かわいいおせったい(4月24日43日目)
宿を出てから一貫して登りで、1時間程一般道を歩き、遍路道に入ると、勾配は一段とキツくなります。道は整えてあったのですが、とにかく勾配がキツイ!65番札所三角寺を目指して遍路道を歩き、参拝後の下りは、とても長く歩いて平地まで戻り、そこから再び長い上り坂が続き境目峠まで続きます。峠から、これ迄の半分程度下ったところに宿があります。愛媛県(伊予の国)最後の札所65番札所三角寺1霊場を巡拝します。
宿を出てから一貫して登りで、1時間程一般道を歩き、遍路道に入ると、勾配は一段とキツくなります。道は整えてあったのですが、とにかく勾配がキツイ!65番札所三角寺を目指して遍路道を歩き、参拝後の下りは、とても長く歩いて平地まで戻り、そこから再び長い上り坂が続き境目峠まで続きます。峠から、これ迄の半分程度下ったところに宿があります。愛媛県(伊予の国)最後の札所65番札所三角寺1霊場を巡拝します。
伊予の国の最後の日は,とにかく勾配がきつかったのですね。お疲れ様でした。
でも,65番札所の三角寺,小鳥がさえずる中で佇むことができて,こちらまでホッとした気持ちになりました。
昼食時の女の子からの『お遍路さ~ん』の声がけは,本当に嬉しかったことと思います。
遠いところから,よく見つけてくれましたよね。
もしかしたらお母さんが見つけて,その子に教えてあげたのかもしれないけど,まるでヒーローに会ったような気分だったのかもしれません。常に『お遍路さんはね・・』と話を聴かせてもらっているのでしょう。確かに,この地域の素晴らしい習慣であり,教育なのだと思います。
徳島県の「発心の道場」は,悟りを得ようとする心を起こすこと。
高知県の「修行の道場」は,悟りをめざして心身浄化を習い始めること・・でした。
ここまでは,心で感じ,体感もできたような感じだったでしょうか。
そして,愛媛県の「菩提の道場」は,煩悩を断ち切って悟りの境地に達すること・・でしたが,『もしかしたら「こんな自分でも良いのかもしれない」「これも有りか」という,自分の気持ちを大事にするという感覚に近い』という感じになったとのこと。そして,ここが大事 ➡『独りよがりの自己満足に終わらないよう,自分の心の声に耳を傾け』を,ぜひ大切になさっていただけたらと思います。
いよいよ明日からは,香川県の「涅槃の道場」に入るのですね。
涅槃とは,煩悩の火を消し,智慧が完成し,一切の悩みや束縛から脱した,円満・安楽の境地のことだそうですね。う~,楽しみにしております。
がんばってください!
昔々、参勤交代にも使われていた土佐街道を歩くなんてロマンを感じますが、勾配のキツい登り下りと体温を奪う冷たい空気とはなんともご苦労な一日でした。
そんな中、黙々と歩くお遍路さんを勇気づけてくれた可愛い女の子からの「お遍路さ〜ん」の呼びかけでしたね。
この一声で勇気凛々、元気100倍で歩き通されたことが素晴らしいです。
この小さな子供からの呼びかけをおせったいと受け止め、素直に感謝できることが、お遍路さんが無垢な心で歩いている証ではないでしょうか。
「白衣は産着」やっぱりその通りでした。
「目の前の一歩を大切にして歩き続け、独りよがりの自己満足に終わらないよう、自分の心の声に耳を傾け、より自分らしい生き方を模索しながら遍路道を歩き続けます」
お遍路を続けてきてこの心境に至ったことには特別な説得力を感じます。
きっと出立前とは全ての細胞が生まれ変わっているでしょうから、外見は変わっていなくとも、今はもう新たな自分を磨き初めているのですね。
明日から香川県「涅槃の道場」に突入、また素敵な景色を私にも見せてください。
楽しみにしています。