菅笠の雨音と金剛杖のコツコツ(3月26日14日目)

高低差のほとんどない海沿いを雨の中ひたすら歩く一日でした。午前中の雨は、天気予報と異なり本降りで、またしても靴は濡れてしまい靴下を交換して急場をしのぎました。午前中は、国道とほぼは並行して整備されている、防波上部や管理道路使ったサイクリングロードを歩きました。国道から離れているので、聴こえるのは波の音、菅笠にあたる雨音そして金剛杖のコツコツという音だけです。今日も一日自然の音に包まれました。

芝居絵屏風で絵金歌舞伎が演じられる芝居小屋「弁天座」

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

菅笠の雨音と金剛杖のコツコツ(3月26日14日目)” に対して4件のコメントがあります。

  1. ハチドリ より:

    14日目もお疲れ様でした。

    またしても靴は濡れてしまい靴下を交換しましたか…。
    濡れた靴下と聞くと,先生がお遍路に行かれる前にプチ壮行会をしたメンバーで「洗濯はどうするのか?」と話題になりましたが,その時「靴下はリュックの脇にかけてブラブラさせながら歩いたら乾くんじゃない?」というアイデアが出ました。でも,今日も雨なので靴下はしまってひたすら歩くしかありませんでしたね。

    「土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線」の車両にやなせたかし氏のオリジナルキャラクターがカラフルに描かれているのですね?アンパンマンはとってもやさしい心の持ち主で正義のヒーロー!自分では天才科学者と思っているけど変なものばかり作ってしまうバイキンマン!いつかその電車に乗ってみたいな~と思いますが,それよりもやっぱり,急に機械音が飛び込んできて見える,カラフルな車両に私も思いきり手を振りたいなと思います。

    何度か歩きお遍路をなさった方であれば,2週間くらいで20㌔歩いても平気になるのかもしれませんが,先生は初めての歩きお遍路さんです。時間的に可能だったは言え,阿部さんも書かれていたように,20㌔を歩いてヘトヘトだったはずなのに,明日朝一番で参拝を予定していた28番札所にも行ったのはすごいな~と思いました。そこの奥には『弘法大師が爪で彫ったとされる薬師如来・爪彫薬師の霊木』が安置されているとのこと。先生,弘法大師様は彫刻刀のような爪をお持ちだったのかもしれませんよ。それより,この霊木のご利益で病気が平癒した人は「穴の空いた石」を奉納するのが習わしとなっているそうですが,私は穴の空いた石を見つけるほうが「タイヘンださ~」と思いました(^^;)

    では,明日15日めも頑張ってください。お天気よくなるといいですね。

  2. スマイル より:

    雨の中のお遍路は、晴れた人はまた違った風情が感慨があることが文章から伝わってきました。考えてみれば、普段の暮らしの中で耳から入ってくる音に神経を集中するということは音楽を聴く以外ではあまりないかもしれません。でも、きっと「耳」は「もっと私を使って楽しんで」と言っているようにも思います。そんなことを考えました。
    最後の一文「無理な言い訳はしないで素直になりましょう御大師様。」という言葉が秀逸です。素直であって、流れに逆らっていない時、人はとっても清々しくのびのびといられるように思います。そうありたいです。

  3. 阿部 優 より:

    14日目、おつかれさまでした。

    観光列車に乗っていて、雨の中を歩くお遍路さんから手を振られたら感動すること間違いなし。町おこしにも協力しながら修行もしてしまう本間さんは流石です。

    20キロを超えて苦しかったはずなのに、3キロ先の28番札所まで行こうと思えたのは体力が付いている証拠ですね。最近、自分と対話する時間が少ないように感じているので、雨もしくは歩きを利用してみようと思いました。自分と深く対話することで、他人との関わりにも良い影響があると教わったような教わってないような気がする。

    本日もありがとうございました。

    1. 阿部 優 より:

      初めての試み。自分に返信してみます。

      1月13日にお施主様の家へ遊びにいった帰り、自分と対話するため自宅まで歩いてみました。時間にして45分、距離にして4キロちょっとです。結果、いろいろと対話しようとするんですが、足の裏が痛いなあとか、寒くて耳が冷たいなとか雑念が凄すぎて対話になりませんでした。1日4キロでは1300キロ歩くには、325日もかかるのか。改めて本間さんの凄味を感じるいい機会となりました。きっかけをありがとうございました。

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