新緑に染まる定禅寺通りで『仙台・青葉祭り』
新緑に染まる定禅寺通りで行われた、第38回「仙台・青葉祭り」。仙台藩祖伊達政宗他勇壮な甲冑姿の武将隊、火縄銃演舞、すすめ踊り、朗々と響く木遣りに先導される山鉾。5月14日、15日の定禅寺通りは、江戸時代にタイムスリップしました。
仙台・青葉祭りは、コロナ禍にあって3年ぶりに開催されました。私が行ったのは二日目15日の本祭り。前日14日の宵祭りを含む人では、43万3千人で主催者予測の14万3千人を大きく上回ったようです。
12時過ぎに勾当台公園地下鉄駅を出と直ぐに、花火のような音がするのでそちらに方に行って見ると、伊達古式火縄銃演武が行われていました。火縄銃の演武は、だいぶ前に連休中に旧花山村(現栗原市花山)で行われたものを見たことがありました。空砲とは言え、銃火とたちこめる硝煙、ただよう火薬の臭い、なかなかの迫力です。
武者行列は、仙台藩祖伊達政宗に扮した伊達家18代当主が白馬に騎乗して率いています。甲冑姿の武将隊は、人数制限の為か少なめでしたが、往時をしのばせるには十分であったように思います。私が一番良かったのは「木遣りです」。木遣りは、重い木や石を大勢で運ぶ際、息をあわせるために唄ったもの。江戸時代では、町火消しの鳶たちのたしなみとして発展し、棟上や祝儀、また祭礼などの練り唄に転用されるに至り、江戸独特の木遣り唄が生まれたといわれているそうです。年配の方々が、朗々と唄う木遣りはなかなかのものです。
青葉祭りの起源は、藩政時代の1655(明暦元)年に始まった東照宮(仙台市青葉区)の祭礼「仙台祭」といわれています。山鉾が城下を練り歩く行事は、明治時代に仙台藩祖伊達政宗を祭る青葉神社(仙台市青葉区)の例祭に受け継がれ、政宗の命日5月24日に「青葉まつり」として執り行われるようになりました。一時の中断を経て1985(昭和60)年に復活し現在では、仙台を代表するお祭りになっています。
写真は、アマチュア無線の交信証(QSL Card)に使います。仙台の四季シリーズ5月分は「仙台・青葉祭り」です。これを交信証として配り、仙台を紹介したいと思っています。
杜の都仙台とはよく言いましたよね。
とても美しく躍動感があり、QSL Cardでこの時期の仙台を紹介するのには持ってこいの写真だと思います。