学校の決断には頭が下がります
コロナ禍にあっても生徒の学びの機会を途絶えさせないようにしたいと、成田中学校で計画が進められている、防災活動に関する打合せに行ってきました。先生方の部活動指導などが一段落する時間からということで、午後五時から校長室で行われました。
今日の打合せは、社協さんが行う講義の前提となる、コロナ禍で一ヶ所に集まることのできる人数及び講義時間・講義場所の確認でした。学校では、人が一ヶ所に集まる人数をコントロールし、三密になる環境を徹底的に排除し、生徒の安全確保を最優先にしています。運動会の開催等も含め、外部から学校へ入る人数を制限するなど、様々な対策を敷いていました。
こうした中にあって、防災活動を行いたいとう学校の姿勢には頭が下がります。平成27年度から始まった「成田中学校防災活動」は平成元年までの五年間行われて来ました。それが、コロナ禍になって中止を余儀なくされ、昨年は全く何も活動できませんでした。
成田中学校の生徒は、現在の3年生が1年生の時に活動を体験しています。しかし、1,2年生は全く経験が無く、このままでは、貴重な学びの機会が途絶えてしまうという危機感が先生方を動かし、今回の防災学習活動計画となりました。
地元社協さんは、どの様な内容にすれば生徒の学びに貢献できるのか、いっぱい考えてきていました。避難所の設営のやりた方や普段からできる備えとしてのローリングストック等々、彼らの持っている知識がいっぱい詰まったプレゼン案を持参していました。労をいとわず、「これは地元社会福祉協議会の役割です」と言い切る社協事務局次長は素晴らしい。若い二人の地域福祉係員も積極的でとても頼もしく感じました。
学校の活動を地域の人々、地域の社会資源が支える。これは、私の理想とする地域福祉・地域づくりの姿そのものです。成田中学校ささえ隊コーディネータは、新たに「成田中学校防災活動応援プロジェクト」を立ち上げ、中学校の教育に対する想いを応援応援する。このような取り組みに一枚加われることをとても嬉しく思っています。
6月25日は事前学習、7月2日は体験学習。この様な日程で進む予定です。私も、皆さんの想いを支えられるよう精一杯頑張らせて頂きます。