走らない大運動会(南三陸町社会福祉協議会)
10月19日(火)南三陸町社会福祉協議会イベント実行委員会が中心になり「走らない大運動会!」が開催されました。今年で5周年ということでミニ運動会を大運動会に変更しています。ちびっ子から高校生、地域の大人たちまで総勢187名が一緒になって楽しい時間を過ごしています。コロナ対策も万全、チーム編成はマスクで色分け。除菌リレーやディスタンスボールリレーなどアイディア溢れる競技に会場は笑いの渦に包まれました!
住民を主役にしつつ、様々な下準備に奔走している南三陸町社協の高橋係長は、『地域のゆるやかなつながりは平時から♡ですね』と、語っています。地域福祉は特別なことではないこと、平時からの関係づくりが基盤であることを、この言葉は現しています。素晴らしい考え方です。
走らない大運動会の前身は走らないミニ運動会です。また、本格実施するに際しては、新たな地域づくりについて住民がいっぱい議論しています。その過程で、議論するだけではなく、自分たちが考えた事業がどの様になるのか実際にやってみようということで、2017(平成29)年10月に走らない運動会を始めとする三つの事業が試行されています。その結果を下にして翌年から本格的に恒例事業として行われています。
これらの事業は、被災地南三陸町を住民自身が元気にしています。更に特徴的なのは、事業は町民を代表者にする実行委員会形成で行われています。社会福祉協議会は、その委員会をバックアップしています。この様に、住民、地域団体及び社会福祉協議会が密接に協働して事業が進められているのです。あの壊滅的被害を受けた南三陸町で早い段階から、この様な形で住民主体の事業が進められているのです。なかなか出来ることではありません。大いに称賛されて然るべき取り組みだと思っています。
前置きはこれだけにして、当日(10月19日)の様子をご覧下さい。参考まで2017(平成29)年に行われた試行事業を添付しています。そちらもご覧下さい(中段下)。
まさに、タイムリーなコメントをありがとうございます!映画「人生フルーツ」本当に素晴らしい映画で、私たちNaritaマルシェでも自主上映させていただきました。
『人生は、だんだん美しくなる』というテーマで、90歳と87歳のご夫婦の暮らしを2年間追ったドキュメンタリーです。
今度「富谷ユネスコ協会」でも上映することになりました。12月11日(土)10時~富谷市成田公民館にて。ユネスコ協会のホームページから申し込みできますので、このコメントを読んでくださった方達に本間先生のコメントがどんな場面なのか(私も最も感動した場面のひとつ)確かめていただけたら嬉しいです。
入場料は無料です。駐車場もあります。皆様のお越しを心よりお待ちしています。
富谷ユネスコ協会ホームページ https://www.tomiya-unesco-association.org/
私のコメントは、「いつ出番がきても大丈夫と言えるように準備していなさい」というエールというより、先生にたくさんの出番があり、それぞれの地域がより良いものとなりますように・・・という祈り、ととらえていただければ、と思います。
映画の宣伝もしてしまいました。先生のホームページが、そのような交流の場となることも願っていらっしゃるのでは、と思いまして・・・
これからもよろしくお願いいたします。
Naritaマルシェ様
南三陸町民そして南三陸町社協の振る舞いを深くご理解頂き大変有り難うございます。とても嬉しいです。コメントにあるように、ちまたに溢れる言葉だけの「住民主体」ではなく、南三陸町の方々は、住民主体の姿を、もっと言えば自分たちの想いを、あのような形で問いかけています。そして様々な実践を重ねながら日々進化しています。
私の望みは、この様な振る舞いや想いが、南三陸町地域社会の「文化」になることです。「そんなの、あたりまえだよ!」っていう言葉を聴けるようになりたいと思っています。文化は、もっと日常的な言葉に言い換えれば、その場の空気感とも言えます。南三陸町らしいな~。こうなってもらいたいです。
加えて、「いつ出番がきても大丈夫」と言えるように準備していなさいという、私へのエール有り難うございます。この言葉を聞いて、映画『人生フルーツ』の一場面を思い出しました。主人公の建築家津幡修一さんは、いつ仕事の依頼が来ても良いように、常に設計に必要な道具をきちんと揃えていました。なかなかお話しは来なかったのですが、最晩年にある病院の設計を相談されました。その時は、改めて準備するのではなく、早速仕事に取りかかれています。こんな場面をとても印象深く記憶していました。
私も、いつ来るか分からないご依頼でも、常に即応できるように備えて、勉強を怠らないようにしたいと思います。いつも、応援を有り難うございます。
なんと楽しそうなのでしょうか!小さな子どもたちから、豊かに歳を重ねられた方達まで、一体となって参加し、笑い、共にある喜びを分かち合っている・・・その様子に心が温まると同時に、こみあげてくるものがありました。
「住民主体」という言葉はよく耳にしますが、そしてそれは基本中の基本だと思いますが、それが「あたりまえ」になっている地域はいったいどれくらいあるでしょうか?南三陸社協のみなさんはじめ、どんな時も「住民主体」「我が町」という気持ちがしっかり心に刻み付けられていなければ実現できないこと、と感じます。
同時に、その大切さを全身全霊で伝え、伝えるだけでなく共にその場に寄り添い過ごしてくれる存在なくしては難しいこととも思います。震災後、すぐに南三陸に行き、3年間もの間(最初はテントに寝袋で過ごしながら)心を尽くされた本間先生の存在がこの土台にあるということを、映像を見ながらあらためて感じていました。
南三陸町のような地域が増えていくことを心から願うと同時に、求めがあればぜひ本間先生にその地域にかけつけていただきたいと願っています。
そのためにも、どうぞお体に気を付けて「いつ出番がきても大丈夫」にしていてください。私たち成田も、これからもいろいろ助けていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。