四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月23日42日目)

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行程等基本データ

□月日:令和5年4月23日(42日目)

□天気:午前☀/午後☀

□歩いた時間 8時間30分/日

(7時10分宿発~15時40分着)

□巡拝寺院 寺巡拝

(番札所〜番札所)

□歩いた距離:25.3㎞ 

□平均速度3.0㎞/h

□高低差:154m

     5m↔159m 

□行程の特徴 宿を出てから1時間程は国道11号線を歩き、関の戸峠(159m)を越えてから遍路道に入り、以降は、生活道路となっている遍路道を歩きました。この遍路道は、センターラインのない、車がすれ違う時は、いったん止まって、徐行しながらすれ違うという、道幅はさして広くない舗装道路でした。この為、生活感のある中を歩きました。今日は日曜日で天気も良かったからかも知れませんが、とてものどかな感じの中を歩きました。

  

□本日の行程地形(時間軸×標高)

若干登りますがほぼ平坦な道

心身の状態・特記事項(感想)

□身体的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○

昨日に続き、今日もゆっくり歩きました。距離も25kmと程々の距離で、落ち着いて歩けました。

精神的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○  

距離が短いと、とても気が楽くです。午後3時過ぎくらいに宿に入れると、身体のメンテナンスや洗濯が出来ます。今日は、3時を少し回っての時間で着いたので、足首を冷やしたりする時間が取れてとても助かります。

□受けた「おせったい」 

夏みかん たわわに実っていたミカンを収穫していた方が、「持っていって!」って、収穫したばかりのミカンを下さいました。

一つくらいと思っていたら、袋にどんどん入れるので、「あ、もう十分です」と言ったのですが、それでも大きな夏みかんを5個頂きました。納め札をお渡ししたら「仙台ですか、兄が2年ほど前まで仙台で仕事していました」とのことでした。

□特記事項(感想) 遍路道は、山岳部と平地部では、違いが有るように感じます。

山岳部は、修行の場所となっていることが多く、石仏が多く建立されていますし、墓碑を見ることも少なくありません。一口で言い表わせば、「祈りの遍路道」と言えます。

一方の平地部では、弘法大師空海の様々な法力や住民との関わりに関する逸話が伝えられています。これは「伝道の遍路道」と言えます。

遍路道には、このように、1200年の歴史が刻み込まれています。これが、地元の方々に依って今に伝えられています。

こうした、長い地道な人々の努力は、信仰だけではなく、郷土の歴史を後世に残したい、繋げたいという想いの積み重ねです。私は、今、その長い努力の足跡を辿っています。有り難いことです。

 

□明日の行程の留意点 宿を出ると程なく、4キロ程ひたすら登り、標高500mの所にある65番札所三角寺を参拝し、長い下り坂を経て再度境目峠を越えるという、二つの山越えの有る行程です。距離は短いのですがハードな一日になります。

峠越え二つ

印象に残る写真

現在地
遍路小屋
多くの方が納め札を貼り付けていました
微笑ましい法力
惜しい!
お昼休憩時には足の蒸れを乾かします

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(4月23日42日目)” に対して5件のコメントがあります。

  1. いくこ より:

    先生、デコポンをご馳走さまでした。あんなに味の濃いものは初めて頂いたと思います。
    カフェに来て頂いた方はもちろん、いつも野菜を提供して頂いている方にもお福分け出来て嬉しく思いました。
    遍路小屋、ごみ入れも設置されてストーブなども配慮されている様子、地域の方々の在り様を思いうかべています。誰かを思って手をかける場所があるのは幸せなことですね。町内会館も、遍路小屋のように人を想う場所なのだと思い至りました。

    今日はアップダウンの道、どうか安全に歩かれますように。

  2. スマイル より:

    最後に『私は、今、その長い努力の足跡を辿っています。有り難いことです。』という言葉がありました。最初は歩くことで精いっぱい、慣れることで精いっぱいだった旅路も、そこに住む人たちの祈りや息吹を感じ取って、感謝しながら進める旅路へと変わってきていることが、「歩きお遍路の意味」を教えてくれているように感じます。
    今日は43日目の行程を歩いていらっしゃることと思います。残りの旅路もご加護があらんことをお祈りしています。

  3. ハチドリ より:

    おはようございます。
    日曜日、お天気もよくてのどかな感じのところを歩けたとのこと、良かったです。
    そのテーピングした痛々しい足を見ると、少しでも冷やして休む時間をとって欲しいなと思います。

    三度栗大師のお話、いいですね。
    香川に栗林公園がありますが、そこも弘法大師様と関係があるのでしょうか🌰

    昨夜、こちらは真っ黒い夜空に三日月と星のとても美しいコラボが見れました。先生の宿からも見えるかな~と思ったりしましたよ。

    今日は距離は短いけど、山越えが2つとハードなようです。どうかお気をつけて行ってらっしゃいませ。

  4. 鈴虫 より:

    遍路小屋の壁いっぱいに貼られた納め札は圧巻です。
    25回以上参拝した人が持てる銀色に、50回以上の金色も見えます。白色の自分の納め札をそこに並べさせていただくだけでも嬉しく有り難いのに、色つきの納め札を貼り付ける有り難さはいかばかりかとおもいをはせています。

    今日は65番札所三角寺でゆっくりと読経出来るといいですね。

  5. 佐藤友子 より:

    こんばんは。
    いつもご指導を頂きましてありがとうございます。
    本間先生、お遍路の旅の最中だったのですね。
    完熟の甘いデコポンご馳走様でした🙇‍♀️
    いま初めてホームページのドアをノックしました。
    盛り沢山の先生の記事をこれから少しずつ読ませていただきます。
     足を休ませている写真、感慨深く感動です🥲。
    どうぞ、足に耳を傾けながら、最高の旅になりますようお祈り申し上げます。

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