回想『歩きお遍路』3日目(令和5年3月15日)

2年前の今日(3月15日)は、『四国八十八ヶ寺歩きお遍路』最初で最大の難所と言われる12番札所焼山寺を一日掛けて巡拝した日です。hpの記事を書いている今(午後8時)頃は、やっとの思いで遍路宿に辿り着き、お風呂、食事を終え、足の手入れなどをして早々に布団に潜り込もうとしていた時間です。

2年前の今日この時間は、遠く四国の山裾で『恐るべし歩きお遍路』をいうことを聞かない身体で実感していました。決して甘く見ていたわけでは無いのですが、想像を超えていました。歩きお遍路さんの半数近くは、12番札所に辿り着かないか、辿り着いてもこれ以上歩き続けるのは難しいと、翌日帰路に着く方がいると聞きます。「わかるな~・・・!」って言う感じです。

あの時、何を考えていたのか記憶が明確では無いのですが、お風呂に入っているときも、夕食を頂いているときも、言葉少なくうな垂れていたように思います。後悔などは、毛頭していないのですが、たった三日目で、これから先が思いやられる。「これはとんでもないことだ!」っていう思いが疲れた身体の中でグルグル渦巻いていたように思います。

2年の時を経て、この様に回想できる幸せを、今改めて感じています。本当に有り難いことです。あの時の体験を今の生活にどのように生かせているかについては、はなはだ心もとない現状ではあります。しかし、折に触れあの時を思い出し、自分の振る舞いを見直すことは多々あります。そうしたことを考えてみると、あの体験は、今の生活に生きているのかも知れません。

12番札所焼山寺参道入り口
1200年当時を今に残す遍路道
(この時間は余裕でしたが、程なく息が上がってきました。)

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