『四国八十八ヶ寺歩きお遍路』記念日
2023(令和5)3月13日、正にこの時間(朝7時)、1番札所霊山寺を皮切りに早春の四国路をお遍路し始めました。あの時から、丸2年が経ちました。四国八十八ヶ寺歩きお遍路は、既に過去のこととなっていますが、お陰様で、当時のことをお話ししてもらいたいとのご依頼を頂き、昨年中に何度かお話しをさせて頂きました。更に、新年度に入ってからも、その様な機会を頂き大変嬉しく思っています。このような機会を設けて下さったOOCの皆様には感謝の言葉が見つかりません。有り難うございました。
また、この経験をせっかくなので残してみてはどうかとの助言を頂き、その気になって進めている一大事業も、締め切りに追われながらも何とかかじりつています。いつか、皆様にご報告できる時が来ることを私自身も願っています。
今振り返ると、なかなか出来ることでは無かったのかも知れないと思っています。よく帰れたなって今は思います。これも皆様のお陰です。有り難うございました。お礼を兼ねてのご報告でした。
徳島県(阿波の国)「発心の道場」
徳島県(阿波の国)は「発心の道場」と言われ、仏の道に入ることを決意する門です。お遍路を決意し、1番札所霊山寺で発願し、お大師様の足跡を辿る長い修行の旅を始めます。1番札所霊山寺から23番札所薬王寺までの23霊場、約200キロを8日間かけてお遍路します。
拝礼作法が身についていない(3月13日初日)
朝5時、事前にセットしていたCeline DionのThe Power Of Loveが携帯電話から聞こえてきました。四国八十八ヶ寺歩きお遍路の初日です。厚い雲の下で木立が大きく揺れていますが、雨は降っていません。雨男としては、さい先の良い朝です。1番札霊山寺から6番札所安楽寺までの6霊場を巡拝します。
朝7時を少し過ぎて、四国八十八ヶ寺歩きお遍路の第一歩を踏み出しました。1番札竺和山一乗院霊山寺(ようぜんじ)は、本堂が灯籠で埋め尽くされ、荘厳な雰囲気を漂わせています。札所での作法は、事前に憶えていたつもりでしが、頭か真っ白になり飛んでしまっています。ここから始まるんだと高ぶる気持ちを感じながら、御朱印の墨が乾くのを待ちました。
御朱印帳を頭陀袋に入れ、境内を散策することなく、次の札所に向かいます。歩きお遍路には必須と言われている、「四国遍路ひとり歩き同行二人」 本堂天井を飾る灯籠
(へんろみち保存協会編)という、遍路道や距離数が記載されている図書を手にし、遍路道の電柱や道路のガードレールに張られてる矢印を探しながら歩きます。(つづく)
