今週の一枚(朋あり、遠方より来たる、亦た楽しからずや)
子曰く 学びて時にこれを習う、亦た説ばしからずや。朋あり、遠方より来たる、亦た楽しからずや。人知らずして慍(うら)みず、亦た君子ならずや(論語巻一第一学而篇1)。
孔子が言われた。学問を学んで、時おり復習するのは、なんとも心うれしいことである。親しい友達がいて、わざわざ遠くから訪ねてきてくれるのは、何とも楽しいことである。
自分がしっかりしていれば、他人が理解してくれなくても、私は一向に気にしない。これが君子というものではないだろうか。
論語の冒頭を飾る不朽の名句であり、学問と朋友(ほうゆう)が、かけがえのない大切なものであることを高らかに謡っています。
福島県で原発事故被災者支援をしている方々が南三陸町等を視察に来ています。福島県郡山市を出て、東松島市あおい自治会の視察、震災遺構大川小学校、戸倉小学校の児童・教職員が避難した五十鈴神社(ここまでが23日)、結の里での講話及びLSAとの意見交換、3.11震災メモリアル、気仙沼リアスアーク美術館(東日本大震災記録と災害史)(ここまでが24日)、東日本大震災伝承館岩手津波メモリアル、陸前高田災害公営住宅、大船渡災害公営住宅(この間、岩手大学船戸先生と意見交換)、25日夜21時過ぎに郡山着。二泊三日の過密スケジュールでの視察です。私は、震災遺構大川小学校から結の里まで、一泊二日同行しています。
現在行っている被災者支援及びCCSW(市民コミュニティソーシャルワーク)での学びを今後どの様に発展させていくか等々を目的にして「結の里」迄足を運んでくれます。この企画の中心がCCSWの提唱者ダクルス久美さんです。
ダクルスさんは、不断からこの様にして様々な学びの場を積極的につくり、貪欲なまでに社会の様々な課題を直接肌で感じ咀嚼し、市民に寄り添った学びを深めようとしています。そんな姿勢に共感し、少しでもお役に立てればと、この計画に参画しています。
本間先生
今回の旅のたくさんの気づきやレポートを、今年度事業報告書に掲載しましたので、ぜひご覧になってくださいね。
先生の案内と説明があったおかげで、ひとつひとつの場所での出来事の意味が立ち上がって私たちの胸に落とし込まれました。
宿での会話も含め、すべての時間が気づきと学びの時間でした。
貴重で贅沢な時間を本当にありがとうございました!