東日本大震災から10年の被災地の今

学術専門誌『環境と公害』に「東日本大震災から10年の被災地の今-生活習慣や伝統文化のもつ復元力-」と題する小論文を投稿した。ここでは、地元に残る生活習慣や伝統文化が、震災から復興する過程で大きな役割を担い、住民の復興に対する前向きな意欲を支えているのではないかと、南三陸町戸倉地区長清水集落の事例を下に論じています。

戸倉地区長清水集落は、東日本大震災で集落の殆どが浸水し、同地での集落再建が出来なくなっています。そのような中にあっても、残された人々が、集落の神社の祭礼を復活させるなどして、集落の新たな形でのコミュニティ形成を図っています。コミュニティ形成には、地元に残る伝統的生活習慣や伝統文化が大きな復元力をい持つことを学ばせて頂いた事例です。

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