迄は、テスト版の位置づけで「取りあえずやってみる」こととし、来年4月から本格稼働に進みたいと思います。こんな感じで如何でしょうか、みなさんからのご意見を頂きたいです。
この企画について皆様から多数のコメントをお待ちしています。それを下にして設計に手を加えたいと思います。是非とも、ご希望・ご感想をお寄せ下さいますよう宜しくお願い致します。
本間先生、こんにちは。
いつもお会いする度、勉強になります。
素晴らしい書斎からの社会学講義を、
楽しみにしております。
今後とも長いお付き合いを、
よろしくお願いいたします。
それぞれの場所でコツコツと頑張っている人が居る、そのことを知るだけで励みになります。みんなが地域を良くしたいと願い、自分に出来ることを強みとして励んでいる。私も頑張らないと。
社会学を学んだら、日々の出来事をなんでこうなるの、どの様に考えれば良いのと分析できるようになるのでしょうか。
行き当たりばったりではなく、少し先を読み導き出すような関わりができたらポジティブでいいなと思います。
楽しみな企画ありがとうございます!
ところで受講料は如何ほどで?😅
市井の人と言う言葉がまだ全然ピンときません。本間先生も本間先生らしく、今だからできることをしたいことを大切に、過ごされるのが良いかと思います。
『社会学という学問は、私達の生活の中で、どの様に役に立つのか、又は私達の社会をどの様に説明しているの。こうしたことをみなさんと一緒に考え、その知見を生活の中に生かし、より良い地域社会づくり、より良い他者理解等々に生かしていければイイなって考えています』
そうですね、学び考え、生活に生かしていけたらいいですね。
SDGsもとても勉強になりましたが、チョット難しかったので、本間先生の持ち味、才能?であるわかりやすい説明を期待しています。
また、それに対して参加者が意見や感想をコメントしたりするのかと思いますが、私なんかの拙い文章もどうか行間を読んでいただけたらと思います。あっ、それも本間先生の才能ですね(^-^)/
社会学を学ぶ!楽しみです。
本間先生、土曜日ははるばる郡山にお越しくださりありがとうございました。
先生から学ばせていただけること、またそれを地域の皆さんにも体験していただけること、本当になんと贅沢で幸せなこと…と思います。
土曜日は本当に感動で胸いっぱいでした。
講義で胸いっぱいになったり感動で涙したりできるとは…本当に心のある生きた学びとはなんと素晴らしいのでしょう。
そんな先生の貴重な学びを、”かじる”だなんて何だかもったいない、でも先生からこうして学びつづけられること、ほんとうに感謝で楽しみです!( *´艸`)
S・Mさま
ありがとうございます!
ありがとうございます!
ハチドリより
ハチドリ様
お礼だなんてとんでもないです。
10年もの間、他人事としていたのが申し訳ないし恥ずかしいです。
アクションを起こす事で、無知であったことを自覚し、もっと知りたいと思えます。
今後とも宜しくお願いします!
S.Mさま
こちらこそよろしくお願いいたします。
国道6号線沿いには、新地町からずっと桜の木が植えられています。そこには全てにメッセージがついているんですよ。花が咲く春の頃にもぜひおいでくださいね。
ハチドリ
ハチドリさんの居る福島とちょっと身近に感じられます。
さくらの季節を楽しみに、また出かけて行きます!
新たなる学びの予告に前のめりになっています。
先生のHPをきっかけに、福島県東日本大震災・原子力災害伝承館へ行って来ました!
9月20日にHPに紹介されてから『死の淵を見た男』『原発漂流』を読み、これまで知ろうとしていなかった福島の真実を知る事になりました。その後、ハチドリさんから伝承館のことを教えて頂き、ついに行って来たのです。
道路脇の[帰還困難区域]の立て看板やゲートで行き止まりになっている所、時が止まってしまったひと気のない建物を横目に、ハンドルを握る手に力が入るのがわかりました。
「踏み出さなければ見えてこない世界があるのかも知れない」と先生がおっしゃる通り、頭で考えるより現地に立った現実味から、福島の皆さんの大変なご苦労に思いを馳せ、私に出来る事でずっとずっと応援したいと強く思いました。
先生はもとより、コメントを寄せておられる皆さん、この様な一歩踏み出す機会をありがとうございました。
いいね!!!です。
私の地域との関わりは、小さい頃暮らした社宅が物差しになっています。母が留守の晩には近所からおかずが届く、帰宅して母が居ない時は外に出て耳をすますと、笑い声が聞こえる家に集まっている。醤油が足りないといっては借りにゆき、子どもが熱を出したといってはお母さんたちが集合。
縁あって同じ地域に暮らす人と気遣いあって暮らす、そういう思いからささやかな活動をしていますが、その活動の折々先生にお話し頂いたことがとても新鮮でした、人として当たり前という物差しが、社会の位置づけとして頭の中で整理される、上手く説明できませんがそんな感じがしました。
開校楽しみにしています!
「かじってみよう社会学」のネーミングがまず良いと思います。
HPに1,500字程度(A4版1枚)の説明をアップしますので、それを読んでいただく形・・とのことですが、参加者はそれを読み、次にどうするのでしょうか?オンラインで意見交換したり、何かレポートを書いたりするのですか?
社会学、私はよくわからないので、中学生がわかる程度の説明、時には小学生がわかるくらいまでお願いいたします。
特に第三部が楽しみです。
素晴らしい企画のご提案、ありがとうございます。はじめて本間先生とお会いしたのは富谷市の会議で。会議のアドバイザーでいらした先生の一言一言が心に響いたことが忘れられません。「何をなさっている方なのだろう?」「どういう道のりを歩んできたら、このような言葉が出てくるのだろう?」と思ったことを昨日のことのように思い出します。
今回の記事で社会人としてどのような仕事をこなし、どのような役割を果たしてこられたのか理解すると同時に、これらの仕事をこなしながら社会人学生として大学や大学院で学び博士号まで取得なされたその努力に圧倒される思いです。
先生自身が考えてらっしゃる以上に、伝えるべき大切なことをたくさん秘めてらっしゃると思います。それを少しずつでも伝える場があり、私たちが学べるということは素晴らしい恩恵だと感じます。
「かじってみよう社会学」の受講を楽しみにしています。「修行」と言わず、これまでのご自身の学びを生かせる喜びや感謝の気持ちで楽しんで開催していただけたらと願います。
どうぞよろしくお願いいたします。