九日目(4月27日)香川県丸亀市から高松市まで

九日目は、七十八番札所郷照寺から八十七番札所長尾寺までの10ヶ寺を巡拝しました。宿泊は、高松市のチョットリッチな高松国際ホテルです。

九日目は、香川県丸亀市から高松市にかけて、市内の隣り合った札所をトントンと巡拝する感じで、テンポ良く進みました。

九日目は全体的に記憶が薄い感じです。そんな中でも、八十番札所國分寺に残っている金堂跡の33個の礎石は、これを復元すれば東西28m、南北14mの建物になり、奈良唐招提寺の金堂に等しいといいます。八十二番札所根香寺(ねごろじ)には「牛鬼伝説」が残っており、牛鬼像が我々を見下ろしています。

八十三番札所一宮寺には、小さな祠があり、そこに頭を入れると「地獄の釜」の音が聞こえるといいます。また、心がけの悪い人が頭を入れると石の扉が閉まり抜けなくなるという伝説があります。私も頭を入れてみたら、確かに「ご~」という音が聞こえました。また、頭も抜けたのであんまり悪いことをしていなかったのかも知れません。

八十四番札所屋島寺は、源平合戦に縁深い八島山上にある札所です。また、日本三大タヌキの一つ「太三郎狸」を祀る神社が境内にあります。夫婦円満、縁結び、子宝の神としても信仰を集めているそうです。

九日目にして初めて団体と一緒の巡拝になりました。15人程の団体でした。15人の読経は迫力がありました。境内に響き渡る感じで、初めてこれまでイメージしていた団体でのお遍路を見た感じがしました。また、彼らの読経が終わるのを待って私達が読経するという形なので、手を合わせるまでこれまでより少し待ち時間がありました。これが普通にあるお遍路の姿なのだと思いました。私達は、これまで、殆ど境内を独占状態で巡拝してきました。この団体と出会って、改めて幸運さを実感しました。

この様な札所を近所のお寺に行くような感じでテンポ良く巡拝し、最後の八十八番札所大窪寺だけを残して宿に入りました。明日はいよいよ結願(けちがん)です。いよいよ最後の札所を巡拝し「結願」だ!、という感じは湧きませんでしたが、明日はどの様な気持ちでその時を迎えるのか楽しみです。

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