背負い帯び

最近見ることの少なくなった子どもを背負う姿。昔は、帯のようなもの一本で子どもを背負いながら家事をしていたり野良仕事をしている様子を見ました。この様なことを書くと「いったい、いつのこと?」と言われそうな気がします。確かに、その様子は、セピア色でしか思い浮かべられない感じもします。

先日、大きなショッピングセンターに行ったとき見つけたのです。その時の第一印象は「まだ現役じゃん!」でした。“じゃん”はもう死語なのかも知れませんが、とっさに出てきたのが“じゃん”でした(汗)。

カンガルーだっこ?は、今の若いご夫婦によく見るのですが、背負う形のは殆ど見たことがなかったので、興味津々で手にとって見ました。手にとって見たら、当初の印象とは違い、一本の帯ではなく、何本も補助帯が着いている複雑な構造でした。背負う人の負担軽減や背負われることもが苦しくないようになどの配慮だと思うのですが、私としては時代の流れを感じました。

それでも、だっこ型ではなく背負う形のあったと言うことに、なんか昔懐かしいホンワカとした気持ちが沸いてきたのです。私も、一本帯で娘を背負い、バイクに乗って八木山動物公園に行ったことがあります。今では、小学校4年生になる息子を育てる親になっています。私も年を取ったものです。背負い帯を見ながらこんなことを思い出しました。

昭和の感じがします
普通に見るもの

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

背負い帯び” に対して5件のコメントがあります。

  1. スマイル より:

    私は断然「おんぶ派」でした。おんぶしていて娘たちにぐずられた記憶はありません。おんぶすれば、料理でも洗濯でもなんでもござれでした。ただ一度だけ、買い物をしていて知らないうちに背中の娘が棚から何かを掴んでいたことがありましたが、それもまた笑える懐かしい思い出です。

    昨日友人たちと「もっともっと子育てをゆったり楽しめば良かったね」という話になりました。話しながらちょっぴり胸にこみあげてくるものがありました。もう戻ってこない子ども時代・・・今子育て中の方たちもきっと心では「もっとゆったり・・・」と思いつつ、日々流されて過ごしているのではないかしら。共働きならなおさらのこと・・・もっとゆったり子育てができる世の中であれば、いろんなことが良くなっていく気がするのですが・・・

    おんぶのことを思い出すにつけ、子育てをしている人はみんなみんな一人残らず本当に頑張っている、と胸がいっぱいになります。子育て真っ最中の方たちが少しでもゆったりできるお手伝いはできないものかなあ、と思います。

    それにしても、本間先生はおんぶしてバイクで動物園に行かれたのですね。すごい!その場面は写真としてはアルバムに残っていないでしょうけれど、心のアルバムに輝かしく刻まれていることでしょう。

    1. 鈴虫 より:

      スマイルさん
      私もおんぶ派でした。
      私の帯は一本帯ではなくて、抱っこもおんぶも出来る物。
      抱っこして使うと表情が見えて可愛かったのですが、これは腰を反る姿勢になるため負担が大きく短時間のみ。
      おんぶすれば何でも仕事が出来て、そのうち寝てしまったらそおっと優しく、まるでアイスダンスの様に背中から前に滑らす様にベットに寝かせるのですよね!
      育児期間、特におんぶするにはソバージュは邪魔くさくて、この頃にはベリーショートになっていました😆

      本間先生が娘さんをおんぶしてバイクで八木山動物園に連れて行ったお話で思わずクスッとなりました。
      それはそれは楽しかったでしょうね!
      そう言えばうちの父も弟をおんぶしてバイクで出かけた事がありました。
      その時は母が「転んだら大変!危ないからやめて!」と本気で止めて、父のスーパーカブはその辺をぐるっとひと回りしてあっという間に戻って来ました。
      可愛い息子と2人で出かけたかったのでしょうね、今思えば微笑ましい光景と思えますが、当時は私も母のミカタでした。

      背負い帯びの話題から、おかげ様で父の姿を懐かしむことが出来ました😊
      ありがとうございました。

  2. ハチドリ より:

    私のアルバムには、ワカメちゃんカットの一歳くらいの私を一本の帯で背負っている、まだ小学校低学年のすごく笑っている兄の白黒写真があります。

    セビア色にはなっていませんけど、多分65年くらい前の写真です。私はその写真が大好きで、スマホの中にも納めています。

    なぜ兄はこんなに笑っているんだろうと思うのですが、写真を撮ってもらうのがとても嬉しかったのか、撮る時に笑わせられたのかもしれません。イヤな顔をして子守りをしてもらっていたなら申し訳ない気持ちになりますが、笑顔で私のことをおぶってくれているのが、とっても嬉しいのです。

    「おかあさん、あの時の白の一本帯はどこにいったのでしょうね」と仏壇の写真に話かけてみましたよ。

    私が子育ての頃は、写真にあるようなおんぶ紐でしたが、おんぶを゙すると大抵寝てくれました。でも、いつの間にか、顔が見える抱っこ紐を使う方が多かったかもしれません。どちらにしても、とても懐かしいいろいろな帯を紹介していただき、私もホンワカした気分になりました。
    ありがとうございました。

    1. 鈴虫 より:

      ハチドリさんの一本帯にまつわるお話、お兄さんは歳の離れたハチドリさんが可愛くて仕方なかったのでしょうね。
      背中におぶって、その温もりや息づかいを感じて嬉しい笑顔だったと思います。

      ハチドリさんが仏壇のお母さんの写真に話かけたひと言から、
      私は「お母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね」
      ママ〜ドゥユーリメンバァ〜♪って、映画『人間の証明』の、この忘れられないフレーズが頭の中でリフレインしています。
      あら、脱線しちゃった
      失礼しました😅

  3. 丸山 正芳 より:

    【おんぶひも】まだ有るんですね。私は五人兄弟の二番目でしたので一本の帯(浴衣の帯だったと思います)で弟、妹たちをおぶって子守をさせられた世代です。今は三人以上の兄弟姉妹は珍しいのでこの様な姿を見る事は無いでしょうね。ふとしたきっかけで《つれづれ草》を目にし、昔を思い出しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です