四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(3月17日5日目)

行程等基本データ

□月日:令和5年3月18日(6日目)

□天気:午前☔/午後☔☁

□歩いた時間 9時間00分/日

(6時50宿発~15時50分着)

□巡拝寺院:2寺巡拝

(18番札所~19番札所)

□歩いた距離:27.6㎞ 

□平均速度:3.0㎞/h

□高低差:77m

     1m↔78m 

□行程の特徴 19日の遍路転がし(二つに山越え)に備えて、軽めの行程の2日目です。平坦な道と踏んでいました。また、遍路道を積極的に選んで行きました。   

19番札所立江寺は、平坦という事前の地図情報でしたが、古からのお遍路道があると言うのでそれを選んだところ、何とも急峻な遍路道でした。

また、それ以降宿までの道は、国道が一般的らしかったのですが、「櫛渕信念道」と名付けられた古い遍路道があったので、それを選んだら、これもアップダウンの繰り返しでした。

出来るだけ、遍路道を歩きたいと思っていたので、仕方ないのですが、5km以上長くなり時間も約一時間多くなってしました。更に、明日の為に、携行食品やポカリスエットなど事前に購入してザックに詰め込んでいたので、とても重くなってしまいました。

このため、骨休みの行程のはずが、全くそうはならず、明日の遍路ころがしに不安があります。

古からのお遍路道には、「義経ドリームロード」と名付けられた場所も有りました。ドリームか〜って感じながら歩きました。地方創生事業で整備していたようですが、何かネーミングが違うように感じました。

午前中は、国道を歩く時間が多くて、後半は遍路道。国道等は、高低差はあまりないように設計されて整備されているので、高低差に」よる負担は少ないのですが、舗装(アスファルト舗装)は道路が足を突き上げるような感じになり、足の裏や膝に効いてしまいます。

一方の遍路道は、緩やかと急峻が、その土地の地形に合わせて現れてきます。足には優しいのですが、心肺機能には負荷が大きい道となっています。どちらを選んでも一長一短。ならばやはり、大変かも知れませんが遍路道になります。

□本日の行程地形(時間軸×標高)

実際に歩いた遍路道はもっと起伏大

心身の状態・特記事項(感想)

□身体的状態

 ○  ◇  ○  ○  ○  

前日が早めに宿に入れたので、休養十分歩き出せました。朝から雨で外気温も最高気温が15度という寒い一日でした。歩いているときはいいのですが、止まると寒く感じます。このため一日中ポンチョを被って歩きました。デザインが、カッコいいのですが、菅笠姿には馴染まない感じです。当初予定の骨休みとはなりませんでしたが、20km以降はやはり大変でしたが、バテバテとはなりませんでした。

精神的状態

 ○  ○  ◇  ○  ○  

国道等は、ひたすら淡々と歩くだけで距離をかせぐだけの歩きになりました。このため、前日に書いたように御真言を唱えながら歩いたので気持ちの起伏はありませんでした。

□受けた「おせったい」

・外国の方から「おだいじに」と挨拶を頂く。ベンチが隣だったので、その方が、リックを背負ってあるき出そうとしてので「おきをつけて」と言ったら、このように笑顔で返された。

□特記事項(感想)

今日は、遍路道も現在の道路の違いを様々な視点で考えて見ました。

先人は、時間に対する考え方や後世に伝える意識に大きな違いが有るように思います。現在は、新しいことに価値を見出し、短いスパンで変えていく。それを成長と考えているようです。

ヨーロッパ等も、歴史わ大切にして、変えないことに価値を見出していると聞きます。

江戸時代の人達は、1200年前のことを大切にして、大変な労力を投下して、遍路道を成美しています。その資産を21世紀の私が使っている。私達は、後世の為にどのような投資をしているのだろうか。

 

□明日の行程の留意点 いよいよ、ここを超えられるのは5割のお遍路さんだけと言う、遍路ころがしが二つ続く難所です。距離も21kmと長く、高度と距離の二つ面でキツイ行程となります。気温は10度とかなり低いのですが、天気は晴れそうです。

何とかして越えたい!

印象に残る写真・感想(特記事項)

お遍路道に残る江戸時代の道標
19番立江寺に向うお遍路道
竹林を通る遍路道
義経ドリームロード
義経との関りの由来
遍路小屋で休憩を取る
桜祭りがあるらしい
立江寺

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(3月17日5日目)” に対して4件のコメントがあります。

  1. 浪平 より:

    舗装された道路、昔からの道路、どちらにも長所短所があるようで、、。その道を歩いていくことで人生を辿れるように感じます。
    まだこれからが大変なのだと思います。体調には充分気をつけてください。

    これからの道中、頑張ってください❗️

  2. スマイル より:

    お写真は「お遍路道」という感じで、見る人も景色や風を感じられるようです。遍路小屋の写真には、お守りが張り付けられた地図も。そのような目に見えるお守りだけでなく、ご家族のみなさんやホームページを通して見守っている方達の応援も確かな「お守り」として本間先生を包んでいると思います。ですから、今日の「遍路転がし」も無事に歩き切ることができると思います。
    今頃、登っているところかしら・・・ご加護お祈りいたします。

  3. ハチドリ より:

    外国のかたからの「おだいじに」と言う言葉、私たちが使う「おだいじに」と同じなのだろうかと気になりました。

    『「お大事に」は英語で「take care」となり、「気をつけて」のニュアンスにも近く、「お大事に+気をつけて」という風に捉えるのが良い』とありました。

    『「Take care」には「お世話をする」という意味もあり、「take care of youself」のように対象を付け加えることで「あなたのお世話をしてくださいね」=「ご自愛ください」というような意味にもなる』そうです。

    とても素敵な言葉をいただきましたね。

    明日は第一関門とのことですが、何とかしても越えられます!
    きっと大丈夫!!

    そう、カッコいいポンチョ姿?見たかったです。明日は気温は低くても晴れるようで良かったです。

    頑張ってください。

  4. 鈴虫 より:

    雨と寒さの中ではお遍路さんは体力の消耗が激しかったのではないでしょうか。
    お疲れさまでした。
    明日はこの先を占う節目の行程と、こちらまでピッと背筋が伸びる気持ちになっています。

    ちょうど春彼岸の最中に難しい行程が巡ってくることも、なにかに導かれているのかもしれません。
    ご両親への供養を全身全霊でおこなえる、又とない機会ではないでしょうか。
    お母様が目を細めて見守ってくださるに違いありません。

    どうか無事に乗り越えられますように。
    応援しています。

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