四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(3月14日2日目)

行程等基本データ

□月日:令和5年3月14日(2日目)

□天気:午前☀/午後☀

□歩いた時間:08時間50分/日

(6時50宿発~15時40分着)

□巡拝寺院:4寺巡拝

(8番札所~11番札所)

□歩いた距離:24.6㎞ 

□平均速度:3.0㎞/h

□高低差:132m

     18m↔150m 

□行程の特徴:2日目なので、距離は20kmを超えています(24.6km)。10番札所切幡寺迄の緩い上りが、少しだけ体が重いような感じになり、少しだけ息を切らしました。これ以外は、息を切らせて歩くような場面はありませんでした。でも、20kmを超える距離は、疲労感が全然違うように感じます。私の今の体力では20kmが、疲労感の視点では分かれ目のようです。吉野川堤防を歩いていたときは、天気も良かったので、歩き遍路らしいいい感じでした。

今日もチョットしたアクシデントが有りました。私が歩き遍路で歩いたら絵になると思っていたところが、通行禁止になっており、とても残念でした。それは、吉野川に架けてある潜水橋(潜り橋)です。残念なことは更にあり、ここを通れないので遠回りになってしまったのです。このため、2km長くなり、疲れている時のこの距離は、本当にめげます。

□本日の行程地形(時間軸×標高)

心身の状態・特記事項(感想)

□身体的状態

 ○  ◇  ○  ○  ○  

まだまだ身体が慣れていません。なので、20km程度でもヘトヘトになります。昨日の歩き方を修正して、時々休みを入れるようにしたので、前半はいい感じに歩けました。でも、20km付近から疲労感が突然やってくる感じで、足の運びが重くなり歩幅も狭くなります。身体な慣れていないからなのか、これが現在の体力レベルなのかは、もう少し歩いてみないとわかりません。ただ、練習していた時も、20km地点が疲れ方の分かれ道だったので、これが今のレベルなのかもしれません。これから、30km歩く日日が結構あるので、私にとっての「難所」は、高度よりの距離の長さなのです。

体力の無さは、歩くリズムを一定にして、できるだけ負担の少ない歩き方で乗り越えようと思っています。

精神的状態

 ○  ○  ◇  ○  

道をさがしながら歩くハラハラドキドキは依然として変わりません。そこは諦めて、できるだけ立ち止まったり、教えてもらったりして歩くしかないと思い始めています。

地図とナビから聞こえるアナウンスを頼りに歩いていることは変わりません。多分、このままこのような状態で進むのではないかと思います。

□受けた「おせったい」

・子どもからの挨拶 交差点で停まっていた車の中から「おはようございます」と、可愛い声が聞こえました。若いお母さんに幼稚園にでも送ってもらう途中なのかもしれません。とても嬉しかったです。

・道案内 遍路道が通行止めになってキョロしていたら軽トラが 止まってくれて、教えてくれました。お礼に納め札を渡すと「俺と同年だね!」と。仙台市から来ているのご分かると、遠くから有り難うって言われ、これにもとても嬉しかったです。

・疲れて土手に座り込んでいたら、「後ろ姿写真にとっていいですか」って声をかけられました。写真が趣味で、土手に感じる春を撮りに来て、お遍路さんと春来るのイメージを感じ、カメラを向けたようです。たまたま通りすがった歩きお遍路さんと三人でしばしお話しをしました。後日写真を送ってくれるそうで、とても楽しみです。

□特記事項(感想) 今日も長距離歩くことに慣れていなくて疲労困憊の一日でした。参拝の作法は少しは出来るようになった感があります。なんとか、余裕を持って巡拝したいのですが、まだまだのようです。

□明日の行程の留意点 三日目にして訪れる最初で最大の難所12番札所焼山寺に挑みます。一方、1200年の悠久の歴史を今に留めるお遍路道でもあります。苦しさのかなに、当時の人々と同じ体験をしてきたいと思っています。

□明日の行程地形図

最初で最大の難所12番札所焼山寺

印象に残る写真・感想(特記事項)

国道を歩く私
歩きお遍路お休み処
11番札所藤井寺

道路の案内表示で気づいたことがあります。道路に表示されている様々な案内表示は自動車を想定しているので、表示の位置がだいぶ前に設置されているのです。今回、歩いていると、諸表示で曲がろうとしたりすると間違った道に入ってしまうことがしばしば有りました。歩いている視点で案内表示を見るとだいぶ先を示していることに気づきました。様々なことが自動車社会仕様になっていることを歩きお遍路で気付かされました。

皆様からの感想・ご意見などをお待ちしています。

四国八十八ヶ寺歩きお遍路巡礼紀行(3月14日2日目)” に対して4件のコメントがあります。

  1. スマイル より:

    「歩きお遍路お休み処」ののどかな風景にほっこり。こうしてお遍路さんへの心づくしがあるところは、自然と優しさが育まれるのではないか、と思いながら、なんだか胸がいっぱいになるような気持で眺めました。
    今日は最初で最大の難関「遍路転がし」(3回山越え)とのこと。どうかどうか、目に見えるだけでなく、目には見えないたくさんの「おせったい」を受け、無事にお宿に辿り着けますようお祈りしています。

  2. 黒かりんとう より:

    今日は3回山越えの遍路転がしの日ですか?楽しんでくださいと軽々しくは言えませんが、周囲の人とのご縁も感じることができるといいですね。
    お気をつけて行って来て下さい。

  3. ハチドリ より:

    二日目、お疲れ様でした。
    吉野川の潜水橋(潜り橋)が通行止めになっていたのは残念でしたね。
    でも、お子さんからの挨拶、子どもからの挨拶、軽トラさんの道案内、写真を撮ってもらったことなど、素敵なおせったいがあったのは嬉しかったろうなと思います。やはりそちらの皆さんは歩きお遍路の人には自然と声をかける文化があるのかもしれませんね。

    『歩くリズムを一定にして、できるだけ負担の少ない歩き方で乗り越えようと思っています』とのこと!それがいいかと思います。

  4. 鈴虫 より:

    今日は地元の方々とのふれあいもあって良かったですね。

    明日は最初で最大の遍路転がしに挑戦するとは、さぞかし緊張することでしょう。
    でも、昔むかし初めてその道を歩かれたお遍路さんは、そんな難所の情報も無いままに黙々と歩みを進めたことだろうなぁと思うと、先の情報が有るのがいいのか無い方がいいのか考えてしまいますよね。

    明日こそ上手く休憩を取りながら、夕方には無事に感謝で終えられますように。
    先生頑張って〜、応援しています。

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