隣の孫が泊まりに来る
我が家と地続きの隣に居を構える娘の家から孫が泊まりに来ました。何が面白いのかわかりませんが、「隣に行きたい」と母親に話したようです。
夕方から遊びに来て、怪獣とウルトラマンによる「戦いごっこ」でひとしきり遊びました。怪獣やウルトラマンは、自分でオプションを設けて、彼なりのパワーアップしたオリジナルの能力を備えています。何かわからないけどカタカナ言葉の凄い光線や強力な剣で、私が扱う怪獣をやつけてしまいます。
食事後は、一緒にお風呂に入り、そこでも海の中(湯船)で戦いを繰り広げます。寝る前に絵本を読んで8時過ぎにはベッドに入りました。翌朝は、ゆっくり朝食を取り、ミニトマトやキュウリを収穫してお母さん(娘)にお土産と持って帰りました。何が面白いのかわかりませんが、これだけのお泊まりです。
孫は、ウルトラマンに興味を持つ前の対象は「扇風機」でした。新聞広告を見ても、お店屋さんに行ってもアマチュア無線のカタログを見ても、扇風機を見つけ出しあれこれと聞いてきます。その前は「働く車」でした。特に、親から与えている様子はないのですが、建築関係の仕事をしている父親の何気ない言葉が影響しているのかも知れません。
娘(母親)の小さい頃を思い出してみると、娘は人形などにはほとんど目もくれず、自分で何かをつくっていました。そうしたことが今に続いているのでしょうか、孫(長男)が普段着る服やズボンは自分でつくっています。小学校の入学式で着たスーツも自分つくっています。この辺は、母親(妻)に似ているのかも知れません。彼女も、大学に通っていた頃は、自分で縫った服を着ていたように思います。
世の中に目を転じると、小さい頃から科学に関心を持ち、類い希な能力を発揮している子どもたちがいます。テレ朝「サンドイッチマン&芦田愛菜の『博士ちゃん』」に出てくる子どもたちなどはその典型かも知れません。それを観ながら、我が孫には、早くウルトラマンと怪獣から卒業してもらいたいと思っています。一方、無邪気な様子に子どもらしさを感じたりもしています。
自分が小さいことは何に関心を持っていたのか良く覚えていないのですが、時計をバラバラにしたりしていたので、機会が好きだったのかも知れません。その為か、大人になってからも、解体屋さんからエンジン買ってきて、それを分解してピストンやコンロッドを取り出し、軽油で洗い机に置いて眺めていたりしました。
今でも、車の選定は「エンジン音」や「ミッションの性能」で選ぼうとしたりしています。この為、車はSUBARU、音響機器はSONYです。カタログは大好きで、それを見て比較するのがとても面白いです。また、現在はアマチュア無線に興味を持ち、時間を作っては国内外と交信しています。お話しが楽しいというよりは、小さな電子部品が詰まった機械で短波を発生させ、その電波で日本国内や外国の方とつながる。それが何とも不思議だしロマンを感じるのです。メータや多くの調整ダイヤルをいじりながら最適の状態に合わせ、短波に送受信をする。それが難しいのですが、そこがまた楽しいのです。
こんな私なので、孫がウルトラマンと怪獣の戦いごっこでも仕方ない。これから何と出会い何に関心を持つようになるのかを楽しみに待とうと思います。