今週の一枚(登校を見守る巨人)
小学生が連れ立って登校する姿は、なかなか目にすることが少なくなってきました。何か、校区内で事件が起きた時などだけ、「集団登校、集団下校」等の言葉を聞くだけです。たまに、他県に行ったときなどに、子ども達が列を成して歩いているのを見ると、うらやましくなります。
我が孫も、毎朝一人登校です。近所に一緒に登校する子どもはいません。単に、子どもが数が少なくなっているだけではないような気もします。
内心、思っていてもなかなか口に出せずにいることがあります。それは、時間に余裕のある高齢者が、子どもが登校する時間に合わせて、自宅の前に出て「いってらっしゃい」と声を掛けることです。きっと、子ども単位で見れば、学校に着くまでに数人の地域の方々から声を掛けてもらえることになると思います。
高齢者にしてみれば、わずか15分程度の時間に、自宅の前を登校する小中学生に声を掛ける機会を持つことで、朝日を全身に浴びて新鮮な空気をいっぱし吸うことが出来ます。きっと、幸せホルモンであるセロトニンもいっぱい出ることでしょう。
わずか15分程度の「おせっかい」は、高齢者と子ども達に笑顔を引き出し、何となく気持ちの清々しい朝を迎えることが出来るように思います。こうした、細やかな、だれにでもできることを重ねることは、肩肘をはらない当たり前の振る舞いが、安心・安全の地域づくりにつながっていくことを実感できる機会になるように思います。
私は、毎朝、孫に声を掛け、自宅の前を登校する子どもにも声を掛けます。近頃は、子ども達から「おはようございます」の声を聴けるようになりました。彼らは、きっと何か不穏なことが起きた時には、私の家に駆け込んでくれるでしょう。
朝、子供たちに「おはよう」の声がけをするのっていいですね。子供だけではなく、大人も挨拶を交わすことは本当に気持ちのよいものです。
先日、今度住む家から歩いて行ける距離の所に美味しいお蕎麦やさんがあることを知り、主人と二人で食べに行きました。帰りものんびり歩いて来たのですが、突然後ろから「こんにちはー!」と知らない高校生くらいの男の子が元気に私たちに声をかけながら、自転車で駆け抜けて行きました🚴
二人してびっくりしてしまったけど、「こんにちは」のあと、思わず「ありがとう~😆💞」と言ってしまいました。なんていいところなんだろうとスキップしたい気分で帰りました。
挨拶は絶対に心のビタミン剤になりますよね。子供たちには特にたくさんあげたいなと思います。